Monthly Archives: 10月 2019

11月9日(土)10日(日)【竹布】全品10%OFFSALE!

ほっとするあたたかさにつつまれる秋です

11月9日(土)10日(日)ナファ生活研究所【竹布】全品10%OFFSALE

竹布スタッフ(ナファ生活研究所)がやってきて【竹布】にふれてもらいながら販売します。やわらかくて、あたたかくて、さらっとして、やさしい光沢を放つ【竹布】の肌ざわりは、ぽっかりとした幸せを感じさせます。

2001年、竹繊維(綿)を使った衣を開発してから18年、100種類以上の衣料ができあがりました。やわらかくて、温かくて、やさしい光を放つ竹布の肌ざわりの快さにとどまらず、温熱性(0.7℃の体温上昇)、制電性(綿の10分の1)、消臭性(体臭を90%除去)、抗菌性(綿の4万分の1)に優れているため、普段使いのインナー、アウターは勿論のこと、病院でのガーゼ、包帯、介護施設でのシーツ、パジャマとしても広く利用されはじめています。
両日あひるの家店内は「どこに並べよう」という位、竹布衣料がせいぞろいします。売り切れた商品も後日10%OFFでお渡しします。

竹布スタッフ太田さんのおすすめ秋の新作

①【癒布2WAYカーディガン】煤竹・白茶(サイズM~L) 12,000

人気の癒布の生地をたっぷり使ったカーディガンです。上下を逆にすることで2通りの着方ができます。短く着るときはボリューム感のあるジャケット風に、長く着るときは品のあるロングコートのように着ることができます。おしゃれに、またリラックスタイムに。やわらかく暖かい癒布にすっぽりつつまれてください。

②【癒布ゆるパンツ】 煤竹・白茶(フリーサイズ) 8,000

からだが”ゆる”む【ゆるパンツ】 緊張から放たれる、優しい時間をゆるパンツでお過ごしください。冬は暖かさを。夏はさらっとした風合いが涼しさを感じさせます。ゆったりとしたシルエットで軽く、優しく。ふんわり纏う、肌触りをお楽しみください。【2WAYカーディガン】と合わせて、洒落たリラックスウェアが完成します。 白茶は優しい時間を。煤竹は、ちょっとそこまでの外出にも履きやすいお色です。

「これからTAKEFUがより一層活躍する季節です♪是非さわりにきてください♪おすすめの新商品をたくさん揃えてお待ちしています☆」竹布スタッフ太田沙織さん

レジ前に竹布全商品カタログを置いてあります。竹布の良さをお確かめください。ご予約承ります。

ゼンケン暖房機Wキャンペーン実施中!

部屋の空気を汚さないのがイイ!
部屋の空気を乾燥させないのがイイ!
部屋の空気を暖めるのではなく、体を暖めるのがイイ!
触っても火傷をしないのがイイ!
アブナイ電磁波はない方がイイ!
ふんわり包まれたあったかい気分がイイ!
冬場の窓の結露はぜ~ったいにない方がイイ!

ゼンケン暖房機Wキャンペーン実施中!!!

①お得なキャンペーン価格にて販売中!

【遠赤外線ヒーター】【電磁波カットホットカーペット】など、からだをやさしく暖めるゼンケンの暖房機。
店頭にてゼンケン暖房機カタログ配布中です。商品詳細、キャンペーン価格(あひる通信10.25号参照)などご覧ください。


【遠赤外線ヒーター アーバンホット】1台        ¥36,8000 → ¥28,700
草原や窓辺で陽射しを浴びていると体がポカポカして気持ち良くなります。あったかさはそこを離れてもしばらく続きます。陽射し=遠赤外線の効果です。多くの暖房機は、部屋の空気をあたためて中にいる人の体をあたためようとするので、空気が汚れたり、乾いたり、上半身あったかいのに下半身寒いということになってしまいます。遠赤外線で体をあたためるアーバンホットは、部屋の空気を、陽射しをいっぱいとり入れたポッカリとした温度に保ちます。7cmの薄型で、移動もスムーズで、触れても火傷することがないので、お子様のいる家庭でも安心です。

【遠赤外線ヒーター アーバンホット・スリム】1台 ¥19,000 → ¥17,500
台所、寝室、トイレ、テーブルなどのそばにおいておくと、そこにいる人やそこのエリアを暖かくします。薄さ5cm重さ4.8kgなので、片手で持ち運びラクラク。

