寒くなって霜や雪が降りはじめると、野菜や果物は凍らないため糖分をたくわえて、自らを守ろうとします。冬野菜が甘くておいしいと感じるのはそのためです。
更に、霜や雪によって筋っぽさが分解され、トロケルようになります。
寒さに耐えた野菜が、寒さに耐えている私達へのプレゼントが、旨い!野菜です。
大根・白菜・キャベツ・ほうれん草・小松菜・春菊・セリ・小かぶ・ブロッコリー・カリフラワーネギ・下仁田ネギなど、畑で育っている野菜は勿論のこと、寝かせ(貯蔵)してある長芋
じゃが芋・玉ネギ・人参・里芋・ごぼう、水(沼)の中にある蓮根なども、糖度が上がりおいしくなってきます。
樹にあるりんご・みかんも、極早生から早生に品種もかわり、甘味酸味も濃くなり、味わい深いものになっていきます。りんごは、ふじ・むつ・王林・北斗・秋映に加え、昔懐かしいスターキング・国光・印度なども入荷予定です。
瀬戸内海高根島(広島)の井場さんのみかんは、早生種に変わり味が濃くなりました。
大好評、奈良西吉野・王隠堂さんの富有柿は、あと1週間位で終了です。
体が温まるものを食べて、寒さに向かっていきましょう。
Author Archives: kano
11月30日(日)ロゴナ化粧品10%OFFSALE!
♪ロゴナスタッフ伊藤さんの丁寧な説明、メイクのアドバイスがあります。なんでもきいてください。
♪「これだけは欲しい」「当日来られないんだけど」という方、ご予約お受けします。10%OFFです。
―ドイツLOGONA化粧品は信頼できます―
今やナチュラルコスメブームで、何を選んだらいいかよく分からない、という声をよくききます。
アレコレ宣伝文句はあるでしょうが、そのメーカーが本当にそれを作りたがっているかどうかを見るのも、一つの判断の方法だと思います。
ドイツLOGONAは1970年半ば、「自然との共生」を旗印に拡がっていった“緑の革命運動”のスタッフが始めた会社です。
オーガニック&ナチュラル化粧品というものが巷にはなかった時代、原料となるハーブを求めて山野に分けいったり、搾るための水車を手に入れたりと、栽培~試作~製造~販売の全てを自分たちの手でやってきました。
その基本的な姿勢は、
◎原料は有機栽培あるいは野生植物であること
◎化学合成成分は使用しないこと
◎遺伝子組換植物は使用しないこと
◎動物実験は行わないこと
などがあげられます。
40年余りが経ち、LOGONAはドイツ国内の500の店舗と、世界の50カ国余りで取り扱われるまでになりました。
―この季節、ロゴナスタッフ伊藤さんのおすすめ3点―
【ハーバルマウスウォッシュ】 1,800円
プロポリスやセージ、没薬(ミルラ)などが、お口の中を清潔に保ちます。うがい時や、気分転換、はみがきの後などに、コップの水に4~10滴たらしてお使いください。刺激がなく爽やかな後味で、お子さまにもお使いいただけます。風邪予防、口臭予防に最適です。
【リップクリーム・キャレンデュラ】 650円
ホホバ、ミツロウ、キャレンデュラのエキスが入った無着色のタイプです。お値段が650円とお手頃なわりに、一度塗ると潤いがかなり持続します。ちなみに、私は皮がむけてガサガサだった唇がこのリップクリームを一度塗っただけで滑らかになってビックリしました。ベストセラーの大人気リップクリーム、ぜひお試ししてみてください。
【エイジプロテクション デイクリーム】 5,500円
ビタミンAのたっぷり入った果実のヒッポファンと、ヒアルロン酸がお肌に潤いを与えてくれます。三十路をとっくに過ぎたお肌もコレがあれば安心。実際、私も使い始めて肌年齢が20代に戻ったみたいに潤い、ツヤ、ハリが出ました。自然のパワーはスゴイ!
