Author Archives: kano

畑だより ―夏の扉にまっしぐらの畑です―

畑も百姓も夏に向かって大忙しの毎日です。
夏野菜(トマト・ナス・きゅうり・ピーマン)の苗を畑に植えなおし、支柱を立て、ひもを張って成育に備えます。出荷は7月中旬位から。
お米を作っている百姓(鈴木章さん・田島さん・竹村さん)は、GW中に田んぼに水を入れ平らにならして(代カキ)、いよいよ田植えです。
そして今どんどん実りはじめている野菜の収穫です。初夏といえば豆・さや・花野菜の真っ盛り。豆・さやはすぐ硬くなるし、ブロッコリー・カリフラワーは花が咲いてしまいます。
GW3人の子持ちの北原くん(32才)は1日だけ子供たちと遊び、あとは親御さんにお願いし、いちごの竹村さんは1度もこの時期子供と遊んだことがないそうです。

サテ、いよいよ出荷です。

まず栃木鹿沼の鈴木章さんから、始まってもいないのに早くもSOSサイン。“グリーンピース大豊作・大作戦”のお願いです。グリーンピース・スナップエンドウ・ブロッコリー・カリフラワーのマッタナシ!の野菜がでます。他に、レタス・リーフレタス・春白菜がでます。
章さんは7月初旬あひるの家店頭で直売をやります。

同じく栃木鹿沼の田島さんから、見事な大根・かぶ・味美菜・サニーレタスが入荷中。かぶは四割にしてオリーブオイルで強火で焼いて塩コショウで食べると、香ばしさとコリコリ感がたまりません。味美菜は小松菜とチンゲン菜のかけ合わせなので、シャキシャキうまいです。この後、山東菜・スナップエンドウ・レタス・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・サンチュなどが続きます。

5回目の夏を迎える北原くん(神奈川愛川町)から、小松菜・かぶ・ロメインレタス・美味タス・ミックス水菜が入荷中。
6月に入って、みさきキャベツ(別名ロケットキャベツ・たけのこキャベツ)・ズッキーニ・カリフラワー・いんげん・にんにく・じゃが芋がでます。毎年好評のトマト類は7月下旬からと遅いです。
7月下旬~8月と23回店頭直売をやります。

ここまでが、おなじみ直送野菜です。

九州・沖縄はもう夏の入口にさしかかっているので、トマト・ピーマン・パプリカ・いんげん・つるむらさき・モロヘイヤ・ニガウリなど夏野菜が豊富にそろってきました。
葉物は茨城と千葉、グリーンアスパラ・ホワイトアスパラは北海道と、北から南まで旬の野菜が入荷しています。

イッキに夏!食べて眠って体力をつけていきましょう。

7月5日(日)今、復興支援ができること ~開沼博さんを囲んで~

佇む心の扉を解き放て!
“何かしたい”フクシマへ “何ができる”フクシマへ
福島とつながるヒントがここにあります
今、復興支援が
できること ~開沼博さんを囲んで~

■日時:75日(日) 13001600
■場所:くにたち市郷土文化館講堂
 国立市谷保6231番地 TEL 042-576-0211 南武線矢川駅から5
■参加費:1,000円 or 2,000円 or 3,000
お気持ちと懐具合に応じてお支払いください。いただいたお金は福島支援活動に使わせていただきます。

2011311日の震災・原発被災の惨状は、多くの人たちに「何かしなくちゃ」「役に立てることはないだろうか」と、瓦礫処理や支援物資の供給や、支援金を集めたり避難してきた方々をサポートしたり・・・・・・行動に駆りたてました。個人の発意=即支援活動という“心”が全ての状況でした。これまで市民活動に縁のなかったラーメン屋、だんご屋、肉屋、魚屋、サラリーマン・・・・・・たくさんの人たちが駆けつけたのです。
今、その人たちの多くは、支援活動を休止しています。でも、話してみると誰もが“支援の心”を失った訳ではなく、「何をしたらいいのかわからず」立ち往生している訳です。
そこで、新進気鋭の社会学者で、福島・原発について積極的に発言・行動している開沼博さん(31才・福島大学うくくしまふくしま未来支援センター特任研究員)が、3月『はじめての福島学』を上梓し、これからの復興支援のポイント、ヒントなどを実体とデータにもとづいて具体的に提案されています。
それを基に、これからの支援の方法などを皆さんと話し合っていきたいと思います。きっと、佇む心の扉が開かれ、新たな行動のステップが見つかるものと思います。たくさんの人たちと考えていきたいので、広いスペースを確保します。友人知人ご家族さそいあって、ご参加ください。

