【東の線香花火(長手牡丹)】 15本 450円
宵闇に咲く線香花火。真っ赤な火花を飛ばしながら、はかなく燃え尽きる姿は、日本の夏に欠かせません。
輸入(中国製)のものが大半を占めるなか、わずかな作り手によって作り続けられている純国産の線香花火です。
和紙に火薬を巻いて撚っただけのもので、綺麗な花火を出すためには高度な技術を要します。日本人の器用さがうかがえるこのコヨリこそが、線香花火の命です。程よく堅くよることで綺麗な松葉のような火花が飛びます。輸入品とは比較にならない本来の美しさ、そして火持ちをご堪能ください。
線香花火は、ワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりと言われています。米作りが少なく、紙すきが盛んな関東地方でワラの代用品として紙で火薬を包んで作られたことから、この長手牡丹は関東地方を中心に親しまれています。
現在、国内で手造り線香花火を作っている所は僅か3ケ所。そのうちの1ケ所、伝統の光を守る「筒井時正花火製造所(福岡県高田町)」の作品です。