~「ゆる市」体験記~

国立周辺の作り手や店主、集う人がゆるやかにつながる市、「ゆる市」。今春で10回目を迎えるゆる市に、あひるの家も初出店してきました。
何しろ初めてのこと。何はともあれ話し合い。3
月中旬にあひるの2階で行われた、ゆる市に向けてのミーティング。
「もう春なのになんでこんなに寒いんだろうね、りかちゃん、ホッカイロ家から持ってきたから足にいれたら?」と少し寒い陽気でしたが、ゆる市に向けての話し合いはアツイものでした。
「ところで、何もっていこうか?」
「北原くんの野菜はどう?」
「野菜は陽に当たっちゃったらダメになっちゃうからやめた方がいいだろう」
「じゃあ、王隠堂の梅干しはどう?」
「う~ん、もっと買いやすい値段の方がいいんじゃない?」
「無茶々園の黄金柑、アレうまいよ」
「いいね、いいね、黄金柑にしようよ」
「ところでオレさぁ、ゆる市用にコンニャク煮を試作してみたんだけどどう?」
と出てきたのは、醤油と水だけで煮た、コンニャク煮。アツアツのコンニャクをみんなで食べながら
「おいしいね、ウマイよこれ、七味があったらもっといいね」と言って、温まりながら話が決まっていくのでした。
ゆる市当日。いつもより早く起きてきたダンゴ3兄弟。
「きょうのゆる市、手伝いさせて」と珍しく、太郎。
いつもは、のんびり着替える蒼太もソソクサと着替えを済ませ、顔もジャブジャブと綺麗に洗い終え、準備万端!
今年1年生にあがった玄太は、自分のお財布の中を覗きこんで、もしお駄賃をもらえたら一体いくらになるかを、目をキョロキョロさせて考えている。
8時半、搬入。同じテントの下で販売するお隣さん同士、ダンゴ3兄弟も、いとこのあきちゃんも、一緒にご挨拶。
10時開店に向けて子供たちもそれぞれに忙しく精を出しました。
「いらっしゃいませ~、あひるの家で~す、もしよかったら、コレもらってください!」と大きな声を出してチラシを配ったり、
­缶ジュースが売れると、氷の入っている入れ物に「ちょっとコレつめたすぎる~」と言って足したり、「この黄金柑、3袋ちょうだい、1000円からでね」とお客さんに頼まれて、計算機を横目に「オレ、暗算でおつりだせるから」と言いながら「う~ん、いったいいくらのお釣りになるんだろう?」と悩んでいると、「ガンバレ~、ガンバレ~!」とお客さんにエールをもらいながら照れくさそうに接客をしたりと、意外にも子供たちが大活躍の「ゆる市」となりました。
一仕事終えると、みんな少しくたびれた顔をしていましたが、パパからのお駄賃をそれぞれ受け取ったら元気になって、それぞれに好きなものを買いに、市へと繰り出したのでした。
今回初参加させて頂いた、ゆる市。初めての事もあり手探りのところもありましたが、とっても楽しく参加させて頂きました。このような企画をしていただいたゆる市のスタッフの皆様へ有難うございました。当日、お越しいただいたお客様、有難うございました。 

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