◆主催:福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク(たねまきネット)
TEL&FAX 042-573-4010 e-mail spacef@ac.auone-net.jp

◆企画:ウィークエンドふくしまinくにたち

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福島とつながる“体感”バスツアーへのお誘い

―“拡がり”と“つながり”が希薄になりつつある今、あらためて福島を全身で“体感”するツアーを企画しました―

■日時:523日(土)24日(日)

■参加費:23,000円/人  13食、交通費、保険、ガイド代、資料、マスク、靴カバー、全プログラム費用込み ※23日昼食は各自負担

■定員:27(今回は18歳以上とさせていただきます)

・お問合せ、申し込みは あひるの家 or たねまきネット(042-573-4010 spacef@ac.auone-net.jp

・お名前、年令(18歳以上)、性別、ご住所、連絡先(携帯、メールアドレス)※必須事項

・受付の後、事務局より振込先ほかご案内をお送りします

・参加費の振込をもって申込み完了といたします

福島とつながる“体感”バスツアー4つのポイント

①あの時と今の福島をリアルに体感する
あの時のまま放置されている富岡町海岸線と、解体整理が進み更地となっている海岸線を視る。

②人と人の熱いつながりを作る
昨年10月国立に来て郷土料理をふるまってくれた、いわき市上三坂の『ぷろばんす亭』で、村人とともに料理とお酒と踊りで交流する。

③これからの復興支援を考える
新進気鋭の社会学者開沼博さん(31才・福島大学特任研究員)と一緒にホットなディスカッションを。

④心と体を開花させる
若いカップルがやっている『きのことマサ』で朝食、村主催の野外大バーベキューパーティー、山野散策、お風呂…

ツアー日程

523日(土)
 0700 東京駅発
 1030 いわき着
 1200 現地ガイド同乗  広野・楢葉Jビレッジ
 1500 天神岬、富岡町
 1600 三和町 お風呂
 1800 上三坂『ぷろばんす亭』  夕食、交流
 2000 OJONCO館泊  開沼さん合流 エンドレス

524日(日)
 0700 山野散策
 0800 『きのことマサ』朝食
 1000 ディスカッション
 1230 芝山頂上バーベキュー
 1830 東京駅着

畑だより ―今、畑では…ついに…ようやく…―

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久し振りの畑だよりです。冬の間作物が変わらず、新しく育つ野菜もないため、お便りするものがなかったためお休みしていました。
そして、ついに…ようやく…桜も咲いて散って、新しい春の野菜が育ってきました。
お百姓の直送野菜からです。

栃木鹿沼・田島さんからは、なんといっても竹の子です。4月の下旬~連休明けまで、新鮮で価格も安くおいしさ抜群です。放射能検査を済ませてから入荷です。それまでは奈良西吉野・王隠堂さん(標高300m)からの入荷です。
その他、田島さんイチオシの味美菜(チンゲン菜と小松菜のかけ合わせ)・かぶ・大根と入荷中です。

栃木鹿沼・鈴木章さんからは、レタス・かぶ・春白菜・スナップエンドウ・絹さや・ブロッコリー・カリフラワーが下旬から始まります。 

神奈川愛川の北原くんからは今、人参・のらぼう・白菜の菜花、これからは小松菜・かぶ・水菜・リーフレタス・ルッコラ・スナップエンドウとつづきます。
いずれのお百姓も、今は種まき~苗づくり~定植と大忙しで、ここ10日間程の低温大雨で大幅に農作業が遅れ、焦り気味です。

茨城かすみがうらの竹村さんのいちごはあと1ヶ月、522日(金)でオワリ!にしたいとの希望ですが、サテこれからの気温の上昇次第で、早くオシマイ!の可能性もあります。
竹村さんのところでは、毎年最後は近所の老人ホームや障害者施設のみんなの来ていただいて、もちをついたり赤飯炊いたり、最後のいちごを食べつくすイベント(無料)をやっているとのこと。近かったらいくんだけどなあ。

