Monthly Archives: 2月 2018

菓房はら山【季節の上生菓子・如月】入荷中

熟練の和菓子職人が一つ一つ手作りした、季節を彩る和菓子の詰合せ。
四季折々の自然と季節感あふれる日本の風情を、練りきり、団子などの生菓子や、羊羹、棹物菓子などの半生菓子で表現。
材料には、国産原料を出来る限り使用しています。野菜や根菜で着色された和菓子は、自然で柔らかい色合いと優しい味わいです。

水温む ―黄味時雨―

冬から春にかけて、池や川の水があたたかく感じられるようになります

桃 ―練り切り―

桃の花のつぼみが見え始めると長い冬も終わりを告げます

雪中梅 ―軽羹+羊羹―

雪の中咲く梅は春の訪れを静かに待ちます

都の春 ―キントン―

「柳は緑,花は紅」 都の春は一段と華やぎます

原材料 甜菜グラニュー糖、白生餡、小豆生餡、山芋、白玉粉、餅米、赤蕪、寒天、馬鈴薯澱粉、ほうれん草、鶏卵、粉茶、冷凍南瓜、うるち米

好評「やってます」シリーズ(あひる通信1.31号より)

あひるの家フェイスブックやってます

1月22日(月)大雪。この日のあひるFBの投稿数なんと12回!4年ぶりの大雪にテンションマックスのスタッフAが、雪をかぶった看板あひるやあひる号や配達中の雪景色を次々にアップ(停車してからね)。それでも興奮冷めやらず、夜にはブログにもアップ。大雪時のあひるFBにご注意ください。
https://www.facebook.com/AhirunoieKunitachi/

あひるの家自家製ぬか漬け好評販売中

【大根(かぶ)・人参・ごぼう】の組み合わせが続いているあひるの自家製ぬか漬け。好評なのですが、漬けているほうが少し飽きてきました。【玉ねぎ】を漬けたらぬか床がクサクなるかな?【にんにく】は?ということで、只今試作用ぬか床「ぬか床2号くん(仮名)」を毎日かき混ぜ育成中。2018年春、あひるの家新作ぬか漬けをお楽しみに。

雨の日スタンプ2倍押しサービスやってます

「電話で頼んでも2倍なの?」雨の日に配達に行くたびに驚かれます。「なぜ?」とお思いでしょうが、ミーティングで決まったことは守ります!通常1,000円お買い上げ毎に1個押印するあひるスタンプを、雨が降ったら2倍押印。なんと500円お買い上げで1個押印、1,000円で2個、1,500円で3個… 雨天時だけのお得なサービスやってます!

今週の10%OFFSALE!

有機カカオを使い国内で生産

【ポラーノ ミルクチョコレート】70g 450円(税抜) → 405円(税抜)

【ポラーノ ビターチョコレート】70g 480円(税抜) → 432円(税抜)

有機カカオマス、有機カカオバターに加え、鹿児島産さとうきびから作った洗糖、北海道産全粉乳などの国内で供給できるものは国産の原材料を使用し、国内で製造しました。
時間と手間をかけてじっくり練り上げた、なめらかで香り高いチョコレートです。製菓用や調理用にもおすすめです。
【ビター】はカカオ分55%、カカオの渋みと酸味は抑え、苦みと旨みを引き出しました。

[SALE期間:2月5日(月)~ 2月11日(日)]

セール日は魚の日&おまんじゅうの日

毎月第一土曜日はあひるの家全品5%OFFSALEの日(酒類・キャンペーン品・小山製菓の品除く)。セール日は割引以外にもお楽しみがいっぱいです。

セール日は魚の日

「日曜日は魚の日」が好評の魚屋さん海野くんのウマイ!魚貝が、セール日は1日早く土曜日に届きます。

2月3日(土)節分 本日のお魚は

甘い 【ヤリイカ】 刺身・煮る・焼く・揚げる

節分のやいかがしにも 【いわし】 刺身・塩焼き・梅煮・なめろうに

プリッと甘い 【生しらす】 刺身・しらす丼・釜揚げ・かき揚げ・酢の物

脂ののった寒ブリ 【天然ぶり切り身】 塩焼き・煮付け・照り焼き・ぶり大根

脂ののった寒サワラ 【さわら切り身】 西京焼き・塩焼き・天ぷら・ムニエル

プリッと大粒 【生カキ(加熱用)】 カキフライ・鍋・天ぷら・カキ飯

濃厚 【生白子】 鍋・味噌汁・白子ポン酢・焼き白子

良い出汁でます 【あさり】 味噌汁・酒蒸し・アクアパッツァ

出汁いらず 【しじみ】 熱々の味噌汁が最高!

