Author Archives: kano

あひるの店先から

前回予告お知らせした「国立から福島へ ~リアルなフクシマの今を体験するバスツアー~」。募集する間もなく定員になってしまい、キャンセル待ちの状態です。
大型バスに切り換えてもいいのですが、初めてということもあり、宿泊先も25名で満杯という状況ですので、今回はこれでということにしました。
あひるの家のお客さんも5名申し込まれ、「一度行ってみたかったのよね」「宮城・岩手などの被災地支援には行っていたけど、福島にはなかなか行けなかったのよね」と楽しみにしている様子。
ただ、申し込みにあたっての共通の悩みは、「オシッコが近い」。
ぼく自身がそうなので、「サインがあれがあらゆるサービスエリアに停まります」ということで安心してもらいました。
次回企画では是非ご一緒に行きましょう。

福島関連の次のお知らせは、11月4日(月)市民祭で福島産の物産を販売します(ふくしまたねまきプロジェクトのブース)。
まず、南相馬小高商業高校生企画の【だいこんかりんとう】。たねまきプロジェクトのスタッフが総出で仕込んだ、福島名物【ざくざく汁】。根菜類、こんにゃく、焼豆腐、鶏肉などをじっくり煮こんだ汁物です。おわんは『たいやきやゆい』の由井君がプレゼントしてくれた紙おわんです。
そして、毎月おいしいおむすびを販売してくれている『おむすび屋高ちゃん』の協力で、福島会津高田の山中さんが作った無農薬米で炊きたてにぎりたての【おむすび】と【お赤飯】を販売します。
4日のお昼ご飯に【おむすび】と【ざくざく汁】と【だいこんかりんとう】を食べに来てください。

次も福島で、12月クリスマスに多摩市恵泉女学院で、福島の親子20名程をお招きしてクリスマスパーティーを予定しています。このイベントのホステスは恵泉の女学生が担います。パイプオルガンの荘厳な音色をききながら、素敵なクリスマスが迎えられそうです。

と、年内は福島一色ですが、勿論八百屋さんの方も気ぜわしくなり、毎年大好評の【みんなのおせち】は更に充実して11月初~中旬には申し込み開始となる予定です。
あと2ヶ月、「今年も良い年だったなぁ」で終わりましょう。風邪をひかないように。

あひるの店先から

国立産のはちみつを使った飴が始まりました。hatimitu
そこで、9月24日自転車にのって中央高速をくぐった先にある飯塚ルミさんの養蜂場に行って来ました。
道路際の畑の一角に巣箱が20個位並んでいて、ミツバチがブンブンとんでいました。
着くとルミさんからネット付き帽子を渡され、巣箱を見て回りました。
巣箱の横には水場があってメダカが泳いでいて、ハチがたくさん水を飲みにきていました。
足元の草むらには何匹ものスズメバチの死骸がころがっています。
ルミさんが知人に手伝ってもらって建てた小屋で、6月にとれたのと8月にとれたのをそれぞれ食べさせていただき、紅茶にもたらしていただきました。
6月と8月咲く花がちがうのでしょう、はっきりと味の違いがありました。
ちなみにミツバチの行動範囲はひじょうに広く、日野、八王子位までとんで、ここに戻ってきているのではないかと、ルミさんは言います。
話しの最中も巣箱から目を離すことはなく、何度か捕虫網をもって巣箱に行き、その度スズメバチをゲットして足で踏みつぶしていました。
完全につぶれたかと思っていたのが突然飛び去っていったのはビックリです。
「夏の間はスズメバチの群れとの戦いよね。10匹位が一気に来てミツバチを殺しまくり、巣箱に入りこんで幼虫や蜜を根こそぎ食べてしまうんだもの」とニコニコ顔で語ります。
市の広報がきっかけで始めて6年。子供の頃、岩手で果樹園のかたわら養蜂をやっていたお父さんの手伝いをやっていたので、ハチを飼うことに戸惑いはなかったそうです。
それでも、1人で朝から暗くなるまでハチのための花を育てたり、草を刈ったり、ハチの世話をしたり、スズメバチと戦ったり、蜜をとったり、瓶に詰めたり・・・と大忙し。
この夏の暑さでヘバルこともなかったというのは、ハチミツを食べているせいなんだろうか。
「蜂毒って知ってます?頭や肩や腰なんかがこったり痛いとき、ハチを一匹つれてきて痛いところにおいて刺してもらうんですよ。そうするとスーッとコリや痛みが消えていくんです。昔からの言い伝えだけど」「へぇ~、知らねえな」
飯塚ルミさんのはちみつイベントは、スズメバチがいなくなった11月になります。ルミさんのハチミツは近日取り扱い開始です。

