Monthly Archives: 2月 2017

りかちゃんママのにこにこクッキング

春一番が吹きました。団地の庭には、ふきのとうが芽を出し始め、梅の香りにそそられて鳥たちも「ハルダハルダ」と嬉しそう。
1年生になった玄太の最近のお楽しみ、おつかい。
学校から飛んで帰ってきて、いの一番に言う事。「きょう、おつかいある?」
ないとがっかりさせるから、わざと1つ買い忘れるようにするのが日課となった。
「ぎゅうにゅうおねがいね」と言い終える前に、ソソクサとジャンパーをはおり、お気に入りのネコの財布をぽっけに詰め込んだ玄太の顔は、ひと足先の喜びに浸った顔している。
おつかいの回数を重ねても、いつものように、いつもの場所で帰りを待つ。が、今日に限ってなかなか帰ってこない。こんな時は良からぬことを考えてしまう。
そんな不安など吹き飛ばしてしまうくらい元気な足取りで帰って来た。
「いまね、すずめがね、げんたのほうにとんできてね、こっちみてきたの。すずめとめがパチリとあったんだよ」とほっぺを赤くした玄太の顔は、特別な顔をしていた。次のおつかいは、お家で待つことにしよう。

ふきのとう味噌のおむすび

毎週火曜日のおむすびの日に作らせて頂いている、ふきのとう味噌のおむすび。お家でも簡単に作れますよ。是非、旬のものを召し上がってみて下さい。元気になりますよ!

作り方(おむすび6個分)

①ふきのとう(40g)は、軽く洗って土などを落とす。

②洗ったふきのとうは、細かく刻む。

③フライパンに油(適量)を熱し、刻んだふきのとうを炒める。ツンとする香りから甘い香りに変わったら、【名刀ひしお】(大さじ3)と混ぜ合わせる。

④炊きたての玄米ご飯もしくは、白飯(120g)を茶碗によそい、まな板にひっくり返し真ん中にくぼみを作って、③のふきのとう味噌(10g)を入れたら、軽く濡らした手に塩をつけ、ふんわりと握る。海苔を巻いて頂く。

今週の10%OFFSALE!

ポクポクした食感で食べやすい

【オーサワのひよこ豆】 300g 600円(税抜) → 540(税抜)

ガルバンゾー、チクピー豆などと呼ばれ、ポクポクした栗のような食感です。水に一晩浸して、やわらかく煮て、カレーや煮込み料理、スープやサラダにと様々な料理に。
一晩(7~8時間)水に浸して、柔らかくなるまで煮て(約40分)お使いください。海外認定原料使用。

[SALE期間:2月27日(月)~ 3月3日(金)]

※今週末3月4日(土)が全品セールのため、今週の10%OFFSALEは3日(金)までとなります。

日曜日は魚の日

青梅海野水産三代目海野和豊くんが築地市場を歩き回って選んだウマイ!魚貝が正午前後に届きます。

2月26日(日)本日のお魚

淡泊だけどうまい 【スズキ切身】 塩焼き・幽庵焼き・ムニエル・フライに

スルメ大好き! 【スルメイカ】 刺身・煮物・炒め物に ワタもウマイ!

生だからしっとり 【生メカジキ切身】 煮付け・ソテー・フライ・唐揚げ野菜あんかけもうまい

このまぐろは旨い 【まぐろ】 とろける中トロ 旨味の赤身

噛むほどにウマイ 【蒸し真ダコ】 刺身・サラダ・煮物・炒め物・おでんにも

味噌汁が旨い 【しじみ】 旨味の濃い出汁がとれます

定番人気 【さば文化干し】 焼くと脂がジュワ~ 冷凍ストックしておくと便利

脂のってます 【真ホッケ開き】 漁師さんは縞ホッケより真ホッケがお好き?

