Monthly Archives: 12月 2019

年末恒例スタッフご挨拶Part5

台風15号東京直撃の天気予報に青ざめた令和元年9月。
観測史上関東地方過去最強の台風がやってくるとあって、一番に心配したのがあひるの家の家屋。あひるの家がこの土地にやってきたのが40年前だから、その少し前に建てられたこの木造一戸建てはかれこれもうすぐ50才?
その間、リヤカー八百屋を卒業した(前)代表狩野とゆかいな仲間たちが1階をぶち抜き八百屋『あひるの家』の看板を掲げ、当時の屈強なスタッフが柱を1本とっぱらい、料理好きのスタッフを中心に店舗2階でレストラン『ジャックと豆の木』をはじめるにあたり、これまた建築シロート集団による改装がなされ天井がなくなり……(以上はわたしの幼い頃の記憶と聞いた話しによります)。
何度も繰り返された改装が今の形に落ち着いたのが17年前。建築集団『光風林』による土壁と自然木によるすてきな店構えにリニューアルして、あひるスタッフも大満足、お客さんにも好評で「ここは何屋さん?」と通りすがりの人ものぞいてくれるようなお店になりました。
今(9月6日)そのあひるの家の家屋崩壊の危機にさらされている?
明日直撃予報は間違いなさそうなので、最低限今できることをやろう!と駆けこんだホームセンターでは養生テープはすでに売り切れ。「もうなんでもいいやっ!こっちの方が丈夫だろう」と買ってきた布テープで、1階2階階段部分のすべてのガラス窓を「米の字」で目張り。
一カ所でもガラスが割れたら強風が吹きこんできて、天井のない2階の屋根は吹き飛ばされて、旧『ジャックと豆の木』現事務所スペースは全滅だろうなあ…、漏電したらレジはおろか冷蔵庫冷凍庫の中身も全滅だなあ…、悪い方にしか考えられずにその日は午後1時に閉店して帰宅。テレビのニュースをつけっぱなしにして台風コロッケを作ったのでした。
翌朝、台風一過の旭通りを超え、恐る恐る店にたどり着くと……、前日と変わらぬあひるの家が!
奇跡としかいいようがないのですが、被害は赤テントの陽除けフック1個が店の前に転がっているだけでした。
年末のこの時期になると毎年思うのが、路面店で年中無休(あっ、お正月は休みますよ)で営業していると、ふとした時に訪ねてきてくれる遠くに引っ越したお客さんや昔働いていた八百屋スタッフ、隣には新しい家族がいたりして、そんな人たちが「ああ、あひるの家まだあったんだ~」なんて優しい笑顔で言ってくれることが何よりの幸せです。
あひるの家はまだまだ元気ですが、もうすぐ50才の家屋のことは少し考えてあげないとな~、来年はいつもお世話になっている建築屋さんに補修工事をやってもらおう。この前、ある人を前につい口をすべらせちゃった「ジャックと豆の木復活」も、やる場所がないとはじまらないもんね。
今年も1年ありがとうございました。来年も、再来年も、あひるの家はここ国立で元気にみなさんをお迎えします。「開いててよかった!あひるの家」ってね。

あかし

好評「やってます」シリーズ(あひる通信12.26号より)

あひるの家フェイスブックやってます

継続は力なり。サーバー不具合などにより「毎日更新」が目標のあひるブログも数日間途切れてしまったこともありますが、あひるFBは2019年も1日たりとも途切れませんでした。継続することで得たものは、、、あっ!iPhone7のストレージが圧迫されてる!(このネタ昨年の年末にもやりました……)  https://www.facebook.com/AhirunoieKunitachi/

あひるの家自家製ぬか漬け好評販売中

あひるのぬか床番長になって早2年半。自宅が店から徒歩1分のため、休みの日も店に来てぬか床をかき混ぜる毎日(2回!)でした。1年間通してあひるの野菜と真剣に向き合ってみると、いろんな発見がありました。八百屋として売っているだけでは気づかない野菜の表情。さあ、来年はどんな野菜を漬けようかな。 ※1/7(火)からの予定。

雨の日スタンプ2倍押しサービスやってます

さて、年末です。レジ待ちしているお客さんの中に、満タンになったあひるカードの束を片手に並んでいる方が何人もいらっしゃいます…。 通常1,000円お買い上げ毎に1個押印するあひるスタンプを、雨が降ったら2倍押印。なんと500円お買い上げで1個押印、1,000円で2個、1,500円で3個… 雨天時だけのお得なサービスは来年も継続!

