Daily Archives: 2020年5月19日

栄養価コンテスト最優秀賞の【有機トマト】

熊本県宇土市不知火町・澤村さんの【有機トマト】は今が旬です。酸味と甘みのバランスがよく、まるで畑でもぎ取ってすぐ食べたようなコクのある、トマト本来の味と香りが楽しめます。
肥後あゆみの会・澤村輝彦さんの畑は、熊本県の不和火海に面した温暖な場所にあります。特徴は、自家製肥料を使用していること。油粕や米ぬか、赤土といった植物由来の材料を発酵させた「ぼかし肥料」と、タケノコやヨモギ、アケビ、海草などと黒糖、玄米酢などを原料とする液体肥料「天恵緑汁」の2種類を手作りします。
また、地域の資源を利用した、風土に合ったトマト作りも進めています。
「野イチゴは誰からも肥料ももらわないし消毒もされない。でも病気にかかることなくあんなに甘くて、しっかりと酸味もある」
それが澤村さんが目指す農業です。トマト本来の力が思い切り出せるように、人間が手伝ってあげるのです。
澤村さんのトマトは、オーガニック・エコフェスタの栄養価コンテスト2017年の大玉トマト部門、2018年の冬大玉トマト部門で、最優秀賞を受賞。2017年の講評では、「糖度1位、抗酸化力6位、ビタミンCは5位。抗酸化力が低くなりがちな冬のハウス栽培トマトでありながら、抗酸化力が2倍とはすごいことです」と絶賛されました。
その味わいは「昔、小川で冷やしていたトマト」そのもの。不知火海が近く、干拓地である土壌から海のミネラルを吸収して育った、濃厚な味わいのトマトです。