40年前、まだ始まったばかりのあひるの家で半年間リヤカー八百屋をやっていて、あひる通信人気連載だった『あひるの家の冒険物語』にもたびたび登場していた、北海道富良野麓郷(ろくごう)の阪井くんから、今年も生産者便りが届きました。
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ももんが便り2018
海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ 『石狩晩歌』
緑鳩(アオ)が鳴くから 雨が来ると赤ら顔の 百姓がさわぐ 『百・我晩歌』
姿を見せず遠くから聞こえるアオバト(渡り鳥)が天使のさえずりに聞こえたり、悪魔の叫びに聞こえたり、なかなか身勝手な百姓を続け40年目になりました。
ネイティブの人々はそれぞれ万(よろず)の神々が居て常に敬意を払い生活していますが、そぐわない時にはその神と問答をするそうです。
「尊敬してあなたを信じているのに なんていうことをするのかと・・・」
そんな問答ができる百姓になれるよう、また種を蒔きつづけたいと思います。
長雨・低温・日照不足で食味も心配しましたが、デンプン、糖ものってとてもおいしく育ってくれた野菜達に感謝です。
育った時間を想像しながら味わっていただければ幸いです。
2018 40回目の収穫の秋
富良野 百・我(ももんが) 阪井永典
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元ボクサーにして元あひるスタッフ、有機百姓歴40年の阪井くんの百姓歴はあひるの家40年の歴史とも重なっています。
阪井くんからは【玉ねぎ】【じゃが芋】【南瓜】(全て有機農産物)の直送便がさっそく届いています。来年2月に東京に来るときは、また一緒に飲みましょう!