神奈川愛川・北原くん一家のヨーロッパ旅行記②

 

シードルの杯かかげて ~有機農場を巡る旅 フランス編~

パリから特急列車に乗って3時間、フランス西部のブルターニュ地方の港町、サンマロにやってきました。
このあたりは冬の間はいつも灰色の空が広がっていて、寒々としているとのことでしたが、私たちが到着した日はたまたま晴れ渡り、美しい海が広がっていました。

この西の果ての街までやってきたのは、私たちの野菜を使ってくれている都内のフランス料理店のオーナーの友人がそこにいて、その友人のツテでこの地で活躍する有機農家を紹介してもらうためでした。つまり私たちの友人の友人の友人に会いにやってきたのです。今回の旅はそんな風にしてなりふり構わない感じで縁を手繰り寄せています。
そんなサンマロ近郊の畑で出会ったのは36歳、就農6年目という私たちと全く同じ年齢、キャリアの夫婦でした。
彼らは斬新な農業技術もさることながら、小屋、農業ハウス、暗室、直売所、動物飼育小屋だけでなく、オートメーションの播種機や自動サラダミックス機など、およそあったらいいなと思うものはすべて自作している強者でした。お金はないから自分で作る、ということを徹底しており、同じキャリアなのに立ち位置が全く違うことに愕然としました。

また彼は好奇心、向上心も旺盛で私たちに「日本で人気の野菜は?」とか「生姜の育て方は?」とかさまざまな質問を次から次へと投げかけてきました。
別れ際に「これからも情報交換していこう」と約束しました。遠く離れた地に仲間であり、目標であり、ライバルであるような農家ができたのでした。
そして私たちが彼と話しこんでいたちょうどその頃、子どもたちは同じ年くらいの彼の子どもと過ごしていました。もちろん共通語である英語で会話を、なんてことができるわけもなく、互いに言葉は通じず、肌や髪や目の色など、見た目すらもまったく違うというおよそ共通点のない中でなんとなく時間を過ごしていたようでした。
別れ際、長男がこの旅でお世話になった人に配るつもりで大量に折ってきていた折り紙の手裏剣を手渡しました。すると彼の目が輝き、「シュリケン!」と声を上げたのです。そう、フランス人の子どもでも手裏剣は日本の忍者の武器として認知されていたようなのです。
共通点を何一つ見いだせないままに過ごしていた彼らの間に、初めてコミュニケーションの糸がつながった瞬間でした。お互いの嬉しい気持ちが、その表情からも伝わってきて、私たち夫婦や彼ら夫婦も温かいまなざしでその様子を見守っていたのでした。

ブルターニュを後にし、最後に訪れたのはノルマンディー地方のサンローという小さな町にあるオーベルジュ(農家レストラン兼民宿)でした。
日本に13年間住み、日本語堪能な農家兼シェフのオーナーと、同じ敷地内で新規就農した20代の青年に案内され、畑や彼ら自身で建てた家や家畜の飼育場などを見て回りました。
彼らからは技術云々というよりも、その生き方、在り方をまさにまざまざと見せつけられました。「欲しいものは作る。買い物で済ませるのはつまらない。作れないようなものは別になくても困らないものだったりするものだ」と。

彼はまたフランスの学校給食のオーガニック化を進める活動家でもあり、いかにしてオーガニック化を進めるのかのアドバイスなどもしていただき、とても勉強になりました。
印象に残った言葉はいくつもありますが、「旅にお土産はいらない。技術をもって、訪れた地でその技術を使って喜んでもらいなさい。私ならフライパンと小麦粉をもって旅をし、行く先々でクレープを作ってふるまいます。日本人ならお茶をたててもいいでしょう。みんなそういったお土産で十分喜んでくれるものです」と言われました。

