今年も梅の季節がやってきました。出始めのまだ未熟な青梅は、青いフレッシュな香りが残っていて、緻密な果肉は梅シロップや梅酒作りなどのじっくりエキスを抽出するレシピにぴったり。どちらも初心者でも失敗しにくく、手軽に楽しめる季節の手仕事です。
梅には疲労回復に役立つといわれているクエン酸が豊富。梅シロップは1ヶ月後、梅酒は3ヶ月後頃から飲み頃です。ぜひ手作りをして、今年の夏は梅のクエン酸で元気に乗り切りましょう!
【青梅(梅シロップ・梅酒用)】 1kg 1,080円 奈良・王隠堂農園 [有機農産物]
王隠堂農園の有機青梅です。樹上で完熟した青梅なので、水につけてアク抜きする必要はありません。梅が青いうちに梅シロップ・梅酒作りに使うと、出来上りが濁らず、綺麗に仕上げることができます。またビンに青梅を入れ、ひたひたまで醤油を入れる醤油漬けはとても簡単で、梅の香りのついた醤油と、ご飯のおともにぴったりな梅の実が出来上がります。
梅の下準備
梅シロップ、梅酒、梅の万能酢に共通する梅の下準備は、一粒一粒丁寧に行いましょう。
1.水で洗い、布巾で水を十分に拭き取り、乾燥させる
2.青梅のヘタを竹串で一粒ずつ取り除く
3.存容器を熱湯または焼酎で消毒する
梅シロップ
<材料>
青梅…1kg、洗双糖または蜂蜜…1kg
<作り方>
1.竹串かフォークで青梅の表面に3、4ヶ所穴を開ける。または一晩青梅を冷凍させる
2.青梅と洗双糖を交互に容器に入れ、冷暗所で保管
3.1日1度、容器をゆすり、青梅と洗双糖または蜂蜜をよく馴染ませる。梅エキスが出て、梅がシワシワになり、液体がサラサラになったら出来上がり。シロップと青梅は分けて冷蔵保存し、夏の間に飲み切りましょう
<活用法>
•水や炭酸水、牛乳などで割ってジュースとして飲む
•原液のままカキ氷やヨーグルトにかけて
•実はそのまま食べるほか、洗双糖を加えて煮詰めてジャムにしても
梅酒
<材料>
青梅…1kg、洗双糖…500g、焼酎(35度)…1800ml
<作り方>
1.容器に洗双糖、青梅を交互に入れ、焼酎をそそいで密封し、冷暗所で保管
2.時々容器をゆすり、洗双糖を溶かす。3ヶ月後から飲めます。1年置くとより熟成され、まろやかな味わいに
*お好みで焼酎をブランデーやラム酒にかえて作っても
<活用法>
•実はそのまま食べるほか、洗双糖を加えて煮詰めてジャムや煮梅にしても