話しは変わって、ちょっと先とけっこう先のお知らせを2つ。

1つめ。
「国立から福島へバスツアー ~リアルなフクシマを体験する~」の日程が決まりました。
11月22日(金)~23日(土)の1泊2日。
おおまかな行程は、
22日(金) 8:00 国立発 ~ 被災地訪問 ~ 南相馬小高商業高校生と交流 ~ 農家民宿『一番星』宿泊・交流
23日(土) 8:00 発 ~第一原発のなるべく近くまで行く ~ 郡山のビッグパレットで催される「ふくしまオーガニックフェスタ2013」のイベントに合流(福島産お土産・飲食・パネルディスカッション・映画・・・ 秋吉久美子さんもパネラーの一人) ~ 夕方発 ~ 21:00 国立着予定
勿論バスの中ではワイワイガヤガヤと盛り上がっていきたいと思います。
定員25名、参加費12,000円(バス代・宿泊費・保険)。近日、詳細とともに参加者募集をはじめます。平日がらみですが、なんとか都合をつけて一緒にき行きましょう。

2つめ。
来年2月22日(土)、「オーガニックショー ポラン広場2014」を中野駅1分のサンプラザ8階で催します。
今回は皆で楽しめるよう、「作る・食べる・感じる・考える」ワークショップ形式でやりたいと思っています。
「何が面白いか?」思案中です。

あひるの店先から

この春「福島とつながるたねまきプロジェクトネットワーク(略称たねまきネット)」の地域代表になりました。
たねまきネットは国立・多摩・恵泉女学院の3地域活動の総称になります。
国立のたねまきネットは、2月にはくにたちマルシェとコラボして、福島南相馬の高校生20名を招いて、西友の地下や7階ホールで「大根かりんとう」の販売やプレゼンをしたり、お泊りのお世話をして各種新聞に報じられたり、国立への避難者とともに国立富士見台に農園を開いたり、福島いわきの古民家をゆずり受け保養施設にしようとしていたり、世田谷下北沢にある福島のアンテナショップ&レストラン「オルガン堂」をサポートしたり、東京都の地域活性化助成金をゲットしたり・・・・・と、大変活発な活動をしているグループです。
時々活動の一部に参加させてもらい、そのパワーに感心していました。
春、“代表”の打診を受けた時、ぼくはたねまきネットの会員(50名程)になったばかりだったので、「入学したての者が生徒会長になるようなものだから無理だよ」と辞退したのですが、「ダイジョーブ、ダイジョーブ」と根拠のない勢いにおされ、「1年間代表見習いという猶予もってくれるなら」と引き受けた訳です。
月1回の事務局スタッフ(6~7人)会議はそれはそれはにぎやかで、飯を食いながら、おやつをほおばりながら、お茶を飲みながら、次から次へと話しが進み、我先にと皆が喋り、そして即決断と小気味のいいリズムです。
何より良いのは、「したいことをするためには?」の話し合いで、「人の噂話や悪口」がないことです。
代表見習いのぼくは、話しに登場する“人”“グループ”の名の半分位がわからないので、皆の話しの腰を折っています。
これからのイベントは、“市民祭”“くにたちマルシェ”“国立↔福島バスツアー”が大きな柱となってきます。いずれのイベントも「福島と広く深くつながる」をテーマにしています。
企画が固まり次第皆さんにご協力、ご参加の呼びかけをおこないたいと思います。
それで、これまであひるの家に「震災復興支援金」を下さった皆さんにご了承いただきたいことがあります。
皆さんからお預かりしている支援金と、くにたちへようこそバッジの売上げの残金が105,203円(支援金41,203円+バッジ64,000円)あります。これをたねまきネットの活動費の一部として預けていただきたいと思います。バスツアーのバス代の補助や、市民祭での福島物品の購入などあてていけたらと思っています。
震災復興の最も困難な地域の人々と強く、広くつながっていく持続的な活動をやっていきたいと思いますので、支援金等の使い道をご了承いただけたらと思います。
今後もともに被災地、被災者を支援していきたいと思います。よろしくお願い致します。

