寒かったり、突風が吹いたり、台風がきたりと、畑の野菜たちは散々な目にあいました。
いつも気付かされるのですが、街に住んでいる私達にとって、台風が去ってしまえばおしまいですが、百姓たちはそこからが始まりなのです。
「サテ、収穫だ」の野菜・果物がちぎれたり、とばされたり、倒れたり、支柱やハウスが壊されたり。「もうやってらんねぇよ」と呟きながら片付け、おおあわてで種を播きなおしたり、添え木をしたりする訳です。
あてにしていた収入がなくなったり、播きなおした野菜が育つかどうか不安いっぱいだったり、百姓仕事と百姓は実に々大変だと思います。
「百姓は二枚腰、三枚腰でしぶとい」とよく言われますが、あたり前!2年に1度は失業しているようなものですから、それで5代目6代目と代を継いでいる訳ですから、それだけで畏敬の念を抱いてしまいます(あひるの家が36年目なんて彼らにとってまだまだ“本気”と認められないんだろうな、と思っています)。
そんな百姓から、この夏もおいしい野菜・果物が届きます。直送野菜・果物は栃木の鈴木さん田島さん、茨城の竹村さん、八王子の北原君、青森の伊藤さんから、大根・キャベツ・ニガウリ・ズッキーニ・トマト・キュウリ・インゲン・トウモロコシ・サクランボ・プルーンなどが届きます。
POD、温市経由では、茨城・要ファーム、山梨・明野グループ・群馬・上州なっぱの会、千葉・さんぶ野菜ネットワークなどから、やはりトマト・キュウリ・オクラ・ししとう・トウモロコシ・ナス・ピーマン・小玉スイカ・桃・すもも・大玉スイカ・ガラリ(奄美大島)などが届きます。
今は、この間きた台風でやられ、いったん入荷野菜・果物が減少しますが、7月中旬位から一気にどの産地も夏野菜満開となります。
今年の夏も暑くなりそうです。おいしい、力のある野菜を食べて、夏に向かっていきましょう。
ちなみに「安くなった」のは、産地が関東に移ってきたからです。いっぱい食べてください。
畑だより ―安くなって、おいしくなって、ウレシイです―
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