畑だより ―突然ですが、暑(熱)さが襲ってきました―

「きのう眠られた?」「食べられてる?」というあいさつからはじまる日々がやってきました。
2年前、全く自覚がなかったのに突然体に力が入らなくなって、自転車で3回転び、食欲が全くなくなり、「一体何がおこったんだ?!」と不安な気持ちでいっぱいでした。たぶんあれは熱中症だったのだと思います。
だから、夏のスタートのこの時期、慎重になってしまいます。
その時食べて少しずつ体の力を取り戻してきたような気がしたのが果物でした。
まずは西瓜です。大玉(千葉山武)小玉(青森木造)どちらもこの暑さで甘さがまして、シャリシャリした食感が抜群です。
次は山梨一宮・久津間さんの桃。いまいち小ぶりですが、甘いです。甘酸っぱくて評判なのは、栃木・浜田さんのブルーベリー。ただし、暑さが続くと過熟してしまうので早期終了となります。
そして、桃とすももをかけ合わせた、蜜のあふれる貴陽(山梨・久津間)、メロン(千葉銚子)、パイン(沖縄石垣島)、ネットリ甘いネクタリン(山梨・久津間)、ブドウ各種・プルーン(山梨・勝沼平)、まもなく夏みどり・夏の紅・祝と青りんごが青森弘前・伊藤さんからはじまります。
一年で一番果物の豊富な季節です。食欲がおちても果物だったら何とかなるでしょう。甘味と酸味と口あたりが夏向きです。
そうはいっても食わなけりゃなぁ、と野菜です。
どの畑からも、とまと・きゅうり・ナスがSOSです。朝晩とらないとドンドン成長するナス・キュウリ、ドンドン赤くなるとまと。八王子キテレツファーム神田君、神奈川北原君の「タノム!」の声も上ずっています。
おすすめは栃木・鈴木章さんのロロン南瓜(章さんにきいても、ロロンって何だ?ということはわかりませんでした)。形状は万次郎南瓜のように円錐形なのですが、ホクホク甘く、煮ても焼いてもウマイです。
野菜は今のところ潤沢です。ただし、葉物類(レタス・キャベツ・ほうれん草・小松菜など)や、大根などは中間山地(山梨・群馬、標高500m前後)に移行し、まもなく高原(長野、標高1000m前後)や青森・北海道にシフトします。
平地の神奈川・北原君や八王子・キテレツファーム神田君の畑では、終了に向かっています。
2人からはコリンキー(サラダ・漬物)・ビーツ(ポタージュ・スープ・サラダ)・ケール(炒め物・ジュース)・モロヘイヤ・ツルムラサキ・白丸なす・バジル・サンマルツァーノトマト(加工用トマト)・ハラペーニョ(辛い!辛い!)・青とうがらし(辛い!)・空心菜(炒め物)など、新しかったり珍しかったりの野菜が入荷しています。目先をかえるのもいいかもしれませんね。
ともかく、眠る!食う!です。

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