あひるの店先から ―「福島で生きる」トークセッションへのお誘い―

東日本大震災・原発事故から9年が経とうとしています。その間、台風や地震などの災害があまりにも多く起こり、今はコロナウィルスの蔓延報道に気持ちが日々揺れ動いています。
だから、震災・原発事故は随分遠いものになってしまい、忘れがちになります。ぼく自身日々の暮らしの中で思い出すことはほとんどありません。
そんな忘れてしまう自分を知っていたので、9年前「何であれ、このことを10年やろう」と心根にタガをはめたのです。1年に2~3回、福島に行ったり来てもらったりを繰り返してきました。
今回は、昨年6月に仲間と福島を訪れた時に出会ったお二人に来ていただいて、お話を伺うトークセッションを催すことにしました。二人とも福島県二本松東和地区に移住した人です。

関元弘さん(49才)は移住14年目で、畑と自家製ビールづくりと、仲間とともに『ふくしま夢ワイン』を経営しています。移住希望者への積極的なサポートも続けています。
大学卒業後農水省にキャリア官僚として入所し、7年後「人生を選びなおそう」と同僚だった妻とともに入植しました。「激動?の13年間、ワクワクのこれから10年」と語ります。

仲里忍さん(47才)は移住12年目で、農家民宿『ゆんた』を営むかたわら野菜づくりもはじめています。
沖縄北大東島生まれ石垣島育ちで、高校卒業後派遣労働者として全国各地の工場で働き、何度も派遣切りにあい、心と体を壊したそうです。「帰る田舎のない人の田舎になりたい」と語ります。

お二人を囲んで、原発事故がもたらしたダメージのこと、田舎暮らしのこと、有機農業のこと、仲間づくりのこと、百姓になりたいけどどうしたらいい?なんてことをたくさん聴いてたくさん喋るトーックセッションにしたいと思っています。穏やかで勢いのある二人です。
福島の希望だけではなく、あなたの希望も見えてくるかもしれません?!来てみてください。

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