畑だより ―ハーブスマンと土に戯れる春です―

「香りも味も良くて、品を感じる」と評判なのが、ハーブスマンのドライハーブ(バジル・オレガノ・アイリーミント・草花茶・紫蘇べに茶……)の数々です。
春になったので、ハーブスマンの野菜とハーブの苗がはじまります。
4月8日(月)から5月まで順次入荷してきます。ケール・ミニトマト・青じそ・パクチー・ジャーマンカモミール・スイートバジル・ピーマン・とうがらし・なす・タイム・ペパーミント・レモンバーム・セイジといったラインナップです。畑で育った順番に出てきます。入荷予定表をお渡ししますので、ご注文ください。
ところで、ハーブスマンってどこの誰なのよ?どうしてハーブスマンって名のってんの?ということですが、、、
ハーブスマンは福山君という名で、畑は茨城にあって、住んでいるのは千葉の市川です。
20年程前、ポランの八百屋さんで数年働いていて、ドレッドヘアのボブマーレー(レゲエの神様)の信奉者でした。それから、インドの放浪の旅に出たのでした。
田舎の村を歩いている時、体調が急変して行き倒れてしまったのです。気がつくと農家の土間に寝ていたのです。体調が回復するまで1週間お世話になったのです。
その間、その家の人は草花のお茶や料理を出してくれ(医者や薬屋というものがなかったのです)、苦かったり甘かったり香りが良かったり、食べたり飲んだりしているうちに体に力が漲ってくるのが感じられたのです。
「これは何?」とボディランゲージをまじえて尋くと、手を引いて家の裏の草原に連れていってくれ、一つ一つの草や花を指して頭やお腹や目を手のひらでこするのです。
「ああ、この草がお腹が痛いときにきくのか」とわかりました。
それからも旅を続けたのですが、「日本に帰ったらハーブ作りをやろう」と心に決めたのです。
それが、ぼくがハーブスマンと名のりはじめた体験でした。いつも、あのぼくの命を甦らせてくれた村人とハーブのことを思い出しながら育てています。
と、ハーブスマン福山君からのメッセージです。
温かさもあって、春の野菜が前倒しで育っています。
葉っぱも瑞々しい春大根・菜の花・のらぼう・紅菜苔・春キャベツ、春~夏シフトが本格化してきた南の島々からトマト・キュウリ・ミニトマト・ピーマン・パプリカ・ズッキーニ・にがうり・プチ空豆とにぎやかなラインナップが揃いはじめています。
蓮根・白菜・里芋が終了に向かっています。
果物は柑橘類が豊富で、期待の黄金柑がついに出ました。出始めなのでまだ酸味が残りますが、味が濃いです。ただ、南伊豆の山の中腹に山本剛さんの園地はあるので、ヒヨドリと野猿のベストディナーになっているようで、出荷量は少ないです。
グレープフルーツ・河内晩柑・タンカンは鹿児島・屋久島から、甘夏は熊本から届いています。
天気がいいのでイチゴもおいしいです。
いよいよ春になりました。体を動かして、おいしいものを食べましょう。

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