青森弘前・伊藤さんのりんごは有袋ふじだけになりました。無袋ふじ(サンふじ)の最後の方は、芯のまわりが茶色のがあったりしてご迷惑をおかけしました。有袋(袋かけ)ふじはそのようなことはありません(たぶん)。
例年の3倍(2.5m)の雪が降り、りんご畑の手入れが全く出来なかったりんごの樹の補修に大あわての毎日です。
「芯腐れ、申し訳ありませんでした。どうしてかわかりません。スミマセンでした」と伊藤さんは申しておりました。

サテサテ、海開きも終わって初夏に突入した沖縄から、甘くて酸っぱくて味の濃いパイナップル(ボゴール種・ピーチ種)が、石垣島・西表島から出ます。石垣島の平安名さんは「石垣のパインは沖縄の中でも1番だよ。ハワイからの風が石垣だけに吹いてくるんだよ」と、胸まである厚いゴムガッパ(ハブ対策)を着て自慢気でした。
他には、甘さの濃いミニトマト・トマト・肉厚のピーマン・パプリカ・ゴーヤー・島オクラ・いんげんが、本島・宮古島・石垣島から出荷されています。
やっぱり南の鹿児島・徳之島から、新玉ねぎ・新じゃがいも・新人参・スナップエンドウ・セロリ・オカヒジキ・ズッキーニ・空豆・にんにくの芽・パセリなどが始まっています。
果物は、この時期甘味も酸味も濃いグレープフルーツ(熊本・肥後)・夏みかん(静岡)・甘夏(熊本)・いちご・バナナ・キウイフルーツ・りんごふじと少し淋しいです。
あと、野菜・ハーブの苗(青じそ・ミニトマト・パセリ・バジル…)が始まりました。店頭にリストがあります、ご注文ください。
残念なのが、タラの芽など山菜の手立てができませんでした。あっちこっち尋いてみたのですが、今のところ見通しナシです。
ということで、バリバリモリモリ食べて、サテ春を満喫しましょう!

2015年5月23日(土)24日(日)福島とつながるスタディツアーへのお誘い

今回のツアーのポイントは3つあります。

① “あの時と今”の福島をリアルに体感する
これまで立ち入り禁止区域(今は厳戒区域)だった富岡町の海岸線は、今も全く手付かずで、半壊・全壊した家屋や車・船などが放置されたままになっています。ここも1年以内には解体・整地される予定です。
福島第1・第2原発の近くまで行きます。
一方、広野町・楢葉町では解体・整地が進み、広大な更地と解体を待つ人の住んでいない集落が続きます。
双葉商工会の藤田さんに同乗いていただいて、ガイドしていただきます。
藤田さんからのメッセージ、「震災前、この場所に人々の暮らしがあったことを、決して忘れないでください」

② 人と人の熱いつながりを作りだす
国と自治体による復興に向けたインフラ整備が進む中、そこに住む人たちの復興は大きく遅れており、中には置きざりにされている感もあります。
唯一、私達のできることは、“人と人のつながり”を作りだす復興なのかもしれません。
昨年10月に国立に来て料理をふるまってくれた『ぷろばんす亭』のおばちゃんたちの暮らす、いわき市三春町上三坂を訪れ、村の人達とおいしい料理とお酒と歌と踊りで、熱い交流をはかりたいと思っています。
村長をはじめ、村人たちがこぞって歓迎してくれます。

③ これからの復興支援の方法を考える
ここが最大のツアーポイントかもしれません。
「何かしたい」「役に立ちたい」という個人の発意が、瓦礫処理・物資支援・支援金募集など、イコールで結ばれていた初期状況が終って、多くの人たちは立ち往生している状況だと思います。
新進気鋭の社会学者・開沼博さん(31才・福島大学ふくしま未来センター特任教授・福島在住・『はじめての福島学』など著書多数・フクシマスタディツアーも主催)に参加していただいて、242時間みっちり、復興支援のこれからを参加者のみなさんと語り合いたいと思います。
そして、佇む支援の心の扉をあけられたらと思います。

