―東北三県の素材や料理をアレンジして、一品一品気持ちをこめて技をつくして作ります―
10月31日(月)夜9時、レストラン『きまぐれや』(羽村)のテーブルには、各々が作ってきた料理と包材が並べられました。
出張料理人きまぐれやシェフ吉田さんと鈴木さん、和菓子屋久保田商店の佐藤さん、魚屋さん海野君から、各々作ってきた料理やお菓子の説明からはじまりました。どれもこれも、ひと工夫もふた工夫もされた仕上がりでうまそうです。
「今回、東北の震災復興にテーマをしぼったので、作る方としては腕が振るいやすかった」と吉田さん。
吉田さんはこれまで5回支援活動に行き、子供たちと飯づくりをしたり、瓦礫の中に店を再開しようとしている人の支援に行ったり、中古のミニバイクを大量に送ったりと、震災復興にひときわ気持ちが入り、格別の料理に仕上がったと言います。
その後、包装資材屋中村化成の小川さんが、いろいろな重箱や風呂敷などを紹介。いくつかのやりとりの後、「ヨシ!これでいこう!」ということになり、料理の箱詰めが始まりました。
みんなの美意識が重なり合って、決定まで1時間余りがかかり、意外だったのは海野君のセンスのよさです。
「完成!」ということで羽村Bootのシゲさんが、三脚をたてライトをあて次々と写真をとっていきます。
全てが終わって、皆で料理とお菓子をいただきました。「ウマイ!」「スゴイ!」「腕が上がった!」「キレイ!」と賛嘆の声があがり、料理人、職人はうれしそう。
12時になり、皆おいしいものを食べた満足感でいっぱいで、「ヨシ!ヤロウ!」と気合いを入れ合って散会しました。
出来上がったのがコレです。
<きまぐれや 吉田友則作>
◇葛巻 短角牛の時雨煮
◇とろろとフォアグラのフラン フォンは岩手鴨で
◇北上四匠豚のバルサミコ煮とレンズ豆のマスコバド糖煮
◇伊達鶏の真空調理 須賀川トマトの雫マリネ
◇奇跡の三陸牡蠣のオイル漬 大麦と春菊のリゾット風
◇三浦大根と陸奥湾帆立飯のアランチーニ
◇三陸秋鮭の炙りマリネ
◇須賀川 ちぢみホウレン草のムース
◇花巻 二子里芋の雲丹の黄身焼き
◇蔵王 平飼い卵と海老の伊達巻風テリーヌ
◇焼きタラバ蟹と蓮根のベシャメルソースのパイ
◇津軽本鴨のコンフィと津軽林檎のグラッセ
◇三陸秋刀魚の燻製とキタアカリ(来た灯り)
<海野水産 海野和豊作>
◇寒サワラ西京焼き
◇真鯛の塩焼き
◇有頭海老
◇いくら醤油漬け
◇釜茹で帆立
<久保田商店 佐藤和弘作>
◇練切・福寿草
◇栗金団
◇花びら餅
三段重 21品目 27,800円
二段重 15品目 23,800円
≪限定70セット≫ 今回はどのお重にも渾身の料理、和菓子が入っていますので、三段重がおすすめ、お得です。
只今店頭配布用カラーチラシ作成中