昨日11月19日(日)、コロナ以降数年ぶりとなるあひるの学校の第一弾『和菓子教室』を開催しました。
会場として使わせていただいたのは大学通りバーガーキング3階の『スタジオ・コンブリオ』さん。ふだんは子どもの体操教室やバレエ教室などをやっているのですが、空いている曜日はレンタスルペースとして提供しています。
代表の阿部さんの趣味なのか、スタジオ内は装飾から小物に至るまでラグジュアリーな空間で、いち八百屋の店主としてはいくぶん気後れしてしまいましたが、あれこれ見ているうちにテンション爆上がり。商店会から借りた長机8台を含む備品を3階まで運び入れるのもこのテンションで乗り切り、エレガンスなソファーに腰を下ろしコーヒーブレイク。
10時、講師の木谷奈緒子さん(URARAKASHI主宰)の挨拶からスタート。洋菓子も作る木谷さんがお菓子教室を始めるに至った体験などをお話ししてくださいました。本日の参加者は子どもも大人も入り交じって19名。最初は木谷さんもあひるスタッフも含めてみなさん緊張ぎみ。
今日作る2種の和菓子用に事前に用意していただいた6色の「あんこ玉」。衛生面も考慮して、「手水」にはてんさい糖を溶かした砂糖水を使います。
最初に作るのは「栗」。白餡を大和芋入りこし餡で包んで、手のひらでカーブを作って先を尖らせて、最後にけしの実を付けて完成!なのですが、これが見るのとやるのでは大違い。
大人と子どもは手の大きさが違うので、うまく包めず中の白餡が出てきてマーブル模様になったり(これはこれでとてもおいしそう!)、こねくりまわしているうちに餡子が手にくっついたり、栗が干柿の形になったり。
それでもみなさん作業をしながら隣のテーブルの人と感想を言い合ったりしながら場も打ち解けてきました。
「次はレベルがグンとあがりますよ!」と木谷さんがお手本を見せてくれたのは「南瓜」。紅糀で色づけした赤い餡子とクチナシで色づけした黄色い餡子を混ぜると~、橙色の餡子ができました~!あひるの有機南瓜入り餡子を包んで「三角べら」で模様をつけて、最後に緑色餡でヘタをつけたら完成。
二回目の包餡作業はみなさんだいぶ慣れてきて写真を撮る余裕も出てきました。「職人さんはくるくる回しながら模様をつけるけど、初めての人はケーキみたいに対角線でつけていくときれいな8等分になりますよ」と木谷さんからアドバイス。
みなさん2個ずつ作ってちょうど11時。あひるスタッフが温かいお茶をいれて実食タイム。「見た目は写真NGだけど、味はおいしいわ~」とご満悦。30分ほど歓談して『あひるの学校2023和菓子教室』は笑顔のうちに終了となりました。
「またやりた~い!今度はお父さん連れてくる」「あひるさんの食材で無添加の和菓子作りができて楽しかった」とうれしいお言葉をいただき、ご自宅でお菓子教室をやっている木谷さんに「もっといろいろ教えてほしいから連絡先教えてください」という方も。
ふだんは作る人(教える人)と買う人(食べる人)が直接出会えて楽しめる場を提供することができて、あひるの家スタッフも大満足の和菓子教室でした。講師の木谷さん、事前準備からお世話になってありがとうございました。
2023年あひるの学校が再び開催できた喜びをそのまま持続し、2024年も様々な体験型参加型イベントを企画していきたいと思います。来年もあひるの学校をよろしくお願いします。