あひるの家の酒類で人気の【天然葡萄酒】の醸造元岐阜『天然ワイン醸造』では、2018年夏の猛暑により蔵の中のワインが発酵過多によりほぼ全滅というお知らせが、昨年暮れに問屋さんから連絡がありました。
ワインが発酵しすぎてブランデーのような味と香りになってしまったそうで、ならブランデーとして出荷できるかというと酒税法の決まりでそれもできず、2018年出荷予定だった【天然葡萄酒】の大半は出荷不可、現在処分方法検討中とのことです。
今期ごく少数となってしまった出荷可能な【天然葡萄酒】赤・白が、数量限定で入荷しています。通年での販売はできませんので、【天然葡萄酒】ファンの方はお早めの購入をおすすめしています。
なお、『天然ワイン醸造』の2019年分のワイン出荷の予定も今のところ未定となっています。
【天然葡萄酒】
蔵元の林家では昭和の初期から農業の一環としてワインを造ってきました。自家農園を中心に一部契約栽培しているぶどうは、有機質肥料を与えた土地で育て、酸化防止剤や保存料を使わないナチュラルなワイン造りをしています。
一般に市販のワインは培養された酵母を添加し醸造します。しかし林家では、天保年間に建てられた蔵に住みつく目に見えない微生物(酵母)が、自然に仕込みタンクに舞い降り、勝手に(自然に)発酵をはじめるのです。現在ではこのように醸造されるワインは極めて少なく、大変希少価値の高い「手造りワイン」です。