―ロゴナスタッフ伊藤さんからのお便りです―
ロゴナジャパンの伊藤と申します。あひるの家さんでのイベントは3回目となります。
前回のイベントでは、ロゴナ化粧品に興味をもっておられるお客さまがたくさんご来店いただいて、ロゴナスタッフとして喜ばしいかぎりでした。
女性は特にお肌がきれいだと、それだけで自信がつき笑顔になれると思います。今回のイベントでも、そのきっかけをつくれたらと思っています。私自身、ハーブやアロマにとても興味があって勉強もしていたので、時々説明がマニアックになってしまう時もありますが。
ロゴナジャパンのラウンダーとして日々、ロゴナ製品を扱っていただいているお店で楽しく販売していますが、休日にはジムに行き、ヨガやストリートダンスなどでリフレッシュしています。
3才から17才までクラシックバレエを習っていたので、友だちから「姿勢がいいね」と言われることがありますが、ストリートダンスは背中を丸めたり、クラシックバレエとは正反対の動きをするので難しいです。自然にカッコよく踊れるようになれる日を目標にがんばっています。
11月15日(土)16日(日)日本創健【馬油】全品10%OFFSALE!
―この冬の肌のトラブルや体の冷えに有効です―
寒くなって乾燥がすすむと、肌がガサガサになったり、発疹がでたり、ヒビ割れたり、冬の間悩まされます。辛いですよね。
それと、お風呂で温まった筈なのに、布団に入っても足先や手先、肩などが冷えてなかなか寝つけません。これも辛いですよね。
そんな時、トラブッテイル肌によくすりこんで(お風呂に入る前が効果的)温まると治っていきますし、冷えにはおなか、指先、ふくらはぎ、腰まわりにすりこむとバリアができて、体が温かくなっていきます。
ほんとうに、馬油は冬に欠かせない、頼りになる強い味方です。
―日本創健の馬油は―
・自然放牧で育てられた馬であること
・草だけを食べて飼育された馬であること
・馬のタテガミ下部脂肪部分だけを使用すること(一頭から5cm×5cm×長さ20cmしかとれない)
・35℃低温で抽出すること
そうすることで
・血行を促進し、炎症をおさえ、アレルギーを緩和するはたらきのあるα‐リノレン酸を多く含む馬油ができます
・タテガミ部分の脂肪だけを使うので純度が高く、肌にスーッと吸収され、油くささやベトベト感がありません
・水仕事やお風呂の前に使用すると(5~10分前)、浸透した馬油が肌をバリアしたり血行の促進を高め、一層効果的です(水やお湯に油が浮くことはありません)
―馬油の効能―
これからの季節、乾燥肌、あかぎれ、しもやけ、湿疹などにとても有効です。私も冬期乾燥肌なので、腿や腰まわり、背中、腕などがかゆかったり発疹がでたり、時々痔にも悩まされているので、馬油は欠かせないでいます。
幼児のおむつかぶれ、あせも、ひびわれや、産前産後の乳頭亀裂、会陰マッサージなどにも効果があります。馬油に含まれているα–リノレン酸は、植物でいえばエゴマ、シソの実に含まれている成分と同じですから、花粉症、鼻炎など粘膜疾患に有効です。
α–リノレン酸は、①血行促進 → 血液循環が良くなる。皮膚弾力(柔らかくなる)促進。 ②抗炎症 → 炎症を緩和する働きがある。 ③抗アレルギー → リノール酸過多によるアレルギーを抑える働きがある。
と、いわば万能薬です。
日本で昔から“ガマの油(我馬の油)”の名で、家庭の常備薬として重宝されていたのが、この馬油です。
―セキ・ノドのトラブルに有効と評判のレモンマートル試飲できます―
オーストラリアの熱帯雨林に自生するハーブ「レモンマートル」は、レモンの香りが高いのに酸味のない、さわやかな飲み口です。ユーカリやティーツリーと同じ成分なので、セキやノドの痛み、肺のトラブルを緩和します。お茶と飴があります。
―現代の“ガマの油売り”本村さんがやってくる―
沖縄~北海道まで、全国各地の店先で“ガマの油売り”を展開している本村さんが自分の家(福岡)に帰るのは、1年の内3分の1位だそうです。