年末恒例スタッフご挨拶Part4

2019年もあと少しで暮れようとしています。
年の瀬迫る12月。「ん?奥歯が痛い」
小さな頃から歯の丈夫な私は、虫歯になったことも数える程度。気のせい、気のせい、とやり過ごそうとするが、そうも行かなくなってくる。
朝に昼に夕に、痛いところにイムネオールを塗り込むも、やはり限界がある。慣れない歯医者へ、重い足取りで向かう。
「親知らずの横の歯が虫歯だねえ。親知らずをさっさと抜いちまおう」思い切りのいい歯医者さんに、ポカンと空いた口が塞がらなかった。「明後日、もう一度おいで」と言われ、歯医者を後にした。
うちへ帰ると興味津々の子ども達。内容を話すと「俺だったら絶対行かない!」と太郎(中2)、「俺もなんか奥にはいてきてるんだよなあ」と手鏡を持ち、あんぐりと口を開いて親知らずを探す蒼太(小6)の顔は、少し不安げ。
3日後、後戻りすることも出来ず、子ども達の声援を背に意を決して歯医者へ向かった。
想像をはるかに超えた治療は3時間にものぼり、終わった頃には目がチカチカ、顎はガクガク、手足はプルプル。早く家へ帰りたい。この一心で力を振り絞り、自転車をこいだ。
やつれ切った私を見て、大丈夫なのだろうか?と心配をする三兄弟。お風呂を沸かし始めたり、洗濯物を取り込んだり、ぐったりしている私の横で、何やらパタパタと動き始めている様子。こんな日も悪くはない。年末は消毒に毎日通う予定だ。
同じくして、夫はお尻に腫れ物が出来てしまった。毎日消毒に通っている。「夫婦揃って大変だねえ」クールに言い放つ玄太(小4)は、なんだか上から目線。夫婦揃って、年末の体の大掃除もスッキリと終え、来年は元気になってあひるのお仕事を頑張ってまいります。
今年も沢山のお客様が、あひるをご利用くださったこと、心よりお礼申し上げます。来年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

りか

地元国立・亀製麺所の【生そば】ご予約承り中

地元国立でふるくからおつき合いのある亀製麺所の【生そば(六割そば)】のご予約を承ります。
毎年あひるの家では、年越しそばにと買い求めるお客さんが一番多いおそばです(乾麺の【五割そば】【究極そば】も人気ですが)。
明日30日(月)は店頭にド~ンと並ぶ予定ですが、売り切れ御免のため早めのご来店か、お電話でのお取り置きが確実です。

【生そば(六割そば)】 260g 420円 亀製麺所

石臼挽きのそば粉を使用した、喉ごしのよい六割そば。生そばなので茹で上がりが早く、風味もとても豊かです。
年越しそばには「人生を細く長く達者に暮らせるように願って食べた」また、「そばは切れやすいので、一年間の苦労を切り捨て翌年に持ち越さないように願って食べた」など、様々な説があります。
原材料【小麦粉】【塩】:放射性物質[不検出]

年末恒例スタッフご挨拶Part3

2019年ももうすぐ暮れますね。
今年もあひるの家にお越しいただき本当に有難う御座いました。
数年前から料理、パン、豆腐、味噌作り教室や芋堀収穫祭などお客さんと一緒に楽しめるワークショップ【あひるの学校】が始まりました。今年は味噌作り、料理教室を開催し大勢の方がご参加してくださいました。
秋に予定していた収穫祭はここ数年、毎年のように起こる度重なる台風の影響により中止となってしまい残念でした。来年はGW前後にじゃがいも掘りにシフトしようかと生産者の北原さんと話しています。
生産者の方や販売店の方、お客さん、あひるスタッフが繋がれるワークショップを来年も開催していきたいと思います。こういうワークショップをやって欲しい!というご要望がありましたらぜひお聞かせ下さい。
まずは年明けの1月19日に玉ちゃんのキムチ作り教室開催します!参加者募集中〜お家で作れるマイキムチをマスターしましょう!
2020年も皆様にとって素敵な1年になります様に!来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

まどか

29日(日)30日(月)31日(火)の配達は

師走も押し迫ってきて、今年も残すところあと3日。
明日からの3日間、29日(日)30日(月)31日(火)の配達は、通常4時出発便のところ随時配達となります(明日は日曜日ですが特別配達あります)。
お昼過ぎから第1便が出発し、戻り次第第2便、第3便とピストン配達となります。
件数が多いのですぐにお届けとはいきませんが、なるべく遅からずお届けしますので、年末の重たい荷物はあひる便をご利用ください。
新年は5日間の正月休みをいただくあひるの家。みなさんお買い忘れのないように。

