職場体験実施中

本日から8日(金)までの3日間、国立第一中学校2年生の生徒が体験学習として職場体験に訪れています。
長男の学年が対象ということで、あひるの家としては13~14年ぶりの受け入れとなります。もちろん、我が家の長男が自分の両親・祖父母・叔母の働くあひるの家を希望することはなく、やってきたのは長男と同じ2学年のSくんとWくん。Sくんは小学校1年生の時からの幼なじみです。
まずはスタッフと生徒おたがいに自己紹介をして、緊張顔の2人を和ませようとスタッフそれぞれ笑いをとりにいきます。
その後はあひるの仕事の中では一番忙しい時間帯の「朝仕切り」がスタート(忙しいので写真は撮り忘れ)。
夜のうちに運び込まれたポランからの荷物を、それぞれの担当「農産品」「日配品」「加工品」に分かれて仕切り、並べるものはきれいに並べ、在庫として保管するものは納め、価格や数量に間違いがないか伝票と照らし合わせます。
初日の中学生2人には分かりやすい農産(野菜・果物・米)の仕切りのお手伝いをしてもらいました。といっても週真ん中の水曜日は、他の月曜日や金曜日より荷は少なめなので時間には余裕があります。が、初めての職場(体験)で初めての仕事ということで、2人もガチガチに緊張の様子。あひるの農産担当の(前)代表狩野とスタッフまどかが、この作業をする意味も伝えながらやさしく教えていました。

無事開店10時半前に仕切りが終わったので、あひるの朝のいつもの光景コーヒータイム。ですが、そこは中学2年生。Sくんはスタッフあかしが淹れた濃~いブラックコーヒーに【丹那の生クリーム】を(特価品ですが贅沢!)、コーヒーがダメなWくんには【有機ほうじ茶】を出したところ、ちょうど来ていたお客さんも「わたしもコーヒーはダメだけど、ほうじ茶ならいただこうかしら」と喜ばれ、Wくん結果オーライです!

コーヒーとほうじ茶を飲んだらさっそく作業に戻ります(甘やかせませんよ)。(前)代表狩野の手ほどきを受け、【種なし柿】と【有機バナナ】の段ボール値札書き。これも初めての体験のわりに良く書けました。柿のイラストに影を入れているのは「かき」と「かげ」をかけたのかな(そんなわけはない)。

そして、なんと2人も「柿を食べたことがない」というビックリ発言に、さっそく【種なし柿】の試食タイム。「今出ている柿は渋柿だから渋抜きをしてから出荷されるんだけど、この後出てくる【富有柿】は甘柿だからもっと甘いよ」の意味は分かったかな。

その後、店頭に並べていて少なくなっていた【有機早生みかん】に今日入荷した分を足してもらったら、あひるスタッフ5人では考えられないほどきれーいに陳列してくれました。性格出るな~。

「力仕事がしたい!」と言っていたSくんには、棚にしっかり収まっていた重さ20kgの【有機玉ねぎ】箱を引っぱりだしてもらい、2人並んでポカポカ陽気の元総量30kgの大袋詰め大会。自転車でやってくるお客さんに「あら、息子さんがお手伝いしてるの」なんて言われ照れ笑いを浮かべ、「ウチの息子があひるで働くわけないじゃないですか!優秀な次期社長候補です」と茶化され苦笑い。

そして待望のまかない。お駄賃が出ないので、ここだけは奮発しないとと張り切って作った「あひる名物すた丼」と、ウチの3兄弟はキノコ苦手だけど食べられる?「エリンギ入りぬか漬け」と「かぶと油揚げの味噌汁」。

育ちざかりの中学生2人相手におこぼれなんか期待できるはずもなく、わたしの昼まかは即席「もやしツナキムチ丼」になりました(量だけは中学生に勝った!)。
午後もピーマンやいんげん、にんにく、生姜などの袋詰めや、高度技術を要する白菜やキャベツのカット→八百屋仕様のラップ台を使ってのラッピングと次から次へと作業をこなし、気づけば3時となりタイムアップ。
「ふだんスーパーや八百屋の仕事なんて想像もしていなかったので新鮮で楽しかった」「今日やったことが将来就職を考える時の参考になればうれしい」と初日の感想をいただき、「明日もよろしくね」の声を背中に帰路につきました。
こちらも普段何気なくしている仕事を人に教える難しさに気づき、新鮮で楽しい一日を体験させてもらいました。
さあ、今日いっぱい仕事させすぎちゃったから、明日の仕事はあるかな?あっ、明日のまかないはリクエストにお応えして麺類です。

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