定番人気 【さば文化干し】 焼くと脂がジュワ~~~

セール日はおまんじゅうの日

魚屋さん海野くんの先輩でもある青梅・小山製菓の小山さんの手づくり和菓子もセール日は人気です。小山さんの店頭直売は今月まで。

今月の限定和菓子 【いちご大福】 茨城・竹村さんのいちごを使った毎年大人気のいちご大福

2月3月限定 【桜餅(関東風)】 薄くクレープ状に焼いた生地でくるんだ関東風桜餅

店頭焼きたて 【みたらし団子】 アツアツを食べられるのは今月のセール日まで

青梅名物 【酒まんじゅう】 つぶ餡 【全粒粉酒まんじゅう】 こし餡

モチモチ 【いばら餅】 小麦粉で作った生地でつぶ餡を包み蒸したモッチリ食感

よもぎ香る 【よもぎ大福餅】  しっとり甘い 【素甘】  昔ながらの【黒糖饅頭】  和菓子屋さんの【お赤飯】

※小山さんの和菓子は来月のセール日からは宅急便で届きます。

りかママのにこにこクッキング

今年に入って大雪が降りました。深々と降る雪を窓から眺めながら、ああ、あの年も大雪だったなあと思い返すのでした。
「これから頑張って育てていくのよ!」と太く逞しい手で肩をポンと叩かれ、産婦人科を後にし、前に広がる景色は眩しい雪景色でした。
先日、太郎(小6)と中学校の制服を作りに行ってきました。「男の子は伸びるからね~」と勧められた制服はぶかぶかでした。
雪は解け、春がやってくる。
「お母さんこれからもよろしくね!」と太郎に肩をポンと叩かれる。「任せとき~」と返す。大好きなフクジュソウに会えるのも遠くなさそうだ。

ゴボウの明太マヨサラダ

ゴボウがたっぷりと食べられるサラダです。明太子とマヨネーズのコンビで洋風の献立にも持って来いです!是非あひるの家のゴボウで作ってみてください。美味しいよ♪♪

(作り方2人分)

①ゴボウ(1本)は細く千切りにし水で数回洗う
②鍋にたっぷりの湯を沸かし①のゴボウを入れて2~3分茹でる
③茹であがったゴボウをざるにとり、しっかりと水気を切ったらボウルに移す
④明太子(1/2腹)は薄皮を取り除きマヨネーズ(大さじ1/2)と合わせて混ぜておく
⑤粗熱が取れたゴボウに④を加えて塩で味を整えたら小口切りにした万能ねぎをたっぷり混ぜ合わせ、刻みのりを散らしたら出来上がり!!

