夏はかき氷屋 冬はたいやき屋
ふたつの季節を疾走する
たいやきやゆい(国立) 由井尚貴
1時間待ちはあたり前のかき氷屋、順番待ちでリヤカー屋台が囲まれているたいやき屋。由井君の行く所にはいつも人垣であふれています。
そのお目当ては、5~10種類の季節に合わせて作る自家製シロップだったり、小豆の味と香りがしっかりして優しい甘さの餡を一丁一丁丁寧に焼いた皮でくるんだたいやきだったり、時々登場する白玉ぜんざいやおはぎなど季節の和菓子。
どれもが「ウ~ン、ウマイ!」と大好評です。
その秘密は“仕込み”にあります。
販売が終ってから仕込みに入るのですが、深夜零時前に終わることはありません。翌朝も仕込むので、眠る間、食べる間がなかなかとれません。
そんな素振りは一度も見せることのない由井君の笑顔も、大きな魅力の一つです。
今回は小豆餡の中に胡桃と干し柿を練り込み、パリパリの皮で包んだ最中と、和菓子屋佐藤さんと作るサプライズの一品(思案中試作中)です。
さらに“間”が少なくなりますが、お楽しみにしてください。
おめでたい梅の花をかたどった【節句のもなか】に加え、初の試み【サプライズコラボ】に挑戦する由井くん。
あんこものには自信がありますが、和菓子の大先輩佐藤さんとのコラボは、楽しくもあり緊張もあり。
今回の【みんなのおせち】でのコラボが、来年のたいやきやゆいの糧となることを信じて。