リニューアル【遠赤外線ヒーター スポットウォームS】1台 ¥13,500 → ¥10,800
デスクの足元、テーブルの足元においておくと、足元~脚全体があったかくなります。オフィスなどで足元が寒くて、ももひきや靴下の重ね履き、膝掛けなどして防いでいる人、最適です。3cmの薄さで、持ち手のついたマグネットタイプです。

【スリム温冷風扇ヒート&クール】 1台 ¥21,000 → ¥18,000
送風・ひんやり涼風・温風・うるおい加湿暖房の4つの機能を1台にまとめた4in1。夏は自然な涼風が心地いい「冷風扇」として、冬は最大1200Wの本格セラミックヒーターとして。温風に加湿をプラスすれば「うるおい加湿暖房」としてご使用いただけます。
※カタログ未掲載品

【電磁波カット電気ホットカーペット 本体のみ】1畳タイプ ¥26,000 → ¥22,500
【電磁波カット電気ホットカーペット カバー付】1畳タイプ ¥32,000 → ¥27,500
【電磁波カット電気ホットカーペット 本体のみ】2畳タイプ ¥36,000 → ¥30,500
【電磁波カット電気ホットカーペット カバー付】2畳タイプ ¥46,000 → ¥37,500
【電磁波カット電気ホットカーペット 本体のみ】3畳タイプ ¥48,000 → ¥45,000
【電磁波カット電気ホットカーペット カバー付】3畳タイプ ¥59,000 → ¥54,000
電磁波を浴びることで、脳や心臓や血流に悪い影響を及ぼすことは、広く知られたことです。電磁波は発生源から距離を置くと薄らぐのですが、くっついていないと意味のないものもあります。ケイタイ電話や電気毛布やホットカーペットなどがそうです。この電磁波をコードヒーターの巻き方で発生を抑えた(W‐Line‐Cross方式)のが、このホットカーペットです。電磁波測定器をくっつけても針が振れることはありません。

【電磁波カット電気掛敷オーガニックコットン毛布】 188×130 cm       ¥22,800 → ¥18,500
肌触りがなめらかで、体をやさしく包んでくれるオーガニックコットン使用の電気毛布です。軽いです。

【電磁波カット電気ひざかけ】   93×160 cm ¥15,000 → ¥14,000
綿100%素材、ワイドサイズでゆったり。ひざかけ、巻きスカート、肩掛けショールとして使用できます。手元スイッチで簡単操作。

【電磁波カット1人用電熱マット】80×180 cm ¥18,000 → ¥15,000
180cm×80cmの長方形をした、凸凹のある、厚いのにフワフワ軽いマットです。寝転がってTVを観たり、本を読んだり、昼寝をしたりに最適です。重さも2.8kgしかないので、部屋から部屋へヒョイヒョイと持ち運べます。

【電磁波カット足入れ電熱マット】90×100cm ¥16,000 → ¥14,000
足先も足元もこれでぽかぽか芯からあたためられます。袋状のあたたかい足入れマットで、手元スイッチで操作ができます。

【電磁波カット腰すっぽりヒーター】37×42×41cm ¥15,0000 → ¥13,000
腰まわりをすっぽり暖めるヒーターです。ソファやイス、座椅子などに置いて座るだけでスースーと冷える腰まわりをぽかぽかとやさしく包み込みます。

【電磁波低減マルチヒーター】45×45cm ¥14,000 → ¥12,000
電気座布団として使用するだけでなく、カバーの表側に切り込み口を付けているので、1台で足先や手を入れて暖めることも出来るマルチヒーターです。

リニューアル【窓下ヒーター2】1台 ¥27,000 → ¥24,800
窓を閉めても入ってくる外からの冷気をブロック。お部屋の温度の低下を防ぎます。また、室内外の温度差を抑制するので、窓ガラスの結露対策としても有効です。トイレ・洗面所の補助暖房としても。

②3日間無料貸し出しキャンペーン実施中!

遠赤外線ヒーター【アーバンホット】を3日間無料で貸し出します。ご自宅でふんわり暖かさをお試しください。あひる便にて配達&引取します。あひるの家スタッフにお申し出ください。

11月2日(土)あひるの家全品5%OFFSALE!

毎月第一土曜日はあひるの家全品5%OFFSALEの日(小山製菓・酒類・キャンペーン品除く)。
日持ちのする調味料や乾物、冷凍品などは、この日にまとめ買いがお得です。
通常4時便のみの配達も、正午過ぎから随時出発します。ご利用ください。

和菓子屋小山さんのおまんじゅうがセール日限定で並びます。【みたらし団子】【酒まんじゅう】【大福】【黒糖まんじゅう】【素甘】など。

魚屋さん海野くんの秋にウマイ!魚貝も1日早く土曜日に届きます(写真は10月27日のもの)。

※10月から【料理酒・蔵の素】【本みりん福来純】【有機三州みりん】は「酒類」のため割引対象外となっています。

今週の10%OFFSALE!