畑だより ―秋の味覚は果物です―

―日照りが続いて果物が甘い!―
【ぶどう】 巨峰・ピオーネ・デラウェア・ネオマスカット・ベリーA・甲斐路・よりどりぶどうセット…
【りんご】 つがる・きおう
【梨】 幸水・豊水・二十世紀・洋梨
【桃】 いよいよ終わり。ほんとうにウマイ!食べおさめ
【バナナ】 順調に入荷
【アボカド】 毎週木曜日入荷
これだけの果物が並ぶと、秋だなぁと思います。

―端境期(はざかいき) 野菜が淋しくなるよ―
秋の端境期、夏野菜が終わり冬野菜がまだ育ちきれない9月、淋しいものがあります。それでも【新蓮根】【新ごぼう】【新さつま芋】【新里芋】など新物がでてきます。
小さな物で【ゆず】【青ゆず】【シークワーサー】【かぼす】など、香の物がはじまります。
夏野菜の代表格【トマト】【キュウリ】【ナス】【ピーマン】などは、関東平野部では終了したので、標高(1000m)を上げるか北にその産地を移動かしています。
それでももう間もなく終わりに向かっています。一部ハウス(無加温)栽培のものが少し長く出荷されてきます。
直送でいただいていた八王子・北原君、栃木鹿沼の田島さん、鈴木章さんの畑も、10月まで出荷野菜がほとんどない状態です。

「ナイ!」「ナイ!」とあまりいじめないでください。「旬のもので畑にあるもの」を扱っている八百屋の宿命なのですが、毎秋辛いものがあります。
「あるもの買って!」のお願いです。

8月の有機交流電燈倶楽部へのお誘い

■日時: 8月24日(土) 19:00~21:30
■場所: カフェ・トピナンブール
■参加費: 2,200円(美味しいベジ料理とワンドリンク付き)
■お申込み: あひるの家スタッフまで
■今月のスピーカー: 岩崎千恵子さん(産業カウンセラー)
かつてサラリーマン(会社員)は「気楽な稼業ときたもんだ」と、高度成長を支えてきた活力に満ちた存在でした。
今もきっとそういう面はあると思うのだけど、ニュースや人伝てに聞く話しでは過酷な雇用環境にあり、心身ともに病をかかえている人がふえているとききます。
岩崎さんはそんなサラリーマンが抱える悩みや不安をきいたり、助言したりのカウンセリングを仕事にしています。あまりの闇の深さや暗さに、淀むことも多いといいます。
「日本のサラリーマンはどうなっているのか?」「どうしたらいいのか?」を一緒に考えていけたらと思います。
自営業者のぼくからすると、「会社に命をかける社員はいても、社員に命をかける会社はねえよ」と思っているので、「日本のサラリーマン!もうちょっと気楽にいかねえのかよ」と思ってしまいます。
サプライズプレゼントは、岩崎さんのパートナーの信さんが素敵なジャズ演奏をきかせてくれるかもしれません。

くらしに役立つ あひるの家オリジナル冊子できました!

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『りかちゃんママのにこにこクッキング』
あひる通信で連載中の「りかちゃんママのにこにこクッキング」を、春夏秋冬の料理とスイーツにまとめてみました。
毎号、だんご3兄弟の成長ぶりと、りかちゃんママの奮闘ぶりと、おいしい料理の紹介とで、お客さんから「面白かった」「おいしかった」と大好評をいただいています。
今回、だんご3兄弟の成長記録を省いて、料理のレシピ集としてまとめてみました。
子供も大人も「おいしい!」と喜ぶ一品を作ってみてください。

『魚屋さん海野君のおいしい魚が届くまで物語』
以前、あひる通信に載せたものを冊子にしました。
「海野君の魚はウマイ!」と、高い評価をいただいていますが、「何故ウマイのか?」「ウマイ魚を見抜くポイントは何なのか?」をお教えします。
築地市場で毎朝繰りひろげられる丁々発止のやりとりなどをまじえて記しましたので、魚を買う時の一助にしていただけるとうれしいです。

