あひるの店先から ―明日になれば、わたしたちは……とはいかないようですね―

2020年、「コロナがおさまれば……」と随分多くのことをパスしてきました。春になれば……、夏になればウイルスは暑さに弱いから……、秋になったらおさまるんだろう……、1年が過ぎ去ってしまいました。
2021年は状況を待っているのではなく、「何ができるんだろう?」「どうしたらできるんだろう?」と踏みこんでいきたいと思います。
先ず思いつくのは、ここから30分、八王子キテレツファーム神田君の畑に行って、泥だらけになりながら種を播いたり収穫したり、畑で焼いたり煮たりして皆んなでご飯を食べて遊ぶ『あひるの学校~畑に行こう!』はできそうだし、神奈川愛川町けのひ農場北原君の畑にも行けそうです。昨春から飼いはじめた鶏たちも、順調に毎日30ヶ~40ヶ位卵を産んでいるようですから、畑仕事の後タマゴ料理オンパレードもできそうです。
神田君(31才)北原君・祥ちゃん(37才)の3人と、栃木から鈴木章さん(72才)にも来ていただいて、『これでわたしは百姓になりました』みたいなトークセッションを催すのも面白そうだなと思うし、なんと北原君は母校法政大学で毎年2時間講座を催し、お礼までもらっています。2人とも就農2年と7年で、章さんは42年のキャリアです。
これまで『あひるの学校』では『元気屋さんの豆腐づくり』『木のひげのパンづくり』『あひるの味噌づくり』『オーサワの料理づくり』『玉ちゃんのキムチづくり』……を催してきました。
出来るならみんなでワイワイしながらやりたいのですが、それが難しいなら豆腐を食べながら、パンをいただきながら、玉ちゃん料理を食べながら、「豆腐屋の1日」とか「酸っぱくて硬い国産小麦天然酵母パンはどう工夫していったのか」とか「韓国~日本なが~い旅路の話」とか「魚屋さん海野君のおいしい魚が届くまで物語」とか、トークショーもいいのではないかと思っています。
コロナディスタンスで人と人の物理的な間隔はとった方がいいのだけど、人と人の気持ちの間カクは近づけることはできます。そして、今それが一番必要なことだと思います。
あひるの家では、心と心が重なり合えるような事を、今年はやっていきたいと思います。本年もよろしくお願いします。

 

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