年末恒例スタッフご挨拶Part2

(あひるなのに)鳥が苦手。
羽が特にダメ。絵本や図鑑、写真であっても触ると指先からザヮーという感覚が走るのだから、実物を掌にのせるなどとんでもないことだった。
それなのにそれなのに、一昨年読んだ1冊の文庫本がきっかけで、気になる鳥が現れた。
カラスです。『カラスの教科書』のタイトルと表紙イラストに警戒心をとかれたのかもしれない。生々しいイラストは飛ばして読んだ。カラスの種類や習性、鳴き声の聞き分けなど面白く読んだ。
さらに5月には、瑞穂町の『かしこいカラスの本当のひみつ』という講座にまで行ってしまった。映像をみたり、参加者の体験談を聞くうちに、カラスに親しみを感じるほどになってしまった。
道端でカラスを見かけると「ん?ハシブト?ハシボソ?」と首を伸ばし、クァーと聞こえると「なあに?」と応えそうになってしまうほどに。
苦手だったもの(鳥)が1部(カラス)とはいえ苦手でなくなる(好きなわけじゃありません。まだまだ苦手に近い方ではあるのですが)なんてあるんだ?70才過ぎても?―と、愉快に思っています。
ちなみに、カラス度診断によると、カラス度50%と診断されました!
これもひとつの縁でしょうから、実物とは(羽があるから)お近づきになれないけど、遠目からの挨拶はしていこうと思う。

あひるではなくからすの家? くみ

【春の七草セット】年内ご予約承ります

【春の七草セット】 1PC 500円 奈良・王隠堂農園

一年の無病息災を願う七草粥。春の七草をセットにしました。毎年、奈良・五條市と西吉野の山の中を歩き回り採取しました。栽培されたものに比べ大きさにバラつきはありますが、自生ならではの風合いと力強さがあります。

毎年正月休み明け、発注したことをすっかり忘れて初荷を開くと、入っている【春の七草】。正月ボケの緩慢な動きで陳列していると、アッという間に売り切れてしまいます。毎年毎年、「あ~、もっと注文しておけばよかった~」と嘆く、幻の人気商品です。なので、年内にご予約ください。2020年1月6日(月)入荷します。

年末恒例スタッフご挨拶Part1

ぼくはとってもついていたんだと思う

年も暮れ新しい年が来ると72歳になります。この八百屋をはじめてから42年になります。
振り返ると、「ついていたなあ」とつくづく思ってしまいます。
ついていると言ったって「大金持ちになった」「名声を得た」「宝くじで大当たりがでた」という訳ではなく、この家族でこの仕事を今も続けられているといった程度のものです。
八百屋をはじめたきっかけのひとつが、TOKYOキッドブラザーズの『黄金バット』を観に行ったことでした。
フィナーレで「みんなもステージに上がってこいよ」みたいなアピールがあって、勇気を出してステージに駆けあがり、肩を組んで「街にとびだそう!」みたいな歌を歌い、「そうだ、オレも格好良く街にくりだそう」と思ったのです。
そして、勤めを辞め、リヤカー八百屋として街にくり出したのです。
そんなフィクションの感動がリアルワールドで続く訳がなかったのに、思いもしない仲間がふえ、グループもつくって「ポラン広場ネットワークを全国へ!」の旗印を掲げ、今に至ったのです。
その間何度も何度も「もうダメかな。アウトかな」の局面に遭遇したのですが、とりあえずのレール1本を継いできたのです。
なんだか、一途な真摯な気持ちだけみたいだけど、お金をチョロまかしたり、パワハラやセクハラまがいのこともやったなあと恥じいる気持ちいっぱいのこともありました。
ぼくには秀でたことは何もありませんでした。理想や信念や、人や物やお金に対するこだわりが、仲間たちに比べ強かったり優れていることはありませんでした。
それでも、こんな風にやってこれたのは、「ついていた」としか言いようがないのです。
「来年もこのまんまいけるといいなあ」とノーテンキな気持ちでいます。
1年間本当にありがとうございました。新年は「わたしたちついてるわネ」と笑い合える年にしたいと思います。

狩野

【笑月おせち2020】たくさんのご予約ありがとうございました

「10周年のおせち祭り!今年は三段重を四段重に、一段重も12品に甘味を3品プラス」と、企画段階から大いに盛り上がった【笑月おせち2020】にたくさんのご予約をいただきありがとうございました。
本日をもちまして【笑月おせち祭り御膳】【笑月おせち奉り御膳】のご予約を締め切らせていただきます。
おかげさまで両御膳とも限定数間近までのご予約をいただきました。
明日からは例年同様、作り手5人が主役となる5日間。
『きまぐれや』吉田友則、『久保田商店』佐藤和弘、『海野水産』海野和豊、『かねやま水産』伊藤隆太、『甘味ゆい』由井尚貴、作り手5人の一年の集大成【笑月おせち】。
【祭り御膳】全35品目、【奉り御膳】全15品目、一品一品に心と技を込めて。作り手5人の年の瀬がはじまります。
12月31日のお渡しまで期待をふくらませて、もうしばらくお待ちください。きっと期待以上の【笑月おせち2020】をお届けできることと思います。
【笑月おせち2020】のお渡しは12月31日(火)午後からとなります。
ご来店される予定の方はお昼過ぎから、配達希望の方は遅くとも夕方5時くらいまでにはお届けできると思います。