最近は助産院、妊産婦の集まり、漢方医の集まりなどからも声がかかることが多くなり、ますます家に帰る頻度が減ってしまっているそうなので、「帰りづらくない?」と尋くと、「全くそんなことはありませんよ」とのことです。
日本でただ一人(?)の“ガマの油売り”の口上(説明)を聴きに来てください。
第25回有機交流電燈倶楽部へのお誘い
日時:11月15日(土) 19:00~21:30
場所:木乃久兵衛 キノ・キュッヘ 国立市西2-11-32 042-577-5971
スピーカー:狩野里夏さん(あひるの家スタッフ)
参加費:2,000円(おいしい料理とワンドリンク付き)
今回のスピーカーは、店先やあひる通信の「りかちゃんママのにこにこクッキング」での軽妙な筆致で好評の、里夏ちゃんが話します。
一部の口の悪いお客さんからは、「掃き溜めに鶴よね」と、その接客や人柄が高い評価を受け、ダンゴ3兄弟の母として育児、家事に奮闘し、自己表現の術(絵を描く)も怠らず… そして、全てを笑顔でフットワーク良くこなしてゆく。そんな里夏ちゃんが何を語るのか、それはそれは楽しみです。
今回は広い会場をとりましたので、子供たちを連れておいでください。お申し込みはあひるの家スタッフまで。
有機交流電燈倶楽部は3年前に始まりました
「大人になると、他の人の仕事や人生について聴いたり知ったり、自分の仕事や人生について考えたり話したりすることって、めっきりなくなってきたなあ」と思ったのが、この“倶楽部”をやってみようと思った動機です。
知っているような、知らないような人と、おいしいご飯を食べながら自己紹介、自己アピールをし合い、毎回その回のスピーカーの人の話しを聴いて、その後お喋りに興じ夜が更けてゆく、そんな集いです。
毎回、何故か晴れやかで、さわやかで、時々エキサイティングになれる集いです。
10月26日(日)栃木鹿沼から鈴木章さんがやってくる!
★お米売上げNo1 だるま印の章さんの新米10%OFFSALE! モチモチ甘いコシヒカリ 農薬・化学肥料不使用
★新米黒米と庭先でとれた栗を使った 炊きたて【栗おこわ】
★キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・レタス・南瓜・かぶ 他 ※放射性物質[不検出]検出限界値4ベクレル/kg
<章さんからのお便りです>
農業(有機)やって45年、こんなに度々田んぼも畑も水びたしになるのは初めてのことです。
幸い水はけがよくて、作物に影響が及ぶことは少ないのですが、2週つづけての台風被害はまだなんとも言えません。気掛りです。
もっと気掛りなのは、山から降りてくる鹿の多さです。
野菜や米が食べられるのも困るのですが、もっと困るのは、腹いっぱいになったからか、稲穂の中で遊ぶのです。走り回ったり、寝転んだり、朝田んぼに行くと踏み倒されているのです。
もっともっと気掛りなのは、熊の足跡が見つかることです。山の実が不作だったのか、今までにないことです。
「オレはいるゾ~、ここにくるなぁ~」と、ラジオの音を大きくして熊に知らせているつもりなのですが、作業に夢中になっていたり、番組に聴き入ってしまったりした時、後ろを振り向くことができません。畑に出ている人もほとんどいませんから、ゾッとします。
我が家の家計は、牛 → 米 → 麦 → 野菜 → 手間賃 の順で、10年前位まで野菜が一番だったのですが残念です。
百姓は今や一強一弱に振り分けられつつあります。
一強というのは大規模農家&企業で、多くの百姓は従業員になります。一弱というのは私のような自営農家です。
もし、「百姓になりたいな」と思っている人がいたら、10月26日来てみてください。ヒント位話せるかもしれません。
私も45年前、板橋区出身の百姓志願者でした。お待ちしています。
畑だより ―実りの秋 もうそこまで―
北海道富良野・阪井くん(元あひるスタッフ)から
