【みんなのおせち】 和菓子職人佐藤さん編

satooseti

「酒まん一つが日々満足いかないってのが面白いんだよね」
そう静かに笑う佐藤さんのいる久保田商店は青梅河辺駅から離れた郊外に。
おいてあるのは「酒饅頭こしあん」のみ。作っているのは親子孫三代70年。「為さん饅頭」と言えば青梅界隈では昔からのお馴染み。
元々上生菓子から色々作ってきた27 年、その作り出す作品に吉田シェフが惚れ込み一緒におせちつくりを支えて来てくれました。
そんな和菓子職人の佐藤さんは今回の【みんなのおせち】で、毎年人気の和菓子をさらにアレンジ。見て美しく食べて美味しい新春の和菓子をそろえました。

【栗きんとん】
和菓子屋が自信をもって作る、さつま芋を使わない栗だけの栗きんとんです。
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな一年であるようにという願いが込められています。
また、「勝ち栗」という言葉があるように、栗そのものが昔から縁起の良い食べ物として尊ばれてきました。
日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格。
砂糖の貴重な時代には、多くの砂糖を使用して調理する栗きんとんは、大変贅沢な料理でした。

【千代結び】
梅ジャム入り練羊羹。
神様に一年の感謝と次なる願いを込めての千代結び。千代に健やかでありますように・・・
青梅産の完熟梅で作った梅ジャムを入れて千代結びを作りました。

【桜ぷりん】
牛乳に桜の香りをのせた寒天製ぷりん。卵は使っていません。
ひと足早く春の香りをどうぞ。

【錦玉子( 下萌え)
黄身と白身の二色が美しい錦玉子は、その二色が金と銀にたとえられます。二色を錦と語呂合わせしているともいわれています。
早春の頃、雪の下から出てくる新芽を錦玉子で表現してみました。

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