出会いは一瞬 出会えば一生
11月下旬に催した福島イベントに来ていただいた若き有機農家が最後に述べた言葉が、「出会いは一瞬。だけど、出会えば一生のおつき合いになれる」でした。
これまで5年、28才の青年が紡ぎ出した言葉は感動的でした。
少し前に観たTV番組で、「2030年、地方自治体の49%が消滅する」という調査報告がされていました。
元々、人口や経済活動が集中する都市にはコミュニティーは存在しないので、「消滅」によって日本のおおかたのコミュニティーが消滅することになる訳です。
ところが、強制的(震災、原発事故)に消滅させられた福島では、青年たちが現在~未来に向けて、「希望」を育んでいます。
今年何度か福島を訪れ、何人かの人と出会い、そして励むことを学んだと思います。学んだことを仕事に生かしていきたいと思います。
あひるの家は38年目を迎えます。
あひるの家がつづけてこられた原動力は、今もかつても「販売を通じて、その向う側に行きたい」という気持ちなのではないかと思っています。
「向う側」というのは、育みあうコミュニティーであり、育むのは「希望」だと思うのです。
今年もオシマイになります。ありがとうございました。
新しい年は、皆さんと一層出会えるあひるの家でありたいと思います。 (狩野)