来週末の『“現代のガマの油売り”本村さんFINAL!3月17日(金)18日(土)日本創健馬油全品20%OFFSALE!』を前に、以前本村さんから「ウチの馬油のことを知ってもらいたい」と長―いお手紙をいただき、あひるブログでも紹介した(株)日本創健創業者で現会長の舘内宗雄氏による、日本創健【馬油】誕生物語を、本村さんのあひるの家店頭販売FINALを前に今一度ご紹介させていただきます。。
日本創健馬油の誕生に迫る
☆馬油作りのきっかけは、家族のアトピーでした
馬油作りのきっかけは、家族のアトピーでしたちょうど今から51年前、食肉加工会社に勤めていた私の家に待望の長女が誕生しました。そりゃ可愛い赤ちゃんでしたが、日を追うごとに、娘の皮膚に異変が起きてきました。
赤く腫れ上がり、ところどころかきむしって血をにじませるようになったのです。まともな肌は手首から先と足首から下だけでした。それは今で言うアトピー性皮膚炎のようだったのです。
いつまでも泣き止まぬ娘を抱きしめながら私達夫婦は、「肌によい」と聞けば何でもやりました。どんな療法もたいした効果はありませんでした。毎晩のようにかゆがって泣き、その泣き声を聞きながら朝を待つというつらい日々が続きました。特に夏は大変でした。当時社宅といえどもクーラーはありませんし、暑さの中、泣く声が外に漏れないようにと近所に気を遣い、コンクリート住宅の窓を閉め切って寝ていました。娘の鳴き声が耳について眠れない日々が毎日続きました。
娘が1歳になろうとするそんなある日、友人から「皮膚のかゆみには、ガマの油がよい」と聞き、当時私の月給は2万円でしたが、迷うことなく、5,000円もするほんのひとに握りの容器に入った油を買いました。
早速、その夜娘に塗ってあげ、しばらくぐずっていた娘も疲れたのか眠りについて、久しぶりに家族、安心して床につきました。そして、朝になりました。今でもその情景は忘れることはできません。
昨日まで娘の泣く声に明け方から起こされていましたが、久しぶり妻と二人でぐっすり寝込んでしまっていました。
朝、七時ごろ目を覚ましてみると、枕もとに娘が手を差し出していました。私は、ガマの油を持ち「これがよかったの?」と聞くと、娘は「うん!」とうなずきました。ついうれしさのあまり、「良かったなあ!」と思わず声を上げてしまいました。そのガマの油の容器を取ってみると、原料は馬の油と書いていました。
私は頭に衝撃が走りました。
私は食肉加工会社に勤めており、仕事はハム等の生産部門を統括しておりました。当然、馬肉も使用しておりましたので、馬の油となる原料は会社にあったのです。日本中からアトピーのクスリを探してきましたが、原料である馬脂がなんと私の足元にあったとは驚きです。その日から、会社で処分する馬脂を持ち帰り、大きな鍋に湯を沸かし、中にもう一回り小さい鍋を入れ、馬脂を溶かしてみました。時間が経つにつれ溶けて液状になり、これを布でこしてビンに詰めてみました。ガマの油として買った値段からすると何万円分にもなりました。これなら娘のかゆい身体に十分つけてやることができることを思うと嬉しくてたまりませんでした。
その夜、娘の身体に塗ってやり、安心して床につきました。ところが、娘は寝苦しかったようで、翌朝、買ったガマの油を手にして枕もとに座っていました。「効かなかったのか。馬油であることは間違いないのに、どこがちがうのだろう?」私は、むらむらと研究心がわいてきて、馬油についての文献を片っ端から探してみました。しかし、見るべきものはありませんでした。
☆馬油の有効成分を引き出す抽出法を発見
ガマの油と私が抽出した馬油を分析にかけたところ、大きな違いはα-リノレン酸(血行促進、抗炎症、抗アレルギー作用に期待できる脂肪酸)でした。そこで、脂から油にする抽出温度に違いがあることに気づきました。
高い温度で抽出すると、多くの油がとれます。ところが、低い温度で抽出しますと少量しか取り出せません。抽出量は高温抽出の3分の1になりますが、α-リノレン酸の含有率は10倍以上に高まります。この違いを発見した時からさまざまな馬油を試作してみました。防腐剤等添加物を入れたりもして、娘をはじめ多くの方に試してもらいました。「アトピーは良くなったが、シミが残った」とか、「ヒリヒリする」という感想があり、何度も改良をかさねました。
☆最高級の馬油は原料の選定から
試行錯誤の結果、私は同等以上のものはないと自信を持って言える馬油を完成させたいと思いました。
その第一歩は原料の選定です。すばらしい馬の脂は、自然の牧草を食べて育った馬が持っています。残念ながら日本国内では人工飼料で育った馬がほとんどです。そういう馬からはα-リノレン酸は生まれません。身土不ニには背くかもしれませんが、私は世界を見て回り、広大な自然を背景に自然交配・自然放牧で育った馬のタテガミの下である皮下脂肪の部分がα-リノレン酸を一番多く含んでいることを発見しました。食用としても最高級の「コウネ」と言われる部分です。これを原料とし、先の低温技術で馬油を抽出します。もちろん、漂白はせず、防腐剤等合成添加物は、一切使用しません。今は保存目的で天然のビタミンEを1000分の1(0.1%)だけ入れ、99.9%が馬の油です。弊社の馬油は、α-リノレン酸が原料とほぼ同じ割合で出されていますので、「色が黄色で、α-リノレン酸独特の香りがある」というのが特長です。
☆常識をやぶる使い方
一般的に外用剤の使い方はよく、「お風呂の後や水仕事の後等・・・の後」に使用するようにと指導されていますが、弊社馬油は違います。「お風呂に入る前や手あれが予想される仕事の前に使うと効果的」と指導しております。・・・前によく擦りこむことで、馬油に含まれるα-リノレン酸が皮膚の深部まで浸透して洗剤やシャンプーによるタンパク質の破壊を防いでくれます。洗い流しても塗布した効果は持続します。特にお風呂の中では皮膚呼吸が活発になりますので、入る前に塗ることをお勧めします。もちろんお風呂上りにも塗っても効果はあります。患部がひどく荒れている場合は、患部にたっぷりと塗って、ガーゼなどを当てておいてください。少なくとも一ヶ月は試してほしいですね。 (以上創業者:舘内 宗雄より)
☆日本創健馬油が使用されている例
乾燥肌、肌荒れ、主婦湿疹、ひび割れ、しもやけ、ひじ ひざ かかとのカサつき、鼻の下のカピカピ、花粉症、生理痛、老人性乾皮症、皮膚掻痒症、筋肉痛、床ずれ、股擦れ、イボ、ガングリオン、妊娠線予防、出産時の産道裂傷(妊娠36週から会陰マッサージを)、出産後の痔の手当、乳頭亀裂、おむつかぶれ、あせも、湿疹、ぜんそく、虫刺され、たんこぶ、等
※全ての方に上記のような症状に効果があるとは限りません。
(株)日本創健 営業部
日本に馬の脂数あれど、本村さんが惚れ込んでその半生を捧げた(?)気持ちもわかります。
来週末17日(金)18日(土)は本村さんが最後の店頭販売にやって来るので、さらに詳しく知りたい方はぜひご来店ください。最後のチャンスですよー。