あひるの家では、季節ごとに全国の産地から、その地域に適した方法で栽培された野菜・果物を取り扱っています。この時期、本州の地場産地で栽培できないトマトやピーマンなどの果菜は、沖縄のものを中心に入荷しています。日本の最南端に位置する沖縄では、これらの野菜は12月頃から収穫が始まり、今が旬です。温暖な気候を活かし、真冬の時期にも無加温(化石燃料を焚いてハウスを加温しない)で、自然な環境のなか生産しています。今後、産地は北へ進み、春は鹿児島、6月頃には茨城・山梨からの出荷が始まります。季節と共に産地をリレーしながらお届けする野菜をお楽しみください。
南国の温暖な気候を活かして栽培
沖縄にある生産者グループ真南風(まはえ)は、「石垣島白保の珊瑚礁とその豊かな環境を次代に引き継いで行こう」そんな願いからスタートしました。
沖縄の土壌は痩せた赤土で、そこで作物を育てるのは簡単なことではなく、本土の栽培技術をそのまま取り入れてもうまくはいきません。そんな中、試行錯誤を繰り返し、手応えをつかんできました。野菜本来の美味しさを引き出す土壌を目指し、自家製の有機堆肥を基本に、手作り酵素や草のすきこみなどによる土作りをおこなっています。自家製堆肥は牛肥やサトウキビ収穫の副産物であるバガスなど、島で手に入るものを活かしています。農薬に頼らない、環境と共生する昔ながらの農業を守ることが、島の生態系の回復にもつながると考えています。
【トマト】 100gあたり121円 農薬・化学肥料不使用 ※鹿児島・島バナナの会のトマトは有機農産物
沖縄・真南風に加え、鹿児島奄美群島に属する・徳之島にある島バナナの会からも入荷しています。トマト本来の香り、味わいがあります。そのまま生食でサラダやジュースのほかに、加熱すると味が引き立つので、炒め物やパスタ、煮込み料理などにもどうぞ。
【ミニトマト】 150g 300円 農薬・化学肥料不使用
甘みと酸味のバランスが良く、小さな実に旨みがギュッとつまっています。サラダやお弁当の彩りにはもちろん、スープや炒め物に加えるのもおすすめです。サイズはミニでも、リコピンをはじめ、カロテンやビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。リコピンは、強い抗酸化作用により活性酸素の働きを抑えるといわれ、生活習慣病などの予防効果が期待できます。
【ピーマン】 100gあたり210円 農薬・化学肥料2回使用
沖縄の温暖な気候を活かして育ったピーマンは、大ぶりで皮が厚めなのが特長。甘み、食べ応えがあり、加熱しても味や食感は損なわれません。炒め物や揚げ物、肉詰めのほか、えぐみが無いのでサラダにもおすすめ。カロテンやビタミンCが豊富な緑黄色野菜で、そのカロテンは油で炒めると吸収率が高まります。また、特有の匂いの素・ピラジンは、血液サラサラ効果があるといわれています。
【パプリカ】 100gあたり173円 農薬・化学肥料不使用
鮮やかな色が料理に彩りを添えます。大型の果実は肉厚でみずみずしく、甘みがあります。栄養価が高く、ビタミンCやカロテンが豊富。炒め物やサラダ、マリネなどに。
【いんげん】 100gあたり273円 農薬・化学肥料不使用
丸莢でスジもなく、食感が柔らかないんげんです。ポキっと折るととても良い香りがします。サッと茹でると一層色鮮やかになり、料理を引き立てます。和え物やおひたし、炒め物、汁物、サラダ、肉巻きなどにどうぞ。食物繊維が多く、ビタミンB群、ビタミンC、カロテンも含まれます。また、必須アミノ酸であるアスパラギン酸やリジンを含んでいるため、疲労回復や美肌効果が期待できます。
【きゅうり】 100gあたり121円 農薬・化学肥料3回使用
沖縄の温暖な気候を活かし、無加温で栽培しました。まずはそのまま丸かじりやサラダなどでどうぞ。