サテサテ、ここまでがツアーの主旨で、楽しいことも盛りだくさんです。

○ まず、農家レストラン『ぷろばんす亭』でおいしい料理、お酒を腹いっぱい食べる。(23日夕食)
○ 『きのことマサ』(若いカップルがやっている食堂。コーヒーとおやきがおいしい)で旨い朝食をいただく。
○ 芝山山頂で村主催の歓迎バーベキューパーティー。
○ 山野を散策(新緑、花が美しい)。

福島とつながるスタディツアー
523日(土) 730 東京駅 チャーターバス出発 ~ 524日(日) 1900 東京駅着
■定員:20名(定員になり次第締切)
■参加費:
22,000円(交通費・食事代・宿泊費含む)
■お申込:あひるの家スタッフ 或いは 種まきネット(042-573-4010

あひるの店先から

5月下旬の「国立から福島へ」ツアーの準備のため、福島に行って来ます。早朝530に国立駅に集合し、東京駅700発いわき行きのバスに乗り1000着という、なかなか寒いスタートになります。
「バスにトイレある?」というのが最大の関心事で、「ある」というのでひと安心。
いわきに着いたら調達した車で海岸線を北上し、第一原発の近くまで行きます。現地では「立入禁止区域」が解除され「厳戒区域」になったところにも行くので、それなりの防護が必要なようです。
海岸線は全くの手入らずで、惨状がそのままだそうです。
夜にはいわき市の山間部にある三和町上三坂に行って、昨年10月に国立に来てくれた『ぷろばんす亭』のおばちゃんたちや村長さん、村の若者たちと飲み食いしながら交流します。
翌日は市が催している被災地ツアーに参加し、現地をみたり、漁師や百姓の話しをきいて帰路につく予定です。
今回のツアーのポイントは、「活を入れなおし、弾力のあるバネを作る」「コードとコードを結んで、人の流れを作る」の2つになります。
ここ12年、福島に関するいろいろな催しをやってきたのですが、どうも自分自身「拡がり」と「つながり」を実感できず、同時に、リアルな体感が希薄になりつつあるのを感じます。
刑事ドラマじゃないですが、「現場に戻る」ことを通じ、震災の語り部やそこに暮らす人達と「つながる」「拡がる」方途を考えたいと思っています。

話しかわって、4月から新スタッフが加わります。円(まどか)ちゃんです。
家事・育児があるので朝~夕方、ウィークデイと限定的なので、顔を合せることがないお客さんもいると思いますが、出会った時はよろしくお願いします。
これであひるの家も30才代が主になり、世代交代が進みます。
春になったら「畑にでかけよう!」イベントなど企画していきたいと思います。 

畑だより ―2015年直送野菜・果物の百姓 新春コメント 今年もよろしく!―

kitahara北原瞬
神奈川県愛甲郡愛川町
百姓歴
5年目
大根・ほうれん草・万次郎南瓜・人参・里芋入荷中
昨年は辛かったです。八王子から愛川に引っ越して草原を開拓したのですが、種を播いても芽が出ず、出ても弱くてすぐ枯れたりと散々で、少しだけ話しには聞いていた“開拓”の苦労がわかったような気がします。
女房の祥子も本格的に百姓に参戦したので、今年はあひるの家のメイン百姓となれるようガンバリマス!ガンガンイクゾー!

井場淳一郎 l_e_others_500[1]
広島瀬戸内海高根島 
百姓歴4年目
絶品みかん入荷中 その後、はっさく・パール柑・いよかんなど

東京、ニューヨークでの商社マン暮らしをやめて故郷の高根島に帰り、両親がやっていた果樹栽培を引き継いで4年。「やめた方がいい」とまわりから言われていた(今も)“無農薬栽培”に取り組んでいます。
今年は畑もひろげました。四方八方海なので柑橘作りには最適で、「オイシイ!」と言っていただき嬉しいです。みかんは1月いっぱい、その後晩柑類がでます。

竹村慎一 takemura
茨城かすみがうら 
百姓歴33年 
ますますおいしくなったいちご入荷中
いちごの竹村です。みなさんのおかげで35回目のいちごを出させていただいています。 出荷がはじまる前には放射能検査をして、[不検出]を確認してから送らせてもらっています。でも、その度に“放射能汚染”で作れない、出荷できない福島の百姓たちのことを思い、辛い気持ちになります。
この間ハブにかみつかれて、死ぬおもいをしました。
27日(土)のあひるの家セールに伺います。楽しみにしています、

