毎年回を重ねて、今年で6回目。年末の一大企画【みんなのおせち】に向けて、「チームみんなのおせち」の面々が今年はじめて顔を合せました。

本来なら、年明け早々に反省会もかねた打ち上げで顔を合せ、「今年のおせちもおいしかったね～」「みんなで一から作りあげると、お客さんに手渡した時の喜びもひとしおだよ」「今年もそれぞれ腕をみがいて、また年末に集まろう！」と、おいしいお酒を飲みながら楽しいひと時となるはずでしたが、前日にぼくがインフルエンザに罹ってしまい、それぞれに忙しいみんなと会う機会を逸してしまったのでした。

9月7日（月）立川駅南口の焼き鳥屋に集まったのは、出張料理人『きまぐれや』シェフ吉田さん、酒まんじゅう一筋『久保田商店』職人佐藤さん、“日曜日は魚の日”でおなじみ『海野水産』三代目海野くん、夏の間はかき氷屋の『たいやきやゆい』由井くんと、あひるからは狩野とあかしの6人のおっさん。

ちなみに場所が焼き鳥屋になったのは、「おいしいものは食べたいけど、あまりオシャレな店だとおっさん6人じゃあ入りづらいし、酔っぱらって大きな声で笑ったり怒ったりできないし…」、で消去法で焼き鳥屋。

「今年の年末も気合入れてガンバロー！カンパーイ！」と1杯目のビールを飲みほし各々近況を話し始めて30分、期待通り遅刻の海野くんがやってきて、あらためて「カンパーイ！」

さて、全員揃ったところで、まずは前回の反省会からとレジメを配りはじめたのですが、1回目の乾杯からすでに1時間経過。杯を重ねたおっさんたちは、レジメを見ようともせずに、お互い好き勝手喋っています。

店内のBGMがうるさいのもあって、声はどんどん大きくなり、よく笑い、やっぱり怒鳴り。焼き鳥屋を選んで正解でした。

しかし、さすが6回目ともなると、酔っぱらっているとはいえ、みんな言うことは的を得ていました。

「おれはまだ、みんなのおせち作りに満足してないんだよ」

「自分が満足するだけじゃダメだろ。食べてもらったお客さんも満足させなくちゃ」

「味だけじゃないんだよ、おせち作りは。ふたを開けた時からよろこんでもらわなくちゃ」

「おせちを手渡したあと、お客さんがどんなシチュエーションで食べるのか。そこまで考えたことある？」

「小さい方のお重【お愉しみ重】に、おれの料理もっと入れてほしいんだけど」

などなど、声が大きい分はっきりと、酔ったぼくの頭にも作り手4人の言葉が残りました。

品目・価格など詳細はまだ決まっていませんが（いや、ちゃんと話し合いましたよ）、今年も【みんなのおせち】やります！

作り手は前述の4人（吉田・佐藤・海野・由井）、販売店はポラン広場の八百屋4店（あひる・Boot・はるさん商会・自然甲斐）。そして、これも未定としか言えないのですが、今年は新たな作り手が加わるかも。

今後、作り手同士の話し合いを経て、9月下旬には第2回全体会合、メニュー決定、リーフレット作成となる運びです。そして、11月上旬には作り手一同があひるの店頭にやってくる、『おせちだよ！全員集合！（仮題）』も密かに（？）計画中です。

携わるみんなが本気で、楽しんでつくる【みんなのおせち】、今年もお楽しみに！

※写真は前回【みんなのおせち2015特製三段重】