お鍋、湯豆腐にもおすすめ

【ごまだれ】 200ml 600円 (税抜) → 540円(税抜)

農薬・化肥不使用の鹿児島県産ねりごまをベースに、りんご酢や、羅臼昆布・鹿児島枕崎産の鰹節などのだしを合わせました。
ごまの香りと複雑な旨み成分が食欲増進。なめらかな食感でほのかな甘みと上等な酸味があり後味もさっぱりです。
適度な濃さで具材に絡めやすく、しゃぶしゃぶ、鍋物、湯豆腐、根菜サラダ、ごま和え、サラダうどんなど一年を通して活躍します。

[SALE期間:10月28日(月)~ 11月1日(金)]
※今週は2日(土)が全品セールのため週間セールは1日(金)までとなります

日曜日は魚の日

毎週日曜日(第一土曜日のセール日は土曜日)は青梅『海野水産』三代目海野和豊くんが豊洲市場を歩き回って選んだウマイ!魚貝が正午前に届きます。

10月27日(日)本日のお魚は

そろそろ食べ納め? 【生さんま】 刺身・塩焼き・蒲焼き・なめろう

脂のってます 【天然ぶり切身】 塩焼き・煮付け・照り焼き・ぶり大根

特大 【いわし】 刺身・塩焼き・梅煮・なめろう

特選品 【まぐろ赤身】 旨味の赤身 このマグロは旨い!

旨味凝縮 【蒸しタコ足】 刺身・サラダ・煮物・おでん

定番人気 【さば文化干し】 焼くと脂がジュワ~~~

お買い得 【あじ開き】 新米といっしょに朝食に

失われたブログ34日間を取り戻せ番外編【りかママのにこにこクッキング(あひる通信10.4号より)】

朝晩と涼しい日々が続いていますね。
先日、蒼太(小6)の自転車を新調しました。
「増税になる前に買っておかなくっちゃね!」しっかり者の玄太(小4)に言われ、重い腰を上げる蒼太。今までお世話になった青色の自転車と最後の記念写真を撮り、「ありがとうね」と照れた表情を浮かべ、頭を下げた。
代って新入りした自転車は、スラっとしていて、黒と赤のコントラストがカッコいい!
その夜、「サイクリング行こうぜ!」と太郎(中2)に誘われ、嬉しそうな蒼太。ふたり肩を並べ、夜10時のサイクリングに出かけた。置いてきぼりを食った玄太は、恨めしそうな表情。。。
「よし、ママと夜のサイクリングだ!」母さんに誘われ、気分よく出発した。
「秋の風はなんてきもちがいいんだろう~」と風を受けて走る玄太は、上機嫌。途中下車して、あれこれと迷って選んだアイスクリームを大事に分け合った。静かな秋の夜長の楽しみは続くのでした~。

れんこんのはさみ揚げ

出始めのれんこんは水分を多く含んでいるためシャキシャキ感を楽しめます!れんこんでひき肉をはさみ、揚げた料理です。お好みで豚ひき肉を使っても。

作り方(4人分/12個分)

①れんこん(350g)はたわしで皮をよく洗い、5㎜幅で輪切りにし水につけて5~10分置く。
②長ネギ(1/2本)はみじん切りにし、生姜(1/2かけ)は皮をむいてみじん切りにする。卵(1/2個)は溶いておく。
③ボウルに鶏ひき肉(200g)、2、酒(小さじ1)、しょうゆ(小さじ1)、塩(小さじ1/2)ごま油(小さじ1)、片栗粉(小さじ2)を入れ、肉が白っぽくなるまでよくこねる。
④れんこんをザルにあげキッチンペーパーで水気をふき取り、バットに並べて片栗粉をふるう。
⑤片栗粉がついている面に3の肉をのせもうひとつのれんこんでぎゅっと挟む。表面に片栗粉をふるって170度の油で表、裏2~3分揚げる。

失われたブログ34日間を取り戻せ番外編【りかママのにこにこクッキング(あひる通信9.13号より)】

秋の風が心地よく、随分と過ごしやすくなりました。秋ですね~。あひるの店先も秋色に身を染めた果物たちが登場してきます。季節を味わいお仕事できる恵みに感謝です!
今年は中学生の職場体験学習を受け入れることになりました。対象は息子の通う中学校の同級生。
「ワンチャン マジ ハズ!」思春期真っただ中の太郎(中2)は、時々通じない言葉で話してくる。
どうやらこういうことのようだ。「僕の通う中学校の友人が、僕の家のお店で職場体験をするなんて、照れてしまうなあ。」
読書の秋です。本を読んで美しい日本語に触れましょう。ね、太郎君!

