昨夏から続く米不足・米価格高騰の影響が、あひるの家のお米生産者にも及び始めました。
本日、栃木・鈴木章さんから「今秋の新米収穫までの残量と出荷量を算出したいので、GW中の送りはいったんストップさせてもらいたい」と、非常に申し訳なさそうな声で連絡が入りました。
いわゆる「章さんとこの米」は、野菜農家の章さんが毎年自分のところで食べる自家用米+@で作っているお米を分けてもらっている形なので、そんなに申し訳なさそうな声を出されたらこっちが申し訳なくなってしまいます。
政府による備蓄米の供給がはじまっても、いわゆる一般のスーパーやお米屋さんの米の価格は下がらず、最近ではあひるの家に並んでいるお米の方が安い時もあって、令和の米騒動以来例年よりお米の販売量が増加していたのですが、それも章さんやおつき合いのある米農家が注文した分をちゃんと出してくれていたからです。
そんな中、章さんとおなじく自家用米を分けてくれていた栃木・田島さんの有機コシヒカリが4月初旬に章さんと同じ理由で今期出荷終了。現在並んでいる福島・緑と太陽の会【さゆり米】と岩手・活農集団無天塾【有機啄木米】は、まだ出荷制限・出荷停止のお知らせは来ていませんが、今期の米を取り巻く状況からどうなるかはわかりません。
生産者(農家)製造者(メーカー)と持続的におつき合いすることを大切にしているあひるの家としては、無理に出荷を要請するようなことはしないで、今年来年再来年と今後も農家が生業を続けていけることを、小売店の立場から応援していきたいと思います。
なので、心苦しいのですが、当面は「お米の購入はお一人さま一点まで」とさせていただきます。
過去、東日本大震災・原発事故やコロナ禍の時にも、お米ではなかったですが一時的な「大量買い」があった際も購入制限は設けなかったあひるの家ですが、農家の負担を減らすためと、一人でも多くのお客さんに買っていただきたいための苦渋の選択です。計画的なご購入を何卒よろしくお願いいたします。
今後、各農家の在庫と出荷予定数が決まり、安定的に出荷可ということになればまた元に戻したいと思います。
お米はお一人さま一点までとさせていただきます
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