7月21日(月)、「そこに行けば、フクシマがきこえる」という催しをやります(といっても明々後日のことなんだけど)。
今回は、震災時避難所の責任者をやっていた南相馬の星巌さんに来ていただいて、「あらゆるモノが不足しているのに、不安だけが日増しに充満していった」避難所での暮らしぶりを、アルバムを見ながらお話しいただき、その後、市役所を退職し地域農業の復興を目指して「農家民宿いちばん星」を開業し、「社団法人いちばん星プロジェクト」を発足し、地域を元気づける活動をつづけている、そんな話しを星さんの西瓜を食いながら話し合っていけたらと思っています。
当日参加OKです。会場はステーションやほ(富士見台第一団地バス停前)、14:00~17:00、参加費1000円。待ってます。
次のウィークエンドふくしまの催しは10月初旬、「フクシマを食べよう」を予定しています。福島の郷土料理ワークショップ(ふくしま食堂)と、福島の農産加工品の販売を予定しています。
福島からおばちゃんに来てもらって料理を、百姓に来てもらって直売ができないか、「あの人この人」打診中です。
7月31日(木)20:00から、フクシマを食べようプロジェクトの準備会合をやります。おいしい楽しい催しにしたいので、来れる人一緒にやりましょう。場所は個人宅なので、あひるスタッフにおききください。
話し変わって、
この3週間余り、息を深く吸い込めないような気がする日々でした。孫の玄太(4才・三男)が多摩医療センターに緊急入院したのです。
股関節が炎症をおこし水がたまっているので、下半身を固定し、両足首に重りをぶらさげる治療が行われていました。ようするに、ベットから一歩も出られない訳です。
さあ大変!時間帯と個人名と各人のスケジュールを記した表を作り、埋めていくのです。病院での「ショートリリーフ」「ロングリリーフ」「泊まり」、蒼太(小1)太郎(小3)の学校は何時で終わってその後どうして夕飯はどうするのか、などを記していくのです。
ところが、心理的なことなのか、「腹が痛く」なったり「頭がズキズキ」したり、その度「どうすべえ」と思案するのです。
「今日はオレが4時間のショートリリーフだ」と病院に向かうのですが、ベッドに座りきりの玄太とどんな遊びをやっていいものやら、考えあぐねるのです。
玄太にちょっとだけ気に入ってもらえたのは、六面ある鉛筆を削り①~⑥までの数字を記し、紙に運動会のトラックを描いて、鉛筆を転がして出た数だけ進み、どっちが早くゴールするかというものです。「玄太vsじじ」「くじらvsアリ」「ママvsパパ」「カラスvsメダカ」と、様々な対戦がありました。
玄太はなかなかのご飯食いなのですが、出される食事は多くはありません。米粒ひとつ残さず食べるのを見て、「ちょっと待っててな」とコンビニに行って、コロッケバーグとジュースとパンとグミを買ってポケットにつっこみ、「ほら!」と一つずつ見せると、もうクシャクシャの笑顔。
「でも病室で食べちゃいけないんだよ」と玄太、「ダイジョーブ、オレ見張ってるから、イケ~」と私。
シーツの下に隠して、一つ一つ取り出して食べていました。
3週間目「退院」が決まって、大人たちはもうホッとしました。「もう限界だよな。それにしても玄太、一度も家に帰りたいって言わなかったよな。いつ行ってもニコニコして、きっとガマンしてたんだよな」
退院して2~3日して店に来た玄太に、「病院たいへんだったよなあ、つまんなかっただろう、たいくつで」ときいたら、「おもしろかったよ」とニコニコ顔。親にきいても「楽しかったらしい。お泊り行ってる感覚だったんじゃないかな」の感想。子供恐るべし。
ともあれ、ほっとしている日々です。