あひるの家歴20年
に、間もなくなろうとしています。
それまで飲食業界をウロウロしていたけど、結婚を機にあひるの家にアルバイトとして雇用してもらったのが29才の3月。
小さいころからすぐ近くにあり、それこそ血となり肉となるものはすべていただいていましたが、まさか自分が両親と同じ仕事をするとは思ってもいませんでした。
バイト生1年目当初は「お百姓さんは作った野菜を自分で売れば、安くて新鮮だから喜ばれるんじゃね?」なんてシロート感満載でしたが、20年が経って「八百屋でよかったなぁ」とつくづく思います。
「わたし作る人、ぼく食べる人」じゃないけど、世の中すべての人に役割分担がある中で、八百屋、それもあひるの家の役割というものを、年を追うごとに身にしみて感じてくるようになりました。
「物売りだけど人も売る」、言葉はアレかもしれませんが、あひるの家はそんな八百屋です。作る人がいてあひるがある、食べる人がいてあひるがある、でもあひるがあるからこそ作る人も食べる人も喜んでもらえてるんじゃないかな。
今やネットでも有機野菜や無添加食品を買える時代ですが、それでもあひるの家はここ国立で対面で物と人を売ることをこれからも続けていきたいと思います。
SNS全盛ですからFB・インスタ・Twitterなどもやっていますが、「しょーもないのーてんきなせけんばなし」的に見てやってください。
今年もおつきあいありがとうございました。来年もあひるの家、そしてその周りにいるすべての人をよろしくお願いします。
あかし