そして大人たちはシードルの杯を持ち、子どもたちはニワトコのジュースでそれぞれ乾杯。宴が始まりました。
夜も更けた頃、食堂の脇に置いてあったギターに目を付け、私は子どもたちに言いました。
「あれ、やるか。」「本当にやるの?」と長男と長女。「今やらないでいつやるのさ。恥ずかしいかもしれないけど、やって一生の思い出作ろうぜ」と私。妻も「そうだね」、と案外乗り気です。
妻と子どもたちをみんなの前に促し、あちこちで食器の鳴る音や話に花が咲いている宴のさなか、妻は英語で食堂のみんなに語りかけました。
「こんばんは、みなさん。今日は私たちが日本の歌を披露します。もし知っていたら、一緒に歌ってください!」
そういって私たちはフランスのシャンソンである「オーシャンゼリゼ」を日本語で歌い始めました。
最初、突如オーディエンスとなった食堂のフランス人たちはパラパラっとした手拍子をくれていたのですが、サビに入るとこの曲に気が付き、驚き、笑い、最後はみんなで合唱してくれ、たくさんの拍手をくれました。
そのクオリティはともかくとして、とてもいい思い出になりました。その頃3歳の次男はというと、ベンチで丸くなって眠っており、みんなでこの話をしても、なんのことなのかまったくわかっていません。

今回の旅では初めて食べた野菜、初めて出くわした技術など、イタリアでもフランスでも学びがたくさんありました。
しかしながら、一番実感として心に響いたのは、農民というのはこの地球のどこにいてもそれぞれの環境で等しく自然と向き合い、一生懸命汗を流しているという一見すると当たり前のようなことでした。
そしてどこの人たちもみな私たちがオーガニックファーマーだということだけで歓迎し、共感してくれました。やはり仲間に出会うということはそれだけでお互い嬉しいことなのです。テレビで見た陽気だった農民たちも、根は非常にまじめで、自然と真摯に向き合い、私たち日本人のそれとなんら変わることはなかったように思います。
新しく学んだ野菜や技術を具体的にこれからの畑に、ということももちろんありますが、彼らを通して感じた農家としての、農民としての在り方を自分なりに咀嚼し、体現していきたいということを一番に考えています。
動機は不純だったけれど、旅にでて本当によかった。色々な人たちに出会えてよかった。心からそう思っています。二度とない、一生ものの旅となりました。

あひる通信本日発行

今年はコンスタントにあひる通信継続中。
ただ、今年になって連載がはじまった『あひるの家の冒険物語』と有機農家北原くん一家の『有機農場を巡る旅 フランス編』がともに見開き2ページで長い!
年末特大号でもないのに全10ページになってしまいました。
今号のあひる通信は「読み物」としてご覧ください。

週間10%OFFSALE!【オーサワのひよこ豆】【北海道産とろろ昆布】【有機玄米茶】

新商品・再開商品のご案内

終了します

春3月 ウィークエンドSALEが盛りだくさん ―プロフェッショナルがやってくる―

あひるの家の冒険物語 第3話 全ての道はリヤカーに通じる

神奈川愛川・北原くん一家のヨーロッパ旅行記② シードルの杯かかげて ~有機農場を巡る旅 フランス編~

味噌を仕込もう!

菓房はら山【季節の上生菓子・弥生】

そのまま食べてもおいしい【有機みりん粕】の使い方

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【川又さんの干し芋】そろそろ終了?

あひるの家フェイスブックやってます

あひるの家自家製【ぬか漬け】好評販売中

あひるの店先から

りかちゃんママのにこにこクッキング

長い~。めげずに読んでください。
あっ、配布のあひる通信はあいかわらず白黒です。

【川又さんの干し芋】そろそろ終了?

