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畑だより ―高く飛ぶか、北へ向かうか―

この暑さで栃木・茨城・千葉など平場(平地)の野菜は終盤戦を迎えています。
「トマトが暑すぎて割れはじめた」とか、「とうもろこしが雨不足で立ち枯れしはじめた」とか、「きゅうりにス(・)が入りはじめた」とか、「水不足で大根に黒芯病がでてきた」といった情報が寄せられてきています。
いよいよ北へ!いよいよ高原へ!と産地移動が始まりました。
野菜果物の主力産地は、山梨北杜市(標高400m)・長野北軽井沢(標高1000m)・青森つがる市・弘前市・山形尾花沢市・北海道函館などになります。
果物は
今夏少雨高温に恵まれて糖度が上がり、おいしい出来になっています。
尾花沢の西瓜、つがるのメロン・西瓜、笛吹のぶどう・桃・すもも、どれも近年にない甘味と香りになっています。
弘前の伊藤さんからいよいよりんごが出荷されてきました。はじめは酸味のある小粒の【夏みどり】【祝】と青りんごが続き、そのあと赤味のあるほんのり甘い【つがる】と続きます。年間50種類のりんごを作っている伊藤さんのりんご、楽しみにしてください。
野菜は
高原物、北国物とも日中は陽射しが強く夜冷えるので、味・品質とも優れています。
トマト・キュウリ・ナス・ピーマン・トウモロコシ・大根・キャベツ・レタス・枝豆・だだちゃ豆など、夏野菜が揃います。
期待の北海道野菜(じゃが芋・玉ねぎ・人参・南瓜)は8月下旬から開始予定です。
暑さに強いツルムラサキ・モロヘイヤ・エンサイ・ニガウリなどは、ひきつづき茨城・千葉から出荷されてきます。
鹿児島から新さつま芋・新ごぼうが出はじめました。
夏野菜・果物の今が一番いい時です。おいしく食べて楽しんでください。

有機交流電燈倶楽部へのお誘い

“過ぎゆく夏を惜しみつつ、明日も元気で勢いのある、そんな日を迎える集い”

日時:8月30日(木) 19:00~21:30

場所:木之久兵衛(キノ・キュッヘ) 西2-11-32 042-577-5971
国立駅南口から富士見通りを歩いて15分
国立音楽大学付属高校向かいのビル地下1F

参加費 大人:2,200円(料理とワンドリンク) 子供:1,000円(ワンプレートご飯)

定員:30名

申し込みはあひるの家スタッフまで

今回は春夏が終わり秋冬がやって来るという季節の移り変わりもあり、テーマは「リ・スタート」になります。
桐朋学園通りから国立北口の閑静な住宅街に移転し、目下店創りに汗を流している、アグレアブル・ミュゼagreable museeの石田さん中野さんに、「リ・スタート」を語ってもらいます。
勿論、参加者各人各様の「リ・スタート」もおおいに語ってもらいます。
三線、ギター、ウクレレ、歌などをおりまぜながら夏の宵を楽しみましょう。

―有機交流電燈倶楽部のご案内―
「有機交流電燈倶楽部」は「広場」です。
来たい時に来て、楽しんで、また帰ってゆく広場です。
1~2ヶ月に1回「有機交流電燈倶楽部」は催され、おいしい料理を食べながら、その時のスピーカーの話しをきいたり、お喋りをしたり、友達になったり、「ウ~ン」と人生を考えたり・・・。
これまでスピーカーとして自分の人生や仕事での体験や経験を語ったのは、たいやきやゆいの由井君、お菓子屋ミモザの洋子ちゃん、将棋士七段の堀口さん、谷保の有機農家北島さん、スタジオ凛の矢澤さん・・・・・・と、14人になります。
参加者は幼児~中学生~60才代と幅広く、なかなか刺激的な集まりになっています。
今回はスピーカーの話しを巡って論議するといったタイトな集まりではなく、夏の疲れを飲んで食べて歌って喋って癒そうというゆるい集まりなので、初めての人も参加しやすいと思います。
お出かけください。

