Monthly Archives: 9月 2016

フェイスブック「100いいね」ありがとうございます

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「ぜったいにやらない!」と公言していたあひるの家フェイスブックを初めて早や5ヶ月。
今やすっかりハマって「うるさすぎ!」とスタッフ間で好評のあかしを先頭に、りか&まどかもガンバッテ毎日更新。
その甲斐あって(?)本日あひるの家フェイスブックページ「いいね」数が100に達成しました。
これからもゆる~く、でもうるさく、毎日更新していきますので、ブログ共々引き続きよろしくお願いします。

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厳選した原材料で焼く【天然酵母のパン】 ザクセン

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ザクセンのパン

ザクセンは国産小麦粉とホシノ天然酵母を使用し、食パンやクロワッサン、菓子パン等を製造しています。特に食パンは子どもから大人まで大人気です。シンプルな材料で出来ていて、乳製品・卵も不使用なので、みんなで美味しく食べられます。ハム・チーズ・野菜から甘いジャム、ひじきの煮物などの和食まで何にでも合うこと、イーストのパンよりしっかりと食べ応えがあり、小麦の旨味が活きていることが特長です。
ザクセンでは群馬産小麦粉(農林61)と北海道産小麦粉(春よこい)をブレンドしてパンを作っています。農林61号の粉を使うと甘味があって味わい深いパンができます。しかし、グルテンが少ない品種です。グルテンは小麦のたんぱく質のことで、グルテンが少ないと生地を作る際に水の吸収が悪く、生地が作りにくいこと、さらにパンが膨らみにくいという問題点があります。
パンは、酵母がガスを発生させることでふっくらしたものに仕上がります。グルテンはこのガスを包み込む役割をしているのです。グルテンが少ないとガスが逃げてしまいます。
そこで、ザクセンではグルテンが豊富だけれども、少し味が淡白な春よこいと配合しているのです。ふっくらしたパンを焼きたいけど、小麦の風味も大切にしたい…そんな思いからたどり着いた配合です。

ザクセンのパン作り

ふくらみを助けるグルテンが多い外国産の小麦粉に比べ、国産小麦粉はパン作りが難しいといわれています。特に難しいのが生地作りの際の温度管理です。温度が高すぎても低すぎてもいけないので、時期によって温度を変えるなどの工夫しています。
ザクセンでは、食パンなど、主食となるパンにバターなどの油脂類は使用しません。パンもご飯のように、毎日食べても飽きのこないものが良いと考えたからです。毎日食べる食パンだからこそ、シンプルな原料で作りあげます。
元々、サラリーマンだった代表の中村さんがパンを作り始めたのは、ただ美味しいパンが食べたいという気持ちからでした。それが、生産者だけでなく一消費者としての、「大事な家族のために家庭の台所でパンを焼く」といった視点を中村さんに持たせたといいます。「何を加えるかではなく、何を加えずに作れるか」からスタートしたというザクセンのパン作り。余計なものは入れず、素材の良し悪しが素直に製品に反映され、ごまかしのきかないパンになりました。現在でも、ザクセンでは消費者の視点と、美味しいパンを焼くという生産者としての意識を持って日々パン製造に取り組んでいます

ザクセンがおすすめするおいしい食べ方

「トースト=食パン」と考えず、クロワッサンでも、シナモンロールでも、トースターで温めてみて下さい。国産小麦粉のふくよかな風味が味わえ、できたての美味しさがもどってきます。

高知・金野さんの【マロのマヨネーズ】

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【マロのマヨネーズ】 300g 476円 放射性物質[不検出]検出限界値1ベクレル/kg