もう2週間くらい言い続けている「【干し芋】もうすぐお終いだよ」のひと言。だが、なかなか終わらない。
「今回入荷がたぶん最後だよ」とお客さんには言うものの、「もしかしたらもう少しあるんじゃないか」と微かな期待と大いなる不安の気持ちで再度注文してみると、「やっぱりだめか」とあきらめかけた1週間後に宅急便屋さんが持ってくる。
いや、ほんと「川又さんありがとうね~」なんだけど、「終わりだよ」と言って売り続けているのって“靴屋の閉店セール”みたいじゃない?あひるは八百屋の看板を出しながらいろんなものを売っているけど、靴だけは扱ったことはないですよ(ぞうりはあるけど)。

話しがズレました。

で、けっきょくいつがファイナルなのか?あひるスタッフにも分かりません。
23日(木)川又さんからTELがあり(珍しい!)、「今日仕込んだから日曜日には届くよ。予定では3月あたまにもう1回仕込むつもりだけど、お天気と全国からの注文数にもよるから、いつもこれが最後のつもりでよ~く味わって食べてね」だって。涙が出そうなお話し(いろんな意味で)。
だから、あひるスタッフは言い続けるのです。【川又さんの干し芋】は間もなく終了です(たぶん)。お買い求めはお早目に。

『あひるの家の冒険物語』 第3話  全ての道はリヤカーに通じる

ポスティングした3000枚のチラシに30件余りの問い合わせがありました。
中区1・2丁目を月・木、東区1・2丁目を火・金、東区3・4丁目と府中北山町を水・土と、3コースに分けてみました。
朝、子供たちを保育園に送っていって、洗濯物を干したりしていると、9時半位に野菜が届けられます。
野菜の多くは茨城県玉造町や北浦町の数軒の農家がメインで、ほうれん草や小松菜は新聞紙でくるんで稲わらで結んでありました。
お米は30kg袋、味噌は5kg袋、卵は10kg箱で、加工品は1.8ℓ瓶の醤油・酢・ソースで、あとベニバナ油・天塩・お茶でした。
前日の野菜の手入れをしながら積み込みの開始です。気分を奮いたたせるため、大音量でレコードをかけます。
井上陽水の『氷の世界』、吉田拓郎の『落陽』、岡林信康の『わたしたちの望むもの』、ホルストの『惑星』、ベートーベンの『英雄』などをよくかけていましたが、バッハとモーツァルトはダメでした。
積み終わるとコーヒーをいれ、庭先に干してある赤・黄・緑・オレンジ・白などのタオルから「今日はアカだ!」とか言って頭にかぶります。
10時半、出発です。家の路地を出ると走りはじめるのです。一軒寄ってまた次の一軒まで走ります。その間「ヤオヤ~、ムノーヤクノヤオヤ~!」と声を張りあげつづけるのです。
ぼくが走った理由は、霜田君のように「体を鍛える。街にくり出すパフォーマンス」ではなく、知り合いと目を合わせたくなかったのと、「息せききってお客さんのところに駆けこんで、その勢いで売る」しかなかったからです。
それでも「本当に無農薬なの?」「まっすぐなキュウリはないの?」「このトマト真っ赤じゃない。熟れすぎてんじゃない?」「どうしてこんなことしてんの?」「エライわねえ」などの問いにこたえられず、「この大根辛い?」ときかれ、辛いと買ってくれるのかと思って「ウン、辛いよ」と言ったら「辛けりゃいらない」と言われたり、「目方?メカタはタカメよね」と去っていくのを「なるほどなあ、いいこと言うなあ」と感心したり、勢いではどうにもならないことばかりでした。
そんな中、雨の中向うからやってきた上品な御夫婦が「あなた何やってんの?」と声をかけてくれ、「あの角を曲がったところだから、今度寄りなさい」と言ってくれたり、マンションの管理人さんが館内放送を使って案内してくれ、エントランススペースを使わせてくれたり、老夫婦が買う物がないのにお米を30kg買ってくれたり、「寒かったろう。家に入って休んでいけよ」と言われて上がらせてもらうとお酒と刺身が食卓に並べられていたり、「あらあら、汗だらけじゃない。シャワー浴びていったら」と魅惑的なお誘いがあったり……。
それでも毎夜眠りにつく時、「明日目が覚めたら嘘だったということにならないだろうか」と思っていました。
3ヶ月が過ぎた12月の半ば、コースを回りいつものように大学通り増田書店の前で野菜を並べていました。よく元職場の同僚や後輩達が勤め帰りに顔を見せるのですが、今日は居ないようです。吹き抜ける風に道行く人たちは足早に通りすぎていきました。
Tシャツにヤッケ、長靴にジーパンのぼくは、駆け込んできた火照りがまだ残っていました。路肩に腰かけながら立ちどまる人に売りながら、本屋さんの灯りをながめていました。何人もの人が足早に店内に入り、何人もの人が襟をかきあわせながら出ていきました。
風も強くなり通りかかる人もまばらになってきたのでリヤカーに野菜を積み込んでいる時、ふっと「そうか~。おれはもうこっち側にいるんだなあ」と思ったのです。
その気付きは家に向っている間もどんどん広がり、体や心のすみずみまでしみこんでいくようでした。
カラカラとリヤカーは快いリズムを刻んでいました。