畑だより ―安くなって、おいしくなって、ウレシイです―

寒かったり、突風が吹いたり、台風がきたりと、畑の野菜たちは散々な目にあいました。
いつも気付かされるのですが、街に住んでいる私達にとって、台風が去ってしまえばおしまいですが、百姓たちはそこからが始まりなのです。
「サテ、収穫だ」の野菜・果物がちぎれたり、とばされたり、倒れたり、支柱やハウスが壊されたり。「もうやってらんねぇよ」と呟きながら片付け、おおあわてで種を播きなおしたり、添え木をしたりする訳です。
あてにしていた収入がなくなったり、播きなおした野菜が育つかどうか不安いっぱいだったり、百姓仕事と百姓は実に々大変だと思います。
「百姓は二枚腰、三枚腰でしぶとい」とよく言われますが、あたり前!2年に1度は失業しているようなものですから、それで5代目6代目と代を継いでいる訳ですから、それだけで畏敬の念を抱いてしまいます(あひるの家が36年目なんて彼らにとってまだまだ“本気”と認められないんだろうな、と思っています)。
そんな百姓から、この夏もおいしい野菜・果物が届きます。直送野菜・果物は栃木の鈴木さん田島さん、茨城の竹村さん、八王子の北原君、青森の伊藤さんから、大根・キャベツ・ニガウリ・ズッキーニ・トマト・キュウリ・インゲン・トウモロコシ・サクランボ・プルーンなどが届きます。
POD、温市経由では、茨城・要ファーム、山梨・明野グループ・群馬・上州なっぱの会、千葉・さんぶ野菜ネットワークなどから、やはりトマト・キュウリ・オクラ・ししとう・トウモロコシ・ナス・ピーマン・小玉スイカ・桃・すもも・大玉スイカ・ガラリ(奄美大島)などが届きます。
今は、この間きた台風でやられ、いったん入荷野菜・果物が減少しますが、7月中旬位から一気にどの産地も夏野菜満開となります。
今年の夏も暑くなりそうです。おいしい、力のある野菜を食べて、夏に向かっていきましょう。
ちなみに「安くなった」のは、産地が関東に移ってきたからです。いっぱい食べてください。

初夏を彩る果物新登場!

【びわ】 1PC 770円 和歌山・内芝さん 有機農産物
やさしい甘みのみずみずしいびわ。5~6月だけの季節限定フルーツです。
生産者・内芝さんのびわ畑は太陽の光が降り注ぐ、山の斜面にあります。柔らかく多汁な果肉で、上品な甘みのびわをお届けします。種は焼酎漬けにもどうぞ。

【アンデスメロン】 1個 1,190円 熊本・肥後あゆみの会 農薬・化学肥料5回使用
柔らかな果肉に甘い果汁がたっぷりのネットメロン。
お尻が柔らかくなり、甘い香りが強くなってきたら食べ頃です。食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やしてどうぞ。

梅・らっきょうご予約承り中

あひるの家販売ランキングBest3にいつもランキングしているのが、王隠堂さんの「梅干」です。「この梅干おいしいのよね」と、まとめて買っていかれる方が何人もいます。たしかに塩もいいし、しそもいっぱい入っているけど、やっぱり梅が旨いんだと思います。
奈良・西吉野の山中、標高400mのところにある王隠堂さんの梅林の土は、ふっかふかであったかそうです。それと、王隠堂さんの家はその名の通り、南北朝時代後醍醐天皇をかくまったことで名字帯刀を許された由緒ある家系で、その頃から梅を栽培していたそうですから、もう歴史的産物ということになります。歴史と時代が合体した産物が、王隠堂さんの梅です。
子供が大好きな梅ジュース・梅シロップ漬けは、作るのカンタン、1ヶ月位から飲めるので、この夏中楽しめます。大人が大好きな梅酒も作るのカンタンというか、ただ焼酎と梅を合わせるだけみたいなもんです。3ヶ月位でおいしくいただけます。誰もが顔をしかめながら、それでも1年中食べている梅干は、ちょっと手間がかかりますが、その分自家製梅干は旨いです。夏を越えた頃から食べ頃になります。
最近漬ける人が急増しているのがらっきょうです。甘酢漬け、塩漬けがありますが、パリパリで食べたい人は2~3日漬ければOKです。味がしみて少しやわらかいのをお好みの人は1ヶ月待ってください。むきながら味噌なんかつけて食べる生らっきょうもおすすめです。
只今漬け方レシピ配布中です。「な~んだ、これならわたしにもできる」と思った人、ご注文ください。期間はわずか2週間、1kgからやってみよう。

【小梅  1kg 1,379円 農薬・化学肥料7回使用 6/4~6/16入荷

【南高梅】 1kg 1,980円 有機農産物  6/11~6/23入荷

【青梅(シロップ・梅酒用)】 1kg 1、150円 6/18~6/30入荷

【青梅(梅干用)】 1kg 1、150円 有機農産物 7/2~7/14入荷

【らっきょう】 1kg 680円  5kg 3,150円 農薬・化学肥料使用せず 放射性物質[不検出]検出限界値3ベクレル/kg 6/18~6/30入荷

有機農家からとれたて野菜届きました!

