44年前、あひるの家がまだリヤカー八百屋だったころの仲間で、その後地元富良野に戻り有機農業をはじめた阪井くんから、今年も収穫の秋便りが届きました。
北海道富良野市にある、『富良野百・我(ももんが)』阪井くんの畑は、美しい山々、木々に囲まれた小盆地に広がります。
冬は雪に覆われる一方、夏の気温は日中30℃以上に上がることもある、季節にメリハリのある恵みの大地。昼夜の寒暖差が激しいからこそ、日中太陽の光を浴びて貯えた栄養を損なうことなく、甘みと旨みたっぷりに育ちます。
農業は難しくて、おもしろい
農業は難しくて、おもしろい。未だに試行錯誤の連続です。
百・我の育て方は、太陽・風・雨を味方につけ見守ること。富良野の風土にあった野菜自らが生長できる環境づくりと、活きた土が未来につながる持続可能な農業を目指し、元気いっぱい畑に立っています。
阪井くんの有機たまねぎ
北海道の一般的なたまねぎは、夏の暑さと雨で病気が多く、たくさんの農薬を使用することが多いです。
富良野百・我では、栽培密度を70%程度にして風通しを優先させながら、たまねぎ自身のエネルギーに期待して育てています。その年によって、どうしてもたまねぎの葉によってくるスリップス等の影響で生育が早くとまり、お尻がとがったような変形も多くなる事もありますが、味には影響しません。
百・我のたまねぎ栽培の特徴として、北海道では珍しいマルチ栽培で生育を進め、雑草対策、干ばつ時の乾燥等をカバーしています。色味が濃く、味も甘くて辛いたまねぎです。野菜の味のメリハリは、野菜が持つ免疫力の証です。味の濃いたまねぎをお楽しみください!
阪井くんの有機じゃが芋
ちょっぴり肌が茜色。果肉が黄色でホクホクのじゃが芋「さやあかね」。
粉がふくほどデンプンがのっています。気温の変化と共にデンプンの一部が糖化し、甘くなります。味の変化を楽しんでみてください。
調理時間を調整したり、皮ごと味わうのもオススメ!じゃがいもにとって致命傷となる病気に対し、この「さやあかね」は免疫を持つ品種です。病気に負けない芋自身の元気なパワーを生かし、玉ねぎ同様風通しの良い環境で育てています。
あの頃あんなに若くてかっこよかった(元ボクサー)阪井くんも、もう2人の孫のいるおじいちゃん。息子のソウタも主戦力となっているみたいでうれしい限りですね。
阪井くんからは本日絵本のようにすてきな箱に入った【有機赤玉ねぎ】が届きました。このあとも【有機じゃが芋】【有機玉ねぎ】【有機南瓜】などが北の大地のカレー畑から届きます。