畑だより ―3年ぶりの【栗】で秋を満喫―

kuri今年は秋の訪れが早いような気がします。9月いっぱいは「アチ~、アチ~」とヘバッているのを覚悟していたのですが、今は風邪をひかないか心配なくらいです。

「食欲の秋」がはじまっています。

3年ぶりに茨城・要ファームから【栗】が出荷されました。放射性物質検査で、ポラン広場の取り扱い基準の10ベクレル/kgを超えてしまっていたため、原発事故以来出荷が見送られていたのですが、今季初めて基準値以下となったため、無事出荷の運びとなりました。万感の思いで、よ~く味わっていただきます。

国立谷保の北島さんからは、早くも【柿】(西村早生)が届きました。ゴマいっぱいの、ちょっと小振りの「コリッ」と甘い甘柿です。日本の秋の象徴【柿】は、ヨーロッパでも「KAKI」って言うって知ってました?

野菜では栃木・田島さんの【里芋】がイチオシです。皮をむくのに包丁を入れた瞬間に、そのきめ細かさに気付くくらいの絶品里芋。調理しても煮崩れせず、その味わいは感動ものです。個人的に、年間通して一番好きな野菜です。

もう一つ直送野菜ではじまるのが、元あひるスタッフ北海道・富良野の阪井さんのカレー畑から【じゃが芋】【玉ネギ】【南瓜】です。30数年前、当時のあひるの家のリヤカー引き売り部隊として活躍(?)していた阪井さんが、地元富良野に戻って有機農業に携わるようになって、これまた30数年。今ではベテラン有機農家として、息子や地元若手百姓の成長を見守っています。

栃木鹿沼・鈴木章さんと田島さんからは、新米の出荷がはじまりました。日本人ならではの喜び、秋の新米シーズン到来です。この後産地は北上して、新潟【有機コシヒカリ】、福島【さゆり米】が、3重の放射性物質検査を経て出荷されてきます。農家が手塩にかけて育てたおいしいお米を、いっぱい食べてください。

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