☆新米百姓 八王子・北原君から
【小松菜】【かぶ】【長ネギ】
百姓2年目の北原君(30才)の野菜は、土がイイのか腕がイイのか、ともかくウマイ!
まだだけど(6月中旬)、トマト・カラフルミニトマトは「いつでるの?」とお客さんの期待も大きい。

☆ベテラン(有機農業歴32年)なのにまだ若い(?50才)栃木・田島君から
【サンチュ】【味美菜(チンゲン菜と小松菜のかけ合わせ)】【サニーレタス】【大根】【山東菜】とバリエーション豊富。
さすが!と毎回手をたたく出来映えです。

新もの野菜(冬野菜が終わって、この春新しく育った野菜)を食べてください!

有機苗はじまりました 一鉢あると料理に便利です

【スイートバジル】【青じそ】【ミニトマト】【ピーマン】【パセリ】
栽培しているのは、茨城・行方の福山君(通称ハーブスマン)です。
インド放浪中に行き倒れた福山君は、見ず知らずの人の家で介抱され、道端にはえている草花を煮つめた汁を飲まされみるみる回復、命びろいをした体験でハーブのチカラに目覚め、帰国後ハーブ栽培をはじめたのです。
命の恩人(?)ハーブに寄せる愛情はひとしおです。
福山君から届いた苗は、茨城・ハ-ブスマンの農場内の山で自給した腐葉土や堆肥を使い、特製の有機の土で大切に育てられた苗です。有機で育てられた苗は、植え替えてからの成長ぶりに違いがでます。また香りも高く、丈夫で家庭でも上手に育てることができます。庭やベランダにハーブを植えて、植物とのコミュニケーションを楽しみましょう。

<ハーブ栽培のポイント>
ハーブは陽あたりがよく、風通しのよい場所を好みます。早めに植替えをし、表面の土が乾いたらたっぷりと水をあげてください(あげすぎには注意)。植え替えには【コスモ塾のぼかし肥料】がおすすめです。

【青じそ苗】 1POT 320円
日本を代表するハーブ。ハーブ苗の中で一番人気。ちょっとした薬味に、一鉢あるととても重宝します。

【スイートバジル苗】 1POT 380円
ハーブの王様。スパゲティバジリコ、トマトサラダなど、チーズと相性も抜群です。日当たりの良い場所で水はけをよくして育てます。収穫は、蕾が開く直前に行います。枝分かれしてきたら摘心を兼ねて摘み取ります。収穫後は、乾燥させて細かく砕いてビンなどの密封容器に入れておくと、長期間利用することができます。バジルは切り口から変色しやすいので、食べる直前に摘み取るのがおすすめ。

【ミニトマト苗】 1POT 380円
夏に欠かせないミニトマトの苗。自宅のベランダや庭先で収穫が楽しめます。ミニトマトはプランターでも育てやすく、初心者の方でもつくりやすい野菜です。さらに、カロテン、リコピン等大変栄養豊富なうれしい野菜が収穫できます。日当たりの良い場所で、水はやりすぎないほうが美味しい実がなります。成長したら支柱を立ててください。

【ピーマン苗】 1POT 380円
品種はワンダーピーマン。肉厚で大型。詰め物や炒め物、サラダにも。日当たりの良い場所を確保し、伸びはじめたら添え木をして、長く収穫できるように大きくなりすぎないうちに取りましょう。小ぶりで収穫した方が、枝が疲れず収穫量は多くなります。

【パセリ苗】 1POT 220円 長野・吉澤さん
苗からの栽培は比較的簡単です。届いたらなるべく早く、水はけの良い畑やコンテナに根を傷めないようポットだけはずして土ごと植え替えてください。株が衰えないように1株につきいつも10枚以上の葉を残し、15枚以上に生育した外側の葉から葉枝の根元を取っていきます。

【コスモ塾のぼかし肥料】 1kg 546円
表面に撒いてから耕してください。魚骨粉、菜種粕、大豆、くん炭、カキガラなどをバランス良く配合しているため、三要素以外の微量要素も理想的な形で含まれています。微生物によって完熟発酵させているので、成分バランスが良く、穏やかに確実に効きます。速効性原料と遅効性原料の組合せにより過剰吸収がなく、肥効が穏やかに持続します。プランター(65cm)で50g位。5号鉢で8g位。追肥は適量を根元から離して撒いてください。放射性物質検査結果[不検出]検出限界値20ベクレル/kg

※ハーブスマンのハーブ苗の土には原発事故の影響を懸念し、ピートモス(カナダ産ほか)、ハウス内でシートにくるみ保管していた事故前製造の稲わら堆肥、約1m下層部より採取した山土を使用しています。
〔参考〕:茨城行方市/ハーブスマンの農産物(ハーブ)放射性物質検査結果[不検出]検出限界値3ベクレル/kg