端境期に向っています。
野菜(畑)は夏作と冬作が基本で、春作秋作というものは少ないです。
冬野菜(白菜・葉物・里芋・蓮根など)が終わりに向い、夏野菜(トマト・キュウリ・ナスなど)がマダマダというこの時期、百姓は夏野菜の苗作りや土作りに忙しく、八百屋は売る野菜がなく暇しています。
沖縄まで産地が広がったので(25年かかりました)早目の夏野菜が出てきていますが、ボリュームはありません。
そこで、今回はあひるの家が取り扱っているタマゴの話しです。栃木県芳賀郡市貝町の高田さんからになります。
農場名は『ひのき山農場』、会社名は『(有)おひさまぽかぽか』。なんとも、銀行の窓口で「おひさまぽかぽか様~」なんで、アナウンスされたら絶対「ハ~イ」などと出ていきたくない名称です(あひるの家も似たようなもんだけど)。
高田さんとは30年のつき合いになります。
25才の時に、「田舎で動物を飼って暮らしたい」とあちこち探して、「いいよ、貸してあげるよ。ただし、自分でやって」と言われたのが今の処で、桧が林立する森だったそうです。
まずは樵(きこり)から。伐採して整地するのに3年かかり、何度も「やめようかな」と思ったそうです。
はじめは豚も鶏も飼って、加工場も作ってバァーンとやっていたのですが、今は鶏だけで、それも採卵だけになっています。
高田さんの飼育の仕方と[一般の飼育の仕方]を比べてみると、
- ひよこから5ヶ月かけて飼育し、成鶏になってから採卵をはじめます。
[100日 (15才くらい)から採卵。体ができていないので病気多⇔薬剤多] - 平飼い。一坪に12羽。陽も風も通る鶏舎。昼起きて夜眠る。
[ゲージ飼い。一坪に70~80羽。7段~8段の棚飼い。ウインドレス。終日照明] - 栃木産大麦・小麦、有機農家のモミ付飼料米、卵の殻、カツオ・コンブの食品残さを乾燥。食材を買ってきて自家配合。
[輸入配合飼料。抗生物質をはじめ、予防薬剤を混ぜる。早く育てるため高タンパク高カロリーが主] - 淡い黄色。臭味がない。
[トウモロコシ、色素など色付け飼料。生臭い]
高田さんいわく、「卵アレルギーの要因は、投与されている薬のせいじゃないかな」とのこと。
ひのき山農場は高田和彦・悦子夫婦と木綿(ゆう)果琳(かりん)の姉妹とお手伝いの人で運営。電話をすると若い娘の元気な声がきこえてきます。
これからも【おひさまぽかぽかの卵】を食べてください。
宇都宮市のクレオールさんから「おひさまぽかぽか」の卵を教えて頂きました。
是非一度購入したいのですが、宅配などはして頂けますか?
または、宇都宮市で購入出来ますか?
一度農場の方に伺いたいと思います。
谷田部さま
コメントありがとうございます
あひるの家は国立の小さな八百屋なので、スタッフによる配達は近隣地域のみとなっています
今のところネット販売などはやっていませんので、代引きなどのお支払い方法も確立していません
もしどうしても高田さんの卵を食べてみたいということでしたら、ヤマト宅急便での送り(送料実費)、お支払いは銀行振り込みとなります
お手数ですが、あひるの家メールアドレスまで再度ご連絡ください
ahirunoie@iaa.itkeeper.ne.jp mailto:ahirunoie@iaa.itkeeper.ne.jp
宇都宮市での高田さんの卵の購入の件は把握していませんので、申し訳ありませんがお答えしかねます
今後ともよろしくお願いします
あひるの家スタッフあかし