とっても甘くてホクホクの【じゃが芋】【南瓜】【玉ねぎ】、ときどき【人参】
神奈川愛川町・北原くんから
【小松菜】【空芯菜】【インゲン】【四角マメ】【青唐辛子】【バジルソース】、もう少しすると【大根】【キャベツ】
栃木鹿沼・鈴木章さんから
【ブロッコリー】【カリフラワー】【レタス】【キャベツ】【白菜】
栃木鹿沼・田島さんから
【里芋】【小松菜】【チンゲン菜】【べんり菜】【大根】
青森弘前・伊藤さんから
【ふじ】【紅玉】【千秋】【秋映】【ジョナゴールド】
広島瀬戸内海・井場さんから
毎年大好評【みかん】
以上が直送入荷野菜・果物です。
他に、【蓮根】【小かぶ】【長芋】【春菊】【セロリ】【かぼす】【柚子】【富有柿】【キウイフルーツ(紅妃)】【ラフランス】などが出ます。
終了間近なのが、【トマト】【ミニトマト】【ピーマン】【なす】【きゅうり】【枝豆】【ズッキーニ】【オクラ】【ししとう】など夏野菜です。
育ちきれていなくて、数や大きさが不十分なのが【キャベツ】【レタス】【白菜】なのですが、もう少し経つと充実してきます。
鍋です。今夜はオデンです。
あひるの店先から
夏の休みは遊べるからいいですね。
「伊豆下田に集結せよ!」ということで、8月14日~16日、4家族(大人8人子供5人)が下田に集まりました。
新宿発踊り子号組と、長野松本から6時間かけて車を走らせてきた組とが、二泊三日の時を共に過ごしました。
宿は下田湾の岬の突端に建てられた白いペンションで、私の40年来の最も親しい友人が営んでいる『呑美里(のんびり)』です。
TVのロケで使われたことがある呑美里は、光と風を十分にとりいれた快適な構造で、さえぎるもののない眺望は「!」で、感動と感嘆です。
宿に着いた子供たちは、さっそく露天風呂にザブーンとおおはしゃぎ。貸し切りなので、あっちの部屋こっちの部屋と行き来しベッドでジャンプ。夜は屋上テラスで打ち上げ花火と星空と吹く風とビールで大人は堪能している間、子供たちは何回目かの風呂でおおあばれ。
夜が更けても子供たちは寝る気配ナシ。大人たちも庭に出て、ハンモックにゆられながらビール。
2日目、子供たち4時半に起床(2時半に起きたのはしかられた)。またも風呂に入り、用意してあるヤクルトをグビグビ飲みながら満喫。
そして海、そして夜バーベキュー(店で残っていた食材も送っていたので盛りだくさん)、花火、そしてまたビール。
最終日、下田湾めぐりのペルー船に乗って上方を見ると、呑美里のテラスから2枚のシーツがふられている。こちらもなるべくカラフルなタオル、上着を勢いよくふる。子供たちもエンジン音で聞こえるはずもないのに、「ナカイサ~ン」と手をふる。
ロープウェイに乗って望遠鏡で呑美里を見つけ、「あった!あった!」と報告。
下山して松本組と別れ、帰りの踊り子号へ。
たまには、ときどき、心に刻まれるよう時を刻むのはいいもんだなあと、つくづく思った夏の休みでした。
畑だより ―なんといっても新米がでます!―
<直送野菜の畑から>
「農薬・化学肥料不使用コシヒカリ」の新米が、9月10日頃から入荷します。
章さんは有機農業歴45年の大ベテラン。有機農家でも珍しくなった、有畜複合有機農業を実践。
ようするに、牛を飼って(母牛の名はハナ子)、そのフンや床ワラと野菜、落葉などを混ぜ、1年寝かせて堆肥にし、畑にすきこんで米・麦・野菜を作り、それを牛に食べさせ…… の循環農業をやっています。
「畑も大変だけど、牛の世話が大変だなあ。この間の台風で牛小屋の屋根が飛んじゃってさ、もろに雨風が入りこんで、牛はおびえてるわ、屋根は直さないといけないわ、メチャクチャ暑いわでヘトヘトだったよ」とのこと。
「今年の米の出来具合は◎印だけど、この後晴れた日が続いてくれないと、いもち病がでるかもしれない」
「あと1~2週間晴れて、台風がきてほしくない。祈るばかりです」
