(あひるなのに)鳥が苦手。
羽が特にダメ。絵本や図鑑、写真であっても触ると指先からザヮーという感覚が走るのだから、実物を掌にのせるなどとんでもないことだった。
それなのにそれなのに、一昨年読んだ1冊の文庫本がきっかけで、気になる鳥が現れた。
カラスです。『カラスの教科書』のタイトルと表紙イラストに警戒心をとかれたのかもしれない。生々しいイラストは飛ばして読んだ。カラスの種類や習性、鳴き声の聞き分けなど面白く読んだ。
さらに5月には、瑞穂町の『かしこいカラスの本当のひみつ』という講座にまで行ってしまった。映像をみたり、参加者の体験談を聞くうちに、カラスに親しみを感じるほどになってしまった。
道端でカラスを見かけると「ん?ハシブト?ハシボソ?」と首を伸ばし、クァーと聞こえると「なあに?」と応えそうになってしまうほどに。
苦手だったもの(鳥)が1部(カラス)とはいえ苦手でなくなる(好きなわけじゃありません。まだまだ苦手に近い方ではあるのですが)なんてあるんだ?70才過ぎても?―と、愉快に思っています。
ちなみに、カラス度診断によると、カラス度50%と診断されました!
これもひとつの縁でしょうから、実物とは(羽があるから)お近づきになれないけど、遠目からの挨拶はしていこうと思う。
あひるではなくからすの家? くみ