失われた34日間を取り戻せ!【9/25~19/10/13 阪井くんからの手紙2019】

41年前、あひるの家がまだリヤカー八百屋だったころの仲間で、その後地元富良野に戻り有機農業をはじめた阪井くんから、今年の収穫の秋便りが届きました。

いつもの雪解けから5月初めの長雨で玉ねぎは足踏み状態で一部スロースタート。
その後少雨。5月末に突然の高温。8月中旬までの干ばつ高温。帳尻合わせのように収穫の今、長雨が続いております。人間の都合とはうまくいかないものです。

☆じゃがいも(ゆきつぶら・さやあかね)
早生系で疫病打撲(収穫キズ)に強い品種を やっと見つけたのですか、もう種子として作られていなく自家種で増やし3年目。やっと出荷にこぎつけました。
そうか病の発生が少しあり、仕上がりまで干ばつの影響で伸び遅れ、全体的に小さ目かと思われますが味は抜群にでんぷんがのっています。
晩成のさやあかねは肥大期に雨が間に合って今後に期待!!

☆玉ねぎ(オホーツク222・北のルージュ)
移植が遅れた畑では、タマネギバエの発生で20%くらい6月初めに枯れて消えてしまいました。
マルチ栽培で少ない水分を分かち合い健闘していましたが高温干ばつでのスリップスの大発生で8月始めには真っ白に葉が食害されました。
もう少し太れず、根の部分がとんがったのは、もう少し太りたかった玉葱です。味は濃縮されて甘さと辛さを楽しんでください。

☆南瓜(九重栗・坊ちゃん)
高温干ばつの中意外と頑張って生育的にはよく育って味もデンプンがのって美味しく玉の大きさも1.5キロぐらいで手頃です。坊ちゃんはそこそこの玉付きではと思います。

☆小麦(春よ恋)
播種機の不良(調整不足)で発芽揃いが悪く雑草の発生が多い畑ができたことは大きな反省です。
この小雨の中ではまずまずの収量で味的に期待できる気候だと思います。

10年前衝撃を受けました!
東京日比谷で偶然見たテオ・ヤンセンの作る生命体。なんと今年札幌にやってきました。縁あって家族で見ることができあの時の感動を分かち合えました。
点と点が結ばれ繋がれ、風と太陽と雨などを味方につけ、円を描くように動き出し命が生まれる感動。
そんな農業がやりたいのです。種子を蒔く時点で自然から遠ざかってしまうのが農業の性です。
今年二人目の孫が生まれました。
縁あって色々な人たちと結び、この縁の中で皆様に届けていただき食べて頂きまた私たちに返ってまた種を蒔く。このサイクルに感謝です。

2019年41回目の感謝の秋。

富良野 百・我(ももんが) 阪井

あの頃あんなに若くてかっこよかった阪井くんも(元ボクサー)、2人目の孫が生まれたとのことで、あひるの家もずいぶん長くやってるのだなあとあらためて実感。
阪井くんのカレー畑から間もなく直送で届く【有機じゃが芋】【有機玉ねぎ】【有機南瓜】をよろしくお願いします。

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