ささみときゅうりの梅春巻き

外はパリッと、中はさっぱりとした味わいを楽しめます。ささみに片栗粉をまぶすことでしっとりとします。ミニ春巻きなのでお弁当のおかずにもいいですよ。是非お試しください!

作り方(ミニ春巻き10本分)

①ささみ(200g)は筋を取り、そぎ切りにし、酒(大さじ1/2).塩(小さじ1/3)をふり、置いておく。
②きゅうり(1本)は斜め切りにし、塩もみをして10分ほど置いておく。
③春巻きの皮(5枚)は対角線で切り三角形にする。
④ささみに片栗粉(適量)をまぶし、きゅうりはキッチンペーパーで水気をふき取る。春巻きの皮にささみ、きゅうりをのせ、たたいた梅(お好み量)をぬる。巻き終わりに水溶き片栗粉をつけて閉じる。
※包み方 三角形の底辺の真ん中に具をセットしたら、左右を折りたたむ。ひと巻きしたら、水溶き片栗粉を斜辺につけて端まで巻く。
⑤170度の油で表面がきつね色になるまで揚げる。

りかママのにこにこクッキング

雨降りの多い10月ですね。台風による被災された方々へ1日も早い復旧を心から願っています。
先日、あひるの家で取り扱っているムソーさんの展示会へ行ってきました。生産・製造者さんのお話を聞くことができるのはとても貴重でした。中でもマルクラ食品さんの「復興支援甘酒」の商品については心温まるお話でした。
西日本豪雨で被害にあった倉敷の米農家さん。豪雨によって、田んぼは荒らされ、有機認証の取得を失ってしまいました。絶望の淵に立たされていた彼に、マルクラさんは「うちの甘酒にはあなたの作ったお米が必要なんですよ!」と励まし、甘酒の売り上げの一部を被災地支援に充てられる新商品が生まれたのです。
商品誕生までの物語に心温まり、美味しい試食の数々にお腹もあたたまる1日でした。

赤ピーマンのきんぴら

冷蔵庫にあった赤ピーマンをさて何にしようか?と考えあぐね、きんぴらにしてみました。甘辛い味付けにすることで、ピーマンが苦手な息子達もパクパクと食べていました。もちろんピーマンでもオッケイです。

作り方(2人分)

①赤ピーマン(5~6個)は縦半分に切り、へたを取り、中の種を出したら、縦に細く切ります
②フライパンにごま油をしき中火にかける
③油が熱くなったらピーマンを入れ1~2分炒める
④酒・醤油・みりん(各大さじ1)を入れ汁がなくなるまで煮詰める
⑤火を止めて、いりごま(大さじ1)を混ぜたら完成です

あひる通信10.25号本日発行

3週間ぶりとなるあひる通信が大雨のせいでオレオレ作業がはかどり無事本日配布開始となりました。

今号のあひる通信は

週間10%OFFSALE!【ごまだれ】【ポラーノの料理酒】【忠さんのえびふりかけ】

新商品・再開商品・スポット商品

価格改定のお知らせ

興農牛取り扱い終了のお知らせ

あひるの家ブログ&ホームページに関するお詫び

キャッシュレス決済ポイント還元事業に関するお知らせ(再掲載)

11月2日(土)あひるの家全品5%OFFSALE!

11月9日(土)10日(日)ナファ生活研究所【竹布】全品10%OFFSALE!

11月15日(金)16日(土)日本創健【馬油】全品10%OFFSALE!

栃木・田島さんの絶品【有機里芋】入荷中

11月23日(土)24日(日)ロゴナ化粧品全品10%OFFSALE!

11月30日(土)おむすび屋高ちゃんウマイもの盛りだくさんフェア

ゼンケン暖房機Wキャンペーン実施中!

11月4日(月・祝)種まきネット国立市民祭に出店します!