野菜はキュウリだけ。10月に入るとブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・レタス・白菜・大根…と、秋野菜が出ます。
田島穣さん(栃木・鹿沼)
「農薬・化学肥料不使用コシヒカリとヒトメボレ」の新米が、9月20日頃から入荷します。
田島君は有機農業歴35年。農業大学校の生徒だった「ミノルちゃん」の面影を今も残している坊ちゃん顔なのに、早くも孫ありのジイジ。
田畑輪環農業を実践。これも、ようするに畑と田んぼ(野菜と米麦作り)を交互に行うことで、それぞれの養分を土にしみこませ、無肥料栽培でできるというやり方。
この夏は暑くて雨も少なく、「毎日毎日草とりと水やりばかりで、体の水分の最後の一滴までしぼりとられるような気がした」。それ程、夏の畑は暑かったということ。
「米の出来は◎印で、あまりの暑さで米粒に少し白い部分がでてるかもしれないけど(乳白米)、これはねばりと甘味の成分なので、おいしいと思うよ」
野菜は9月中旬に、絶品の里芋。あとは10月までナシとのこと。
北原瞬さん(神奈川・愛川町愛甲郡)
4回目の夏。米はまだ作っていません。
この夏の想い出。良かった事3つ、悪かった事(?)1つ。
◎ トラクターを現金で買いました。
◎ クーラーを現金で買いました。
◎ 祥ちゃん(妻)が本格的に農業に関われるようになり、トラクターをバリバリ動かして仕事が進んだ。
× 子供(カシワ君)が何度かひきつけをおこし、ぶっ倒れて救急車で運ばれるという恐怖の出来事があり、「熱中症なんじゃない」ということなので、ついにクーラーを買い、泣かないよう怒らせないよう「ハイ、ハイ」と何でも言うことをきくようにしているそうです。「まるで王子様みたいで、最近態度がでかくなってきたよ」とのこと。
八王子から引っ越してから初めての夏は、このように過ぎていきました。
野菜のこれからは、四角マメ・オクラ・生落花生・ラディッシュ・小松菜・チンゲン菜などが育っています。
「わが家で作ったバジルソース・しそジュースもご利用ください」
サテ、
<果物は>
メロン・キウイフルーツ・バナナ・りんご(つがる・さんさ・未希ライフ・祝)・桃・ぶどう(デラウェア・巨峰・ベリーA・ネオマスカット・甲斐路)・梨(幸水・豊水・二十世紀)… 1年で1番豊富です。
この夏、暑く雨も少な目だったので、小粒ですが甘いです。
<野菜は>
夏野菜が終わりに向かい、冬野菜がまだまだの端境期(はざかいき)なので、淋しい限りです。
新しいところでは、新さつま芋・新里芋・北海道の人参・玉ネギ・じゃが芋・南瓜・坊ちゃん南瓜、そんなところです。
「あれもナイ」「これもナイ」と言われつづける日々が続くので、八百屋としてはとても辛い季節です。ア~ア。
あひるの店先から
7月21日(月)、「そこに行けば、フクシマがきこえる」という催しをやります(といっても明々後日のことなんだけど)。
今回は、震災時避難所の責任者をやっていた南相馬の星巌さんに来ていただいて、「あらゆるモノが不足しているのに、不安だけが日増しに充満していった」避難所での暮らしぶりを、アルバムを見ながらお話しいただき、その後、市役所を退職し地域農業の復興を目指して「農家民宿いちばん星」を開業し、「社団法人いちばん星プロジェクト」を発足し、地域を元気づける活動をつづけている、そんな話しを星さんの西瓜を食いながら話し合っていけたらと思っています。
当日参加OKです。会場はステーションやほ(富士見台第一団地バス停前)、14:00~17:00、参加費1000円。待ってます。
次のウィークエンドふくしまの催しは10月初旬、「フクシマを食べよう」を予定しています。福島の郷土料理ワークショップ(ふくしま食堂)と、福島の農産加工品の販売を予定しています。
福島からおばちゃんに来てもらって料理を、百姓に来てもらって直売ができないか、「あの人この人」打診中です。
