あったかすぎる冬の到来で、野菜がどんどん育っています。寒くなるといなくなる虫も、元気に野菜を食い荒らしています。
キャベツも白菜も大根もほうれん草も小松菜も立派に育って、2週間前拳の2回り位の大きさしかなかったキャベツが嘘のようです。
「ようやく育ったか!よかった!よかった!」と言いたいところですが、今度は別のことが気掛かりになります。
ひと雨きて晴れるとキャベツ・白菜は割れちゃうんじゃないか?大根は大きくなりすぎてスが入るんじゃないか?ほうれん草はトウ立ちしないか?小松菜は大松菜になっちゃうんじゃないか……。そして、最大の懸念は「年末に野菜はあるんだろうか?」ということです。
さっそく北原君(神奈川愛川町)にきいてみました。
「その通りです!あひるの年末用に播いたものが、10日位したら出せそうです。特に小松菜。困ったなあ、成長とめられないしなあ。大きくならないでと祈るばかりですよ」という答え。
これまた2週間前まで出荷できる野菜がなくて、「大きくな~れ、大きくな~れ」と念じていた北原君なのに、全く百姓の仕事は大変です。
正月用野菜は作付してあります。
八つ頭(山梨・栃木)、三浦大根(茨城・栃木)、切三つ葉(北海道)、菜花(鹿児島)、きゅうり(沖縄)、トマト(沖縄・熊本)、ピーマン(沖縄)、いんげん(沖縄)、下仁田ネギ(栃木)、生わさび(静岡)、金時人参(千葉)、ゆり根(北海道)、絹さやえんどうとくわいは今季ないです。
12月中旬位まで潤沢で、下旬(肝心な時!)品薄になりそうです。
果物は、茨城・竹村さんからいちごがはじまりました。鮮度・味・香りが抜群です!はじまりは大粒系になります。
寒くなってみかん・りんごも一段と味が濃くおいしくなってきました。
今年も1年不順な気候に翻弄された畑でしたが、百姓たちはみなさん元気です。
畑だより ―年末・正月用野菜はどうなの?―
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