次の日からぼくはお客さんに「実は……」と言いはじめたのです。
「実は、有機農業も無農薬も添加物も、八百屋という商売も関心がないんです……。ただ、時間通りに来ることだけは約束します」
お客さんはあきれたり苦笑いを浮かべたり、それでも「あんたが持って来るトマトおいしいわよね」とか、「そうだと思った。だってキヨツケ!しないと買えない感じだったもの」とか、「この里芋、揚げるとおいしいわよね」とサポートしてくれるお客さんもいました。ぼくの出来ることは、街の時計屋さんになることと、リヤカーの走りに磨きをかけることです。
じゃが芋・玉ねぎ・人参各々5kg、大根10本で15kg、キャベツ10kg、みかん10kg、白菜・りんご・トマト・キュウリ・卵・醤油……150kg~200kgの品物を載せるのです。
5cmの段差を乗り越えるには、上り坂はどの辺りから助走をつければいいか、コーナーをスピードをおとさずに曲がるには、停まるには、そして荷物が落っこちない積み方は……。次々と課題がもちあがってきます。
「実は……」からしばらくすると、急に売れはじめたのです。ポイントに集まって来るお客さんもふえ、お客さん同士の話しも弾み、笑い声が弾けます。ぼくはそばでヘラヘラしながら量ったり売ったりしていました。
その頃から人伝にきいてきたリヤカー八百屋志願者がひとり、またひとりとやって来て、併走するという事がおこるのです。
世田谷で『ごんべえのお宿』という保育所をやっている小野田君と滝川さんが併走し、「こんなに売れるんだ」と感心し、「子供を育てることと食べること」ということで、『ごんべえの
八百屋』と『もんぺの八百屋』という屋号で2軒のリヤカー八百屋を4人ではじめたのでした。
国立でも仁君と武重君の2人がやってきて八百屋をはじめました。
農家の納屋に使わなくなってほってあったリヤカーをもらってきて、各人デコレーションすれば完成です。
横笛を吹きながら、ギターをかきならしながら、紙芝居をやりながら、飲み屋をやりながら、昼間は……。
リヤカー八百屋は始めるのあたっても始めてからも、ほとんどお金はかかりません。リヤカーはタダだし、人力ですからランニングコストもかかりません。自営業なので働き方や売り上げの制約がありません。「ガンバッテ!」などと、お客さんから評価されることもあります。
そして何より八百屋なので食べられるのです。
たった8ヶ月余りで13軒15人のリヤカー八百屋が誕生し、全員が20才代でした。

