Daily Archives: 2017年6月13日

6月18日(日)リヤカー本屋?!国立本店・黒澤くんがやってくる!

あの『たいやきやゆい』のリヤカー屋台があひるの家店頭に帰ってくる?
1年前に由井くんからリヤカー屋台を譲り受けた国立市中の『国立本店』スタッフ黒澤くんが、独断と偏見で選んだ古今東西の本をかき集めて持ってきます。老若男女文系理系、本好き集まれ~!

◇国立本店とは

『国立本店(くにたちほんてん)』は『ほんとまち編集室』というグループが運営している中央線路沿いの小さなお店(?)です。「国立のことが聞きたい」「本が好きだからお話ししたい」という方から、「ちょっとトイレを借りたい…」という方まで誰でも気軽に立ち寄れるコミュニティースペースです。
『国立本店』HP http://kunitachihonten.info/

◇国立本店スタッフ黒澤雄大くんのこと

僕は子どもの頃からたくさん本を読んできたわけではありません。どちらかといえば好きな本を何度も繰り返し読むタイプでしたので、この作品が好きというのはあっても「本が好き」という自覚はありませんでした。
しかし、もし今「あなたが好きなものはなんですか」と尋ねられたら、音楽や映画や散歩などと一緒にやっぱり本も入れたい。それは、なんというか、寝る前におばあちゃんが読んでくれた『天狗の隠れみの』という物語であったり、母親が買ってくれた『おひさま』という子ども向けの雑誌であったり、父親が貸してくれた『星の王子さま』との時間や思い出が僕の心に強く残っていて、その時間や思い出がふいに僕を支えてくれることがあるからです。
将来についてあれこれと思い悩んでいた時、僕はふとなぜかそのことを自覚しました。そして急に、本を届ける仕事がしたいと思い立ったのです。あまりうまく言葉にできないのですが、そういう時間や思い出のようなものの蓄積が、僕が本を好きになった理由の核にあるような気がしています。

◇どんな本を持ってくるの

『はらぺこあおむし』 エリックカール 作 もりひさし
はらぺこなあおむしは、リンゴやナシをむしゃむしゃ食べて大きくなります。食べること、大きくなることに真っ直ぐなあおむし。そんなあおむしを見ているとこっちまでお腹がすいてきます。カラフルなキャラクターや食べ物と中の仕掛けも可愛い、絵本の楽しさを教えてくれる名作です。

『ぼくを探しに』シルヴァスタイン 作 倉橋由美子
『ぼくを探しに』は、自分に足りないかけらを探す「ぼく」の物語です。「自分に足りないものは何だろう」、誰でも一度は考えたことがあると思います。考え始めると足りないものだらけで悲しくなることもあります。でも、いざ足してみたら意外とうまくいかなかったりして。人生っていったいなん何だろう、自分っていったいなん何だろう、そんなことをシンプルな物語と共に考えさせてくれる絵本です。どうぞお手に取ってじっくりと読んでみてください。

「びっくりシールくじ‐全24種」
僕の友達の友達のイラストレーター、サイトウアケミさんに「びっくりシールくじ‐全24種」を譲っていただきました。ポップで可愛らしいシールが全部で24種類。アタリが出たら何かオマケいたします!