2019年もあと少しで暮れようとしています。
年の瀬迫る12月。「ん?奥歯が痛い」
小さな頃から歯の丈夫な私は、虫歯になったことも数える程度。気のせい、気のせい、とやり過ごそうとするが、そうも行かなくなってくる。
朝に昼に夕に、痛いところにイムネオールを塗り込むも、やはり限界がある。慣れない歯医者へ、重い足取りで向かう。
「親知らずの横の歯が虫歯だねえ。親知らずをさっさと抜いちまおう」思い切りのいい歯医者さんに、ポカンと空いた口が塞がらなかった。「明後日、もう一度おいで」と言われ、歯医者を後にした。
うちへ帰ると興味津々の子ども達。内容を話すと「俺だったら絶対行かない!」と太郎(中2)、「俺もなんか奥にはいてきてるんだよなあ」と手鏡を持ち、あんぐりと口を開いて親知らずを探す蒼太(小6)の顔は、少し不安げ。
3日後、後戻りすることも出来ず、子ども達の声援を背に意を決して歯医者へ向かった。
想像をはるかに超えた治療は3時間にものぼり、終わった頃には目がチカチカ、顎はガクガク、手足はプルプル。早く家へ帰りたい。この一心で力を振り絞り、自転車をこいだ。
やつれ切った私を見て、大丈夫なのだろうか?と心配をする三兄弟。お風呂を沸かし始めたり、洗濯物を取り込んだり、ぐったりしている私の横で、何やらパタパタと動き始めている様子。こんな日も悪くはない。年末は消毒に毎日通う予定だ。
同じくして、夫はお尻に腫れ物が出来てしまった。毎日消毒に通っている。「夫婦揃って大変だねえ」クールに言い放つ玄太(小4)は、なんだか上から目線。夫婦揃って、年末の体の大掃除もスッキリと終え、来年は元気になってあひるのお仕事を頑張ってまいります。
今年も沢山のお客様が、あひるをご利用くださったこと、心よりお礼申し上げます。来年も引き続きどうぞよろしくお願いします。
りか