昼御飯を食べる間もなくなったぼくは、保育園のお迎え時間ギリギリにリヤカーで駆けこむのです。雨の日は全身ビショ濡れで、暑い日は真っ赤な顔で。
子供たちは友達に「おまえんちリヤカーある?乗せてあげようか」と自慢気にリヤカーに乗りこみます。友達一人一人を家まで送っていって、家に帰ってある野菜で夕食の準備です。夕食の支度をしながら、子供たちは今日保育園であったこと、ぼくは今日八百屋であったことを喋るのです。
休みの日に子供たちと歩いてみると、ぼくが一日虫のように這いずりまわっているエリアは、直線距離で5分もかからないところでした。
週末、今週分の支払いのため、1週間分の売り上げを数えるのです。缶に入ったコインを机の上にばらまいて、子供たちと1枚2枚3枚と積み上げていきます。支払い分を除いたこの山が、1週間分の稼ぎなのです。その額は、勤め人をやっていた時を上回ることも多くなったのです。
1年が1日のように過ごしてきたぼくにとって、リヤカー八百屋の日々は1日が1年のようでした。
胃薬が手放せなかったぼくはご飯を3杯も食べ、風邪をひくこともなくなりました。マイナス要素と思っていたもののひとつひとつがプラス要素に転換しつつありました。
そしてぼくは、「全ての道はリヤカーに通じる」と呟くのでした。

味噌作り教室

一昨日の日曜日は【あひるの家 お味噌作り教室】でした☺

定員15名のところキャンセル待ちが出る程、最近は手作り味噌に関心・興味がある方が多く熱気ムンムンの2時間でした。

初めての方、以前作って再チャレンジの方、お子さんと一緒に参加された方、様々でしたが、皆さん和気あいあいとお喋りしながらも真剣にお味噌作りをされていました☺

今回は第1回目開催という事で、あひるスタッフ。。準備万端にしたつもりが、始まってからのバタバタ感がありました🙇

参加された方々が、とても協力的で臨機応変にして頂いたお陰で、大きなハプニングなく無事に終えることが出来ました。

ありがとうございました\(^^)/

お持ち帰りの2キロの米味噌🎵秋頃に、美味しい手作り味噌になります様に~(*´∀`)

助手役 スタッフまどか

2~3時間、灰汁を取りながら煮ます
親指と小指で挟んで簡単につぶせる柔らかさになれば煮大豆が完成です(*^^*)
煮汁も捨てずに❗種をのばす際に使います。

麹とお塩を切り混ぜたら塩切り麹の完成

ほんのり温かくて気持ちいいよ~😃♨
煮大豆も難なく潰れちゃう

今回は足で煮大豆を潰しました👣
もちろん靴は脱ぎますよ~

塩切り麹となめらかに潰した大豆を混ぜる❗

お喋りしつつも、手は動かしま~す

お子さんもやる気満々❗ パパさんも参加してくれました

スタッフりかちゃん 丁寧な説明 さすがです❗
講師 お疲れさまでした

今週の10%OFFSALE!

甘夏農家の手づくり

【甘夏マーマレード】155g 670円(税抜) → 603円(税抜)

自家農園の甘夏と洗糖だけを使って仕上げました。
添加物も水も加えず、甘夏が持つペクチンと糖分を加熱することでゼリー状に。果物を砂糖で煮たジャムとは一味違います。
さわやかな甘みと酸味、くせのない苦味のバランスは絶妙です。
パンにはもちろんヨーグルトやお菓子にもどうぞ。

[SALE期間:2月20日(月)~ 2月26日(日)]

日曜日は魚の日

先週はお休みして申し訳ありませんでした(魚屋さん海野くん)

2月19日(日)本日のお魚

脂のり抜群 【さわら切身】 塩焼き・西京焼き・天ぷらもウマイ!

特大 【カマス】 塩焼きがおすすめ!ほっこり旨い

こちらも脂のりのり 【真いわし】 刺身・なめろう・塩焼き・つみれ汁・梅煮

この鮪は旨い 【まぐろ】 とろける中トロ 旨味の赤身

噛むほどにうまい 【蒸しタコ】 刺身・煮物・おでん・アヒージョ

三陸産新物 【生わかめ】 鍋・しゃぶしゃぶ・サラダ・酢の物 軽く火を通すと色鮮やかに

定番人気 【さば文化干し】 焼くと脂がジュワ~