春一番が吹きました。団地の庭には、ふきのとうが芽を出し始め、梅の香りにそそられて鳥たちも「ハルダハルダ」と嬉しそう。
1年生になった玄太の最近のお楽しみ、おつかい。
学校から飛んで帰ってきて、いの一番に言う事。「きょう、おつかいある?」
ないとがっかりさせるから、わざと1つ買い忘れるようにするのが日課となった。
「ぎゅうにゅうおねがいね」と言い終える前に、ソソクサとジャンパーをはおり、お気に入りのネコの財布をぽっけに詰め込んだ玄太の顔は、ひと足先の喜びに浸った顔している。
おつかいの回数を重ねても、いつものように、いつもの場所で帰りを待つ。が、今日に限ってなかなか帰ってこない。こんな時は良からぬことを考えてしまう。
そんな不安など吹き飛ばしてしまうくらい元気な足取りで帰って来た。
「いまね、すずめがね、げんたのほうにとんできてね、こっちみてきたの。すずめとめがパチリとあったんだよ」とほっぺを赤くした玄太の顔は、特別な顔をしていた。次のおつかいは、お家で待つことにしよう。
ふきのとう味噌のおむすび
毎週火曜日のおむすびの日に作らせて頂いている、ふきのとう味噌のおむすび。お家でも簡単に作れますよ。是非、旬のものを召し上がってみて下さい。元気になりますよ!
作り方(おむすび6個分)
①ふきのとう(40g)は、軽く洗って土などを落とす。
②洗ったふきのとうは、細かく刻む。
③フライパンに油(適量)を熱し、刻んだふきのとうを炒める。ツンとする香りから甘い香りに変わったら、【名刀ひしお】(大さじ3)と混ぜ合わせる。
④炊きたての玄米ご飯もしくは、白飯(120g)を茶碗によそい、まな板にひっくり返し真ん中にくぼみを作って、③のふきのとう味噌(10g)を入れたら、軽く濡らした手に塩をつけ、ふんわりと握る。海苔を巻いて頂く。