あひるの店先から ―北千住の夜は更けて―

日曜日は魚の日

リーフレット作り難航?今年もやります【笑月おせち2020

あひるの家フェイスブックやってます

あひるの家自家製ぬか漬け好評販売中

雨の日スタンプ2倍押しサービスやってます

りかママのにこにこクッキング

となってます。

11月は毎週末が販売イベント&セールやります。通信には間に合いませんでしたが、キムチの玉ちゃんのお惣菜販売も月末28日(木)に予定しています。みなさんのお越しをお待ちしていま~す。

あひるの店先から ―北千住の夜は更けて―

「あの時やめておけばよかったなあとつくづく思いますよ」とのたまわったのは栃木宇都宮の『かぶら屋』(4月廃業・八百屋歴35年)の光内君でした。“あの時”とは、ポラン広場の八百屋をやって12年目、店の立ち退きの話しがあって、多額の立ち退き料を手にした時のことです。
「狩野さんがやってきて説得されて新しい店に移ったんだけど、あとはお金がでていくばかりだったなあ。まあ、自分にも八百屋に未練があったんだろうけど……」
「立ち退きっていえばさ」と話しを引き取ったのは、北千住『椿屋』(9月廃業・八百屋歴36年)の村上君で、「おれはサ、西新宿で友達と2人で小さな喫茶店をやってたんだよ。バブルのど真ん中で、ビルを建てるから立ち退いてくれって言われ、1人1億円もらったんだよ」
「今の店を買ったんだけど、それでも5000万円位残ってたけど、30年の間に全部なくなっちゃたよ。そういえば1度ももうかったことなかったなあ。金も尽きたし、消費税も上がるんでやめたんだよ」
「そう、そう」と体をのりだしてきたのは、阿佐ヶ谷『結』(2016年廃業・八百屋歴39年)のネコさんで、「暑い暑い夏の日、お客さんが3人しかこなくて、あ~あ私は来年の夏もこれをやってんのかと思ったら、もうイヤだ!もうヤメた!と思ったんだよね」
「あひるに行くとアレコレ工夫して元気にやってるのを見ると、私もやっていればよかったかなと思う時もあるんだけど……。あひるが続けているのは奇跡みたいなものだと思うよ」
10月19日北千住で八百屋+栃木の百姓たちとの同窓会での一幕です。懐かしい顔が10名集まりました。
各人が近況や今思っていることなどを話すのですが、「なんにも話すことなんかねえよ」と言うのですが、話しはじめると15分のリミットをこえて、ストップをかけないと話しつづけるのです。栃木鹿沼の鈴木章さん(百姓歴45年)は、
「この間の台風19号で近所の川が越水して、家の方にドンドン流れ込んできたんだよ。水の流れを変えようとブロックや木材を置いたりして、一番気掛かりだったのは牛舎に水が入って牛が暴れ出さないかだったね。ギリギリセーフだったよ」
「70才を超えたかあちゃんと2人、今のままではもう無理だなとつくづく思った訳よ。どうやってこの仕事を終わりにしていくかっていうことを真剣に考えなくちゃって思ったな」
「それって章さん、世間でいう終活ってことですよね」と話しを継いだのは、栃木鹿沼の田島君(百姓歴40年・60才)です。
「おれはさ、今10町歩も耕してるんだせ。近くのお百姓たちがどんどん廃業していって、“田島んところでやってくんねえか”って持ちこんでくるんだよ。村の田畑が荒れて野生動物の住み処になるのも嫌だし、だから引き受けるんだけどさ……」
「あてにしていた息子はサラリーマンになって、かあちゃんと2人+αではとても無理なのでマシンに頼る訳。おれんとこの納屋、農機具の展示場みたいになってるよ。でもさ、気がついたら1日マシン転がして畑の土におりなかったなと気づくとゾッとするね」
「ほら見て。このひとさし指もおや指も足の指もマシンにはさまれちゃって、でも医者いくのいやでサ~グダグダ~グダグダ~農薬は絶対使いたくないしさ~グダグダ~グダグダ~ああ、おれはどうしたらいいんだろう」
有機百姓のホープと目していた田島の悩みを聞いていると、栃木芳賀の養鶏家高田君が話しに割りこんできて、
「田島はまだいいよ(?)。おれはサ、3年前にくも膜下出血をやってから体調不良でさ。娘2人がガンバッテルんだけど、いつ血管が破れるか不安でさ。おれの友達もさ~グダグダ~グダグダ~~~」
8時3分が栃木行き最終列車ということで、喋り足りなさをおおいに残しながら散会したのでした。
廃業した元八百屋の仲間たちの話しを聞きながら、「そうか、こういう風に八百屋を終わりにしていったのか」とここ数ヶ月の売上げの急落に立往生し、先行きを見通せないでいるあひるの家を思い、「明日は我が身」としみじみ思ったものでした。
「希望」を語り合うことはできなかったけど、「絶望(?)」と熱く語り合えたのは、その前数十年に亘りともに歩んできた「自らに語り継ぐ物語」があったからだと思います。響き合う仲間は健在でした。