8月9月の台風と長雨と日照不足で、実っていた夏野菜と育ちつつあった秋野菜が壊滅的被害を受けました。
神奈川・北原君からは、8月中旬から今まで、まだ一度も野菜が届いていません。10月30日にお客さんと収穫祭やるのだけど、実っている野菜があるのかなあと心配です(※)。
畑の土は今なお水分が抜けず、種を播いても発芽しなかったり、出ても生育しなかったり、虫にアッ!という間に食べられたりを繰り返しています。
うまくすると11月中にほうれん草・壬生菜・パクチョイ・かつお菜などが育ちそうで、12月にはブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・白菜が出そうだという希望的観測です。順調に出るのは「年明けから」ということになりそうです。
影響が少なかった百姓からは、それでも少しずつ秋野菜が届きはじめました。
山梨からは秋大根・レタス・サニーレタス・リーフレタス・かぶ・白菜・キャベツ、茨城からはほうれん草・小松菜・春菊・水菜・チンゲン菜などの葉物類がはじまりました。キャベツ・ほうれん草は極少な目です。11月中旬位には潤沢に入荷し、価格も下がります。
実りの秋満喫は果物です。
奈良・王隠堂さんの富有柿、瀬戸内海高根島・井場さんのみかん、群馬・大野さんのキウイフルーツ【紅妃】、長野・松川有機の超特大梨【新高】、長崎有機の新登場レモン。
そして色鮮やか味いろいろのりんごが青森弘前・伊藤さんから続々入荷です。甘酸っぱい【紅玉】【千秋】、甘くて硬い【ふじ】【北紅】と、お好みに合わせられます。
北海道富良野・阪井君(例年の半作)、神奈川愛川の北原君をはじめ、この夏秋は百姓たちには辛い季節でした。
八百屋にとっても「あれもない」「これもない」と、意気の上がらない時でした。
あと2ヶ月、晴れの快い日も多くなり、「ヨシ!」と気分が高揚してきています。
※元ネタのあひる通信発行時は10月28日でした。北原くんちの収穫祭は参加したみなさんによろこんでもらい大成功こうでした。