今年も桜えびの季節がやってきました。“生桜えび”が食べられるのは春と秋の年に2回。今年の春漁は4月1日に解禁され、これから約1ヶ月間、駿河湾の宝石・桜えびが届きます。
桜えび漁は毎年3月下旬から6月上旬の春漁と、10月下旬から12月下旬までの秋漁と漁期が決まっています。夏は桜えびの産卵期にあたり、資源保護のため漁が休みになります。桜えびはその名前と体の色から特に春を連想させるので、駿河湾の春の風物詩として広く知られています。この時期にしか味わえない、駿河湾の春の味覚をどうぞ。
【生桜えび】100g 830円 [冷凍]
生ならではのプリッとした食感、甘みと旨みがあります。一番のおすすめは生でしか味わえない刺身。冷蔵庫で自然解凍し、冷水(薄い塩水かレモン汁)ですすいで、わさび醤油やぽん酢などでどうぞ。しらすと一緒に二色丼やちらし寿司、手巻き寿司、山かけ、和え物などにもご利用ください。
ある程度のヒゲは取り除いてありますが、気になる方はボウルに冷水を張り、桜えびを入れて箸などでかき回すことで取り除くことができます。
放射性物質検査結果[不検出]検出限界値3ベクレル/kg
明治創業、原浦商店の桜えび
原浦商店は桜えびが水揚げされる由比港の近くの浜辺にあります。漁港までの近い立地を活かし、とれたての桜えびを仕入れ、明治の創業からの伝統的な製造方法で加工を行っています。
桜えびは、昼間は水深200~500mに生息していますが、夜になると餌となるプランクトンを求めて水深30~60mほどまで浮上してくるそうです。これを見計らって、漁は風や波がない天候の良い夜に行われます。漁のあった翌早朝の市場のせりで、鮮度と質の良い桜えびを熟練した目利きの職人が仕入れ、鮮度を保ったまま最短で加工を行っています。
新鮮で活きの良い桜えびを仕入れる
夜水揚げされた桜えびはすぐに氷漬にされ、仮死状態にされます。朝になり、仮死状態から目覚めた後も身体に透明感があり、ぴちぴちと動きのある新鮮な桜えびを市場から仕入れています。
仕入れは手で触って確認
桜えびは脱皮を繰り返して大きくなり、成長すればするほど殻が硬くなります。どんなに新鮮な桜えびでも殻が硬いと生食には不向きです。原浦商店では、生食にちょうど良い硬さのものを手で確かめてせり落としています。
仕入れ後、最短で加工
せり落としたらすぐさま持ち帰り、洗ってある程度ヒゲを取り、凍結します。市場から近い距離に加工場がある利点です。