高知・梶ヶ森マヨネーズ工房でマヨネーズを製造している金野和敏さん。金野さんはもともと平飼い養鶏をしていましたが、販売しているマヨネーズを食べて「自分ならもっとおいしく作れる!」と自分で作り始め、そのマヨネーズのおいしさが噂になり、専門に作るようになりました。
現在は息子の哲夫さんが後を継ぎ、親子2代で変わらぬ、こだわり原材料を使ったマヨネーズの製造を続けています。
マヨネーズの原料の基本は卵と油と酢。もちろん卵は自家製の平飼い卵で、黄身だけでなく白身も使用しています。平飼いしている鶏は、広い鶏舎でポストハーベストフリー(収穫後農薬不使用)のとうもろこしを中心とした自家配合飼料を与えて飼育。そこで育った鶏は健康で、おいしい卵を産みます。そして油は、非遺伝子組換え豪州産菜種の圧搾一番絞りを使用。また酢は、ポランの【りんご酢】を使用しています。
こうして厳選した素材を使い、家庭で作るマヨネーズとほとんど変らない製法で絶妙な割合で作ったマヨネーズは、クセがなくあっさりした味わいの中にも卵のコクがあり、飽きがきません。
特に根菜料理に良く合い、ポテトサラダや蓮根サラダ、里芋の和え物などがおすすめです。また、様々な料理の隠し味にもどうぞ。

ウィークエンドふくしまinくにたち ~2016秋の2DAYSスペシャル~

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9.24()  映画『飯館村の母ちゃんたち~土とともに』上映会

19時開演 場所:くにたち福祉会館大ホール 

参加費:前売1,000円 当日1,300

へこたれない母ちゃんたちの、愛しき友情ストーリー

「この山脈を仰いで一生終わりたいな、と思っていました」 あの日から5年、伊達市の仮設住宅で暮らす菅野榮子さん(79才)と菅野芳子さん(78才)は飯館村出身。「仕事してるときは放射能から離れられる」と畑を耕し、村の伝統的な食文化を絶やさないようにつくり続ける二人。「戦争にひっかかってきたんだから、死なねっ!」と笑いあう二人に「帰村」の決断が迫る。
パレスチナの人々に寄り添ってきた古居みずえ監督のカメラは圧倒的な肯定感と説得力で、包み込むように二人の姿を捉えていく。

9.25()「 ぷろばんす亭」の母ちゃんたち×Yoshi Veggie 食事&交流会

12時開演 場所:富士見小路JIKKA 参加費:2,000円 定員:25

ふくしまの母ちゃんたちがやってくる

いわき市三和町上三坂にある『ぷろばんす亭』は、県外からもお客さんが集まる農家レストラン。採れたての野菜をふんだんに使って母ちゃんたちが作る料理が人気です。
この春、上三坂を訪れたベジ料理研究家YOSHIさんの料理を食べながら語り合います。

※「ウィークエンドふくしまinくにたち2016秋の2DAYSスペシャル」の詳細は配布のチラシをご覧ください。

※映画前売券(1,000円)の購入、食事会の参加予約はあひるの家スタッフにお申し込みください。

株式会社ノヴァの【有機ドライフルーツ】【有機ナッツ】

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有機ドライフルーツ(現在【有機プルーン】は欠品中)や有機ナッツでおなじみ、株式会社ノヴァは、「Organic and Fair」という企業理念のもと、世界の国々から有機食品を輸入、販売しています。有機認証、フェアトレード認証を取得した品物の数々は、代表のブッシュ一木(かずき)さん自らが定期的産地に訪問してきた中で、しっかりとした信頼関係のもとで提供されています。

伝説のパン屋さんから始まった

有機栽培された小麦の粒を石臼で挽き、海から採れた塩と自然の水でこねた生地を、有機ドライフルーツから取った酵母でゆっくり発酵させ、石窯の中で焼き上げる……
ノヴァは1985年、天然酵母と国産小麦の全粒粉を使ったパンづくりを行うベーカリーとして創業。まだ天然酵母を使ったパンが珍しかった当時、自作する天然酵母の原料には無農薬のドライフルーツが欠かせませんでした。これを確保するため世界各国を訪ね歩き、信頼できる生産者と出会えたことが、現在の事業を展開するきっかけになりました。
1999年、ノヴァはベーカリーから有機ドライフルーツ&ナッツ、有機フェアトレード紅茶などの輸入製造販売を行うオーガニックカンパニーとして歴史の第2章をスタートしたということです。