伊藤育造 ito
青森弘前 
百姓歴35年 りんご農家3代目 
りんご【ふじ】【むつ】【王林】入荷中
ともかく今年の雪は多い。通常年の4倍、それも12月に降り続くという状態。そのため、根雪になる前の12月に本来行っておかなければいけない圃場の管理(木の根っこにワラをまいて、ネズミ・モグラの侵入を防いだり、雪で枝が折れないようしばるとか)が出来ないままになっています。除雪は家の周りだけで精一杯で、りんご畑には全く入れないでいます。
国立といえば、学生時代(東京農大)よくライブハウスに通っていました。また春にお伺いするのが楽しみです。

阪井永典 sakaikun[1]
北海道富良野
百姓歴35年 3代目 

玉ねぎ・じゃが芋・白手亡豆・小豆入荷中
今日は-2℃~-8℃と、そんなに寒くないです。雪、風も北海道の他の地域に比べるとひどくないです。それでも、雪は1.5メートル位で、畑は全て埋もれています。昔はこの時期出稼ぎに行っていましたが、今はソーセージ作ったり、札幌や東京や大阪の流通グループの集まりに出掛けたりしています。
20代のはじめ、あひるの家で半年間リヤカー八百屋をやらせてもらいました。今でもその時のお客さんの名前と顔が浮かびます。
息子が百姓を継いでくれることになり、嬉しいです。春になったら、アスパラやトウモロコシなど、送れるものをお届けします。

高田和彦 takada
栃木芳賀郡市貝町
百姓歴30年 

平飼い卵入荷中
平飼い養鶏をやっています。今年はより一層、鶏の成育状況、気候の変化に対応した餌づくりを工夫していこうと思っています。2人の娘(双子、果林・木綿、24才)が3年前から一緒に働き始め、後継者もでき、昨年軽い脳梗塞になったので、無理せず仕事をしています。
娘たちが入ったので、会社名も有限会社おひさまぽかぽかに変更、今でも銀行などで呼ばれるとはずかしいですけど。
鶏がイチバン!の卵をお届けしますので、よろしくお願いします。

田島穣 KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
栃木・鹿沼 
百姓歴32年 7代目
里芋・大根・日本ほうれん草・べんり菜・人参・自家製切り干し大根・米(ヒトメボレ)入荷中
学生結婚した息子夫婦に子供ができ、ジイジになりました。といっても50才ちょっとなんですけど。「お腹に赤ちゃんが」ときいた時、私達夫婦大喜びでしたが、まわりは「どうすんの?」という反応が多かったのはビックリでした。だって、生活(千葉にいます)やれなくなったら、帰ってきて百姓やればいいじゃんと思っていました。
畑はまわりの農家が高齢になってどんどんやめ、「田島んとこでやってくんない」と言われ、どんどん広がっています。
ぼくは、畑をやったり、川で魚を釣ったり、おむすび持って山肌に寝転がったりしていれば大満足なので、今年もあまり街には行かないで、ここでおいしい野菜を作りますので、食べてください。

鈴木章 akirasan
栃木・鹿沼
百姓歴38
米(コシヒカリ)入荷中
年末ののし餅いかがだったでしょうか。ずい分注文いただいて、有難い限りです。
12月になると野菜も少なくなり、近くの山林に入って枯木や雑木を集めて、薪割りをしてのし餅作りに備えました。131日(土)には寒餅(白米・玄米・黒豆・青のり・あわ)をやるので、また薪割りをはじめ筋肉痛です。
今年も2回位あひるの店頭にたたせてもらいます。楽しみです。
今年の願いといえば、2年前突然発症した“小麦アレルギー”が、治らなくてもいいから軽減してほしいです。ラーメン・餃子・うどん・パン…、好きなものが食いてぇ。

