安曇野の百姓 海野君登場

1ヶ月ほど前から週に1回やってくる海野君(魚屋さん海野君とは別人です)。
初めてあひるにやってきた時はフラリと入ってきて、ニコニコしながら店の中をみて回って、「これうまそうだね~」と言ってジンジャーエールを飲んで満足顔。
「じつはおれも百姓なんだわ。安曇野の松川村ってとこで親父の後ついで無農薬でがんばってんだ。今は週1回、国立の呑み屋さんに野菜もってきてんだ。ここはいい店だな~、また来っからね~。」
とニコニコしながら帰っていったと思ったら、30分後またまた来店。
「これ今日持ってきて余ったもんだけど食べて。おにぎりうまかったよ。」
とミニトマトとりんご(さんさ)を持ってきてくれました。
それからというもの、週に1回国立に来たときは必ずあひるに来て、ジンジャーエール片手に楽しそうに自分の農業の話しをして、これも必ずお土産の野菜やら果物やらをくれるのです。
「おれのやってる無農薬の野菜は農協ではとってくれないから、こうやって自分で売り込みにきてんだ。」
と言いながらも、あひるで売ってほしそうな様子はまったくなく、なぜか親しみをもってくれて毎週来てくれるのです。
そんな海野君が先週1枚のチラシを持ってやってきました。
「国立で直売やることになったんだ!親切にしてくれる人がいて、その人が紹介してくれたんだ。」
と嬉しそう。
場所は国立富士見台、桜通りのつきあたりにある『アートスクエア櫻文堂』前の駐車場。
「何をいくらで売ればいいかもわかんねえけど、近くの農家の野菜も持ってきてにぎやかにしなくっちゃ!」
そして昨日の夕方、いつもよりももっとニコニコ顔でやってきて言いました。
「売れたよ~!お客さんもいっぱい来て大忙しだったよ。」
「やったじゃん海野君。」
「これも残りもんだけど食べてよ。【黄甘(おうかん)】つうぶどうで、虫を1匹1匹ピンセットで落として育てたぶどうさ~。」
「うまいよ海野君。」
「ありがとね。今日はなんか嬉しくてさ~。そうだ、新米も持ってきたんだ。これも食べて。」
と、いつもよりも長く滞在している間に他のお客さんもやってきて、「あらこれおいしそうね。売ってもらえるのかしら。」
「いやいやいや、売るなんて滅相もない。食べて食べて。」
と、もってけドロボー状態になりそうだったのをとめて、みんなに【黄甘】を食べてもらうと、「おいし~、富士見台で直売やってるの?来週必ず行くわ。」と大好評。
海野君もお客さんもノリノリになってきて、だんだんあひるもノリノリになってきて、
「海野君、あひるで直売やろう!」
「まじっすか!いいんすか?」
「やろう、やろう!いっぱい持ってきて、いっぱい売ろう!」
「ほんとっすか!ウレシイっす!よろしくお願いします!」
「海野さん、やったね!楽しみにしてるよ!」
お客さんも興奮気味。
あれよあれよという間に話しがすすんで、来る10月14日(日)“安曇野百姓海野君あひるの家で初めての野菜直売”が決定いたしました!近日中に詳細報告します。お楽しみに。

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