たいやきやゆいの由井くんから、【みんなのおせち】へのコメントが届きました。
たいやき屋を生業としていますので、【みんなのおせち】では毎年「あんこもの」を一品作らせてもらっています。
一昨年、きまぐれや吉田さんに声をかけてもらって初めて参加した時は、紅白の【特製宝鯛焼】。
昨年は、たいやき型の懐中最中(お湯をかけてお汁粉になる)【よきかな(金柑入り善哉)】。
そして今年は【節句の円い最中】。
初めて「たいやき」という形から離れてみました。
一昨年、昨年と、大きさは違えど「たいやき」の型を使った甘味だったのですが、お重のスペースのこともあり、2匹(たいやきは1匹、2匹と数えます)しか入れられなかったのです。
だから、ご自宅で召し上がる時は半分にしたり、食べられる人と食べられない人に分かれちゃったりしたのでは、と気になっていました。
お目出度いお正月なのだから、やっぱり一人一つ食べられるように、今年はたいやき型をやめて、小さな最中を作りました。
小さな二口ほどの最中ですが、中には「小豆餡」「干し柿」「胡桃」「求肥」が入って、滋味豊かな最中に仕上がりました。
といっても、実際に【みんなのおせち】に入れるための干し柿は、今現在も方々探し回っている最中(さいちゅう)です。
【みんなのおせち】では、和菓子の大先輩・佐藤さんにも色々とアドバイスをいただきながらも、同じ舞台に立たせてもらって光栄です。
甘味が3品も入っているおせちも珍しいですが、毎年「お正月から幸せだったわ~」「由井くんのお菓子が食べたくて予約したのよ」と喜んでもらえて、こちらも幸せを分けてもらった気持ちです。
吉田さんと海野さんのごちそうを楽しんだ後に、お茶を淹れて、ぼくと佐藤さんの和菓子を皆さんで楽しみながら食べていただけたら、と思っています。
最中をそのままトースターや、コンロに網を置いて少し焼いて、焦がし最中にしてもおいしいですよ。
由井 尚貴