1月24日(土)福島とつながる もちつき&豚しゃぶ鍋パーティーへのお誘い

ウィークエンドふくしまinくにたち2015年新春イベント
福島とつながる もちつき&豚しゃぶ鍋パーティーへのお誘い

◆日時:124日(土) 11001500
◆場所:国立富士見台2丁目集会所(国立中央図書館斜め前)
◆参加費:大人 2,000
/中高生 1,000円/小学生以下 無料
◆定員:30名(申し込みが必要です)
◆お申込:あひるの家/スペースF042-573-4010
◆タイムテーブル
  11001200 もちをつく
  12001300 豚し
ゃぶ鍋を食べる、飲む
  13001400 ふくしまとのつながり方を話し合う 自己紹介をかねて
14001500 ランダムタイム

腹いっぱいおいしいものを食べて、飲んで、喋って、笑って、その勢いで2015年福島とつながるアイデアを出し合います。
この1年、「国立から福島へ」のバスツアーをやったり、東京に避難してきている方のお話しをうかがったり、南相馬で農家民宿を営んでいる星さん夫妻に来ていただいて、震災、避難所暮らしの話しをうかがったり、いわきの農家レストラン『ぷろばんす亭』のおばちゃんたちに来ていただいて、料理を食べたり話しをしたり踊ったりと、様々な催しをやってきました。
サテ、今年は飲み食いしながら、「何をすべえか?」と思案する集いからはじめたいと思います。子供たちを連れて是非おいでください。
おいでの際はお酒、お料理など持って来ていただけると、なお嬉しいです。
お申し込みはお早目に(食材準備のため)。

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畑だより ―年末野菜はどうなるのか?―

syogatu年末野菜のメインは、神奈川県愛甲郡愛川町で新しく畑を開いた、北原瞬君(32才)です。
「オイシイ!新鮮!」と評価の高い北原野菜。お正月必須アイテム【小松菜】をはじめ、【青首大根】【里芋】【人参】【ほうれん草】【さつま芋】(紅ほのか:しっとり甘い)が入荷します。
【三浦大根】【下仁田ネギ】【ゆず】【セリ】は、茨城・要ファームから。
この時期だけの【切り三つ葉】【生わさび】【ゆり根】【くわい】など、お正月の祝い膳に欠かせないアイテムですが、【切り三つ葉】だけが入荷不安定で、十全にお渡しできない可能性大です。
果物は、茨城かすみがうら・竹村さんの【いちご】が、価格も下がり、味ものってきます。
瀬戸内海の小島・高根島の井場さんから「高いけど旨い!」と評判の【みかん】が、更に味が濃くなってきています。
新しい柑橘類として、果汁たっぷりの【ネーブル】、りんごは【ふじ】【むつ】【王林】の3種類が続きます。
この寒さ、雪、霜などで、この後畑の作物はどうなっちゃうのか不安なのと、交通網の混乱とトラブルが心配ですが、畑には今、野菜たちが寒さに耐え甘味をましながら育っています。
新年からのことになりますが、1月5日(月)~7日(水)に【春の七草】(500円)が入荷します。ご予約承っています。
あと10日、風邪をひかぬようにして、年の瀬を迎えましょう。

 

2014年最後の販売イベント 「百姓4年目の冬 北原瞬君 冬野菜あるったけセール!」

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小松菜・ほうれん草・パクチョイ・人参・里芋

さつま芋(紅あずま・紅はるか・紫芋)白栗かぼちゃ

かぶ(白・赤・あやめ雪)・大根(青首・ミニ)・わさび菜

生姜・赤リアスからし菜・ターサイ

虫に襲われていなければ、ブロッコリー・白菜・キャベツ

実に多難な1年でした。
八王子から愛川に引っ越したのが初春。借りた愛川の畑(野原)の開墾からはじまるのですが、土に力がないため種を播いても芽がでず、育っても虫に食われ、夏まで出荷できる野菜がありませんでした。
八王子の畑もなかなか行けなくて(片道1時間半)、「畑に立ってナンボ」ですから作物の育ちもダメでした。
夏に少し育って、秋以降台風などがあって苦戦しています。
夏には子供が過呼吸になって救急車で運ばれたり、なかなか散々でした。
良かったのは女房(祥子)が退職して百姓に専念したことと、トラクターを買ったことと、子供のこともあってクーラーを買ったことです。
これからの長い百姓暮らしを考えれば、基礎作りの1年だったと考えています。
127日(日)には今畑にある野菜をありったけ持っていきますので、買って食べてください。