7月31日(木)20:00から、フクシマを食べようプロジェクトの準備会合をやります。おいしい楽しい催しにしたいので、来れる人一緒にやりましょう。場所は個人宅なので、あひるスタッフにおききください。
話し変わって、
この3週間余り、息を深く吸い込めないような気がする日々でした。孫の玄太(4才・三男)が多摩医療センターに緊急入院したのです。
股関節が炎症をおこし水がたまっているので、下半身を固定し、両足首に重りをぶらさげる治療が行われていました。ようするに、ベットから一歩も出られない訳です。
さあ大変!時間帯と個人名と各人のスケジュールを記した表を作り、埋めていくのです。病院での「ショートリリーフ」「ロングリリーフ」「泊まり」、蒼太(小1)太郎(小3)の学校は何時で終わってその後どうして夕飯はどうするのか、などを記していくのです。
ところが、心理的なことなのか、「腹が痛く」なったり「頭がズキズキ」したり、その度「どうすべえ」と思案するのです。
「今日はオレが4時間のショートリリーフだ」と病院に向かうのですが、ベッドに座りきりの玄太とどんな遊びをやっていいものやら、考えあぐねるのです。
玄太にちょっとだけ気に入ってもらえたのは、六面ある鉛筆を削り①~⑥までの数字を記し、紙に運動会のトラックを描いて、鉛筆を転がして出た数だけ進み、どっちが早くゴールするかというものです。「玄太vsじじ」「くじらvsアリ」「ママvsパパ」「カラスvsメダカ」と、様々な対戦がありました。
玄太はなかなかのご飯食いなのですが、出される食事は多くはありません。米粒ひとつ残さず食べるのを見て、「ちょっと待っててな」とコンビニに行って、コロッケバーグとジュースとパンとグミを買ってポケットにつっこみ、「ほら!」と一つずつ見せると、もうクシャクシャの笑顔。
「でも病室で食べちゃいけないんだよ」と玄太、「ダイジョーブ、オレ見張ってるから、イケ~」と私。
シーツの下に隠して、一つ一つ取り出して食べていました。
3週間目「退院」が決まって、大人たちはもうホッとしました。「もう限界だよな。それにしても玄太、一度も家に帰りたいって言わなかったよな。いつ行ってもニコニコして、きっとガマンしてたんだよな」
退院して2~3日して店に来た玄太に、「病院たいへんだったよなあ、つまんなかっただろう、たいくつで」ときいたら、「おもしろかったよ」とニコニコ顔。親にきいても「楽しかったらしい。お泊り行ってる感覚だったんじゃないかな」の感想。子供恐るべし。
ともあれ、ほっとしている日々です。
ウィークエンドふくしまinくにたち第1弾
夏休み初日の7月21日(月・祝)14時から、国立市富士見台商店街にある「ステーション谷保」で、警戒区域からいちばん近い民宿「いちばん星」を営む星巌さんのお話を聴く会を開きます。
星さんは南相馬市の職員として、311後それはそれは壮絶な避難所運営を担ってこられた方です。
「避難所」と言われる場所は、単なる体育館で、プライバシーは皆無。身内の安否さえわからない中で、パニックになりそうな一人一人を、ご自身も被災者でありながらどうやってケアし、まとめていかれたのか。
「もう避難所はいいから役所内に戻ってこい」と言われたとき、すっぱり市役所を辞めて、警戒区域を訪れる方々に宿を提供するために、ご自宅を改装して農家民宿「いちばん星」をつくられた方に、じっくりお話を伺います。
正直、もの凄く重い話ですが、星さんは冷静に客観的に、あの震災、その直後に起こったことを淡々と話してくださいます。
3年が経ち、風化・後景化されそうないまだからこそ、星さんのお話を聴き、一緒に考えられたらと思います。
これからの道筋、いまここからつながる未来を見据え、希望を見つけるために。
詳しくは主催の「福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク」のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/fukushima-tanemaki