夏野菜コレデドウダ!フェア第弾 八王子・北原君の3年目の夏野菜 最大のピークを迎えます

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品目は前回とあまり変わりませんが、コレデモカと陽射しを浴びた野菜は、おいしさがきわだちます。
「朝晩もがないと、どんどん大きくなる」位育ち豊富な量になります。
この後、北原君の夏野菜の畑は減少の一途をたどっていきます。まっ黒に日焼けした北原君と野菜に会いに来てください。

まだ間に合う!7月21日(日)魚屋さん海野君 ウマイ!うなぎ店頭焼き

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22日(月)土用の丑の日、23日(火)大暑ということは、ともかく暑くて体も心もノックダウン寸前。「うなぎを食おう!食って活力を取り戻そう!」 そうしみじみ思う日々がやってきます。
そんな時、海野君の焼いたうなぎを食べると、「ウメェ~!」と叫んでしまいます。
身は大きく厚く、フワッとしているのにしっかり歯ごたえがあり、脂がのっているのに脂臭さがなく旨味にあふれている、ちょっと他では食べられないうなぎです。
川の水を引き込んだ伏流水で育て、抗生物質、成長促進剤などの投与がなく、魚のすり身を餌として与えて飼育したうなぎだからなのか、ともかくウマイ!です。
ただ、唯一最大の難点は値段です。一串3,500円というのは、おすすめする私達(海野君、あひるの家)も相当ビビッテいます。昨夏が一串3,250円で、この時も海野君と値段を決めるのに右往左往しました。
今夏は更に1.3倍の仕入れ価格の上昇があり、「どうしよう?」と相談し合ったのですが、「これでやってみよう!」ということになったのです。
味と満足感はおつりがくる位自信があります。サテ、みなさんのフトコロ具合はどうですか?
限定100串ですが、まだ数に余裕があります。お早目にご予約ください。配達も承ります。

畑だより ―7月になると畑は―

梅雨入り宣言が出たとたん雨が降らず高温晴天が続き、畑は砂漠状態。水分を求めて畑の野菜に虫たちが大集結。「葉物ボロボロ、種まきもできない!」という散々の状況。ようやくここ2~3日雨が降って、ホッと一息というところです。
さて、7月の畑は夏本番を迎え、どんどん育っていきます。
まず、6月15日(土)店頭直売で「オイシイ!」と好評だった、八王子・北原君からは【ミニトマトミックス】【小ナス】【キュウリ】【空芯菜】【セロリ】【モロッコインゲン】【枝豆】… と一気に出てきます。
7月13日(土)、27日(土)に、夏野菜コレデモカフェアをやります。
栃木の鈴木章さんからは【枝豆】【南瓜】【ツルムラサキ】【オクラ】【ゴーヤー】【ズッキーニ】【モロヘイヤ】…。
同じく栃木の田島さんからは、なんといっても夏野菜の人気ナンバー1の【トマト】が始まりました。『麗夏(れいか)』という品種で、甘酸っぱくていかにもトマトらしい味と香りがし、水の中に沈みます(実がビッシリつまっているということです)。
あと、絶品の【ナス】【オクラ】【ししとう】【ツルムラサキ】【モロヘイヤ】… そして8月に入ってからですが【大玉西瓜】【小玉西瓜】【黒玉西瓜(タヒチ)】が出ます。
相当地味ですが、茨城のイチゴの竹村さんから【ニンニク】が出ます。イチゴの裏にニンニクを育てておくと、殺菌作用があって土中に病害虫がきにくいとのことです。
この後、産地は平地~準高原(300~400m)~高原(1000m)へと移行していきます。
【レタス】【キャベツ】【大根】【白菜】【長ねぎ】などは山梨になります。
楽しみな果物は、【西瓜】(大玉・小玉・マダーボール)が千葉、山形から、【パイナップル】(沖縄) 【びわ】(和歌山) 【ガラリ(すもも)】(奄美大島) 【すもも】(山梨)。そして、ゼッタイ人気の【桃】が山梨・久津間さんから始まります。
ジメジメアツイ!とまいってしまいますが、食べて元気でいきましょう。
アッ!まだ梅の予約間に合います。お早目に。