『あひるの家の冒険物語』 第14話  ある日、あひるで……

多摩川に架かる関戸橋にさしかかる頃には夜が明けはじめていました。
橋を渡って川沿いに行くと、京王線と交差する一画に流通センター『夢市場』があります。道の途中にはポラン生産センターパン工房があり、午前2時から始めていたパンも焼きあがり一息ついている様子が見てとれ、窓ごしに手を振ってくれる者もいます。
センターの敷地には既に4~5台のトラックやワゴン車が止まっており、20人程が白い息を吐き出しながら荷物の積み込みをはじめていました。
「おはよう!」「おはよう!」と声を掛けながら、空いているスペースにトラックを止めました。『自給の邑』(相模原)の高岡君や『KIVA』(青梅)の吉沢君や『源五郎』(川崎)の川井君カップルの顔もありました。夢市場スタッフの河辺君が、12本入り牛乳ケースを3箱も積みあげ軽々と運んでいます。
「遠いところを送り出そう」ということで、久木原君とぼくは源五郎の積み込みの手伝いにいくと、トラックの横で源五郎の恵さんが夢市場農産担当の遠山君に納品伝票を片手に詰め寄っているのです。
「キャベツ頼んでいないわよ。10ケもきてるじゃない。アッ!ブロッコリーもカリフラワーもまだたくさん残っているのに」
寝惚け眼(のふりをしている?)の遠山君は、「いや~、キャベツはひと雨きて割れそうだし、ブロッコリーも花咲きそうだからとっちゃうよと百姓から電話あったんですよ。いや~、困ってしまいますよね」と、のらりくらりと返事をしている。
久木原君とぼくは、「いっちゃえ」とドンドン積み込んでいく。
一緒にやっていたKIVAの吉沢君が、「キャベツ、うちで引き受けようか」と声を掛けると、「いや~、助かりますよ。寝てないんでコーヒー飲んできます」とニヤニヤしながら事務所に入っていきました。
その間も『蟹屋』(藤沢)や『じんじん』(町田)、『結』(阿佐ヶ谷)のトラックが入ってきて、敷地内はいっぱいです。
パン工房の九重さんがやってきて、「アンパンつくってみたんだけど、食べてみて」と配りはじめたのです。
機嫌を直した恵さんを乗せ源五郎のトラックが出発。「しっかり売れよ~」「仲良くやれよ~」と手を振って送り出したのです。
雨が降って晴天が続いたせいで、どの野菜も注文量を上回っていました。キャベツ20ケ→30ケ、ほうれん草30ワ→50ワ、ブロッコリー20ケ→35ケ……。「今日は豆の木にキャベツとほうれん草を使ってもらおう」などと思っていると、8時あひるの家に到着したのです。
東元君、清水君、折茂君、鈴木君、少し遅れて久美さんが待ちかまえていて、満載のトラックから荷物をおろしはじめるのです。店分、トラック引き売り分、牛乳配達便分と各々仕分けをし、コーヒーを飲みながら今日の入荷状況とポイントを確認し合うのです。
各人が準備にとりかかると、店の奥の台所で久木原君がまかない飯を作りはじめるのです。今日はカレーのようです。何故かいつも味噌汁がでてくるのです。
9時、『ジャックと豆の木』スタッフの澄ちゃんと恵理ちゃんがやってきて、キャベツとほうれん草と豚肉を使った料理を考えはじめるのです。11時半開店です。
10時半トラック引き売り、11時牛乳配達便のスタッフがカレーをかきこんで出発しました。
天気が良いのでお客さんの出足がいいようです。壁も扉もない店内には冷たい風と枯葉が吹きこんでくるのですが、カレーの香りが漂い食欲をそそります。
12時が過ぎると店の横の私道にテーブルと丸椅子が用意され、カレー、味噌汁、いわしの丸干しが並べられ、スタッフが交代で食べはじめるのです。
自転車に子供をのせたお客さんがやってきて、「おいしそうね」と笑顔、「食べていくかい?」と子供に声を掛けると「ウン!」と嬉しそう。5~6人がお喋りをしながら食べるのです。昼営業を終えた豆の木スタッフ、みっちゃんを加えた3人が降りてきて食べはじめるのです。12時~3時位まで私道を専有する毎日でした。その頃、店からの配達便もスタートしていきました。
朝積みあげられていたキャベツも大根もほうれん草もなくなりつつありました。
「キャベツ買ってくんなきゃレジ打たない」という脅しや、「お願いしますよ、明日もどんどんくるんで、夜、闇にまぎれて多摩川に捨てにいかなきゃならないんですよ、お願いします」という泣きのセールストークが功をそうしたようです。
その度にお客さんとの丁々発止で笑い声が起こり、買い物カゴにはいつのまにかキャベツが入っているという事態が続いたのです。
店内には「WHAT IS ORGANIC?」のポスターが貼られ、インフォメーションボードには「2月18日(日)新潟上越から星六味噌の星野さんがやってくる!味噌づくり教室参加者募集中!※星六さんはヘンクツですが悪い人ではありません。ただし喫煙者接近遭遇禁止です」という催しのお知らせが貼ってある。
6時を過ぎると店配達便の鈴木君が、牛乳配達便の清水君が、トラック引き売りの折茂君が戻ってきて、店の奥で売り上げを数えたり、注文を集計したりしはじめるのです。
7時閉店。久木原君が各々の売り上げと店売り上げを数えはじめ、「今日は42万円でした。よくがんばった、オシマイ!」と報告し、「今日さ、鹿児島から豚肉送られてきたんで、おれんちで食べる人?!」と声をかけると、ひとり者全員が手をあげるのです。
2Fのジャックと豆の木にあがると、常連の一橋の吉村先生や小平の養鶏家青木君や、武蔵小金井『苫屋』の畑中君の顔も見える。久木原君が「今晩来るかい?焼肉だけど」と声を掛けると、豆の木スタッフ全員が「終わってから行きま~す」と即返事。苫屋の畑中君も「行く」と表明。吉村先生も青木君も行きたそうなのだけど、言い出せない様子。
ほぼ連日、久木原君のところになだれこんで、飲んで食べて歌って泊まって、翌日店に出てくることが多いようでした。
「活気とか熱気というより、狂気漂うという感じですよね」と呟いたのはスタッフ折茂君だったけど、毎日が祭りのような日々だったのです。