オーガニック本来の“おいしさ”を

オーガニックについてのノヴァの取り組みは徹底しています。ナッツやドライフルーツなど、常温流通で賞味期間の比較的長い品物は、薬品に頼れないからと管理がずさんになりやすいカテゴリー。多少は目をつぶる、というような風潮もあるのです。
ところがノヴァでは、単にオーガニックの認証を受けるだけではなく、産地と築き上げた信頼関係を生かし、品質や出荷基準など生産者とじかに話し合い、輸送、加工、包装の各工程でも工夫を重ねていきます。オーガニックについて自ら設けた基準を内部でも監査し、その結果が製造管理や品質向上にもつなげています。
ドライレーズンは天日乾燥、見栄えを良くするためのオイルコーティングも行わない、カシューナッツでは渋皮を化学処理せずナイフで一つひとつ削ることで本来の甘みを活かします。
これらが可能なのは、上質な素材と、品質を落とさない管理ができているから。オーガニックが本来備えている“おいしさ”が発揮されるのです。

ホームページはレシピも充実!

ノヴァの自慢はなんといっても素材。オーガニックならではの持ち味が損なわれないのは、生産からお届けまで、厳しい選別と素材本位の適正な管理が両立されているから。ホームページでは、その持ち味を生かしたシンプルなレシピをたくさんご紹介。ドライフルーツ&ナッツの世界の奥深さが実感できます。

ノヴァのおすすめレシピはこちら
http://www.nova-organic.co.jp/recipe

今週の10%OFFSALE!

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素材の旨みを活かした便利だし

【ポラーノだしの素 かつお】ポラーノだしの素 昆布・椎茸】 各5g×12 475(税抜) → 427(税抜)

化学調味料に頼ることなく、風味のある出し汁を簡単にとることができます。
抽出エキスではなく、素材を微粉末加工してそのままブレンドし自然な風味を活かしました。使いやすいスティックタイプ。
【かつお】新丸正の鰹節をベースに南茅部産の真昆布とやさか共同農場の干し椎茸を加えてつくりました。
【昆布椎茸】南茅部産の真昆布をベースに静岡県伊豆中央椎茸会の天日干し椎茸を加えてつくりました。

放射性物質[不検出]検出限界値1ベクレル/kg

[SALE期間:9月12日(月)~ 9月18日(日)]

日曜日は魚の日

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9月11日(日)本日のお魚

初物! 【新さんま】 塩焼き・刺身・蒲焼き・つみれ汁に

秋です 【生さば】 塩焼き・味噌煮・竜田揚げに

大人気 【自家製〆サバ】 絶妙の〆加減で甘い!

脂のってます 【真あじ】 刺身・塩焼き・たたきに

初物! 【生すじこ】 自家製の塩いくら・醤油漬けに すじこのまま漬けてもうまい

特撰品 【まぐろ】 甘くてとろける中トロ 旨味抜群の赤身

この鰆はうまい 【さわら切身】 塩焼き・西京焼き・天ぷらに

やわらか~い 【白イカ】 刺身・煮物・焼き物・炒め物に

噛むほどにうまい 【蒸しタコ足】 刺身・サラダ・煮物・タコ飯に

定番人気 【さば文化干し】 脂がのってジューシー

函南東部農業協同組合【ポランの牛乳】

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あひるの家の人気商品、【ポランの牛乳】でおなじみの函南東部農業協同組合。緑の山に囲まれた静岡県伊豆半島の入り口に位置する丹那盆地に、丹那牛乳の工場はあります。工場の隣には、酪農王国オラッチェがあり、乳製品作りの体験や見学など、休日には様々なイベントが行われています。
【ポランの牛乳】をはじめとする、丹那牛乳の低温殺菌法を用いた乳製品は、丹那地区の酪農家13戸で組織された丹那低温殺菌部会の良質な生乳を使用しています。低温殺菌とは、生乳の有害な菌を殺せる最も低い温度で時間をかけて殺菌(65-30分間)する、牛乳本来の風味や乳酸菌をできるだけ損なわない方法です。
また、自然な味わいを大切にするため、脂肪球を均質化するホモジナイズ加工もしていません。静置すると脂肪分が上面に浮きクリームラインをつくります。軽く振ってからご利用ください。
低温殺菌牛乳は、細菌数の少ない良質な生乳からしか作ることができません。このため、牛の健康管理をしっかり行い、牛舎も大変清潔に保たれています。また、搾りたての新鮮な生乳を工場ですぐに処理できるよう、牧場と工場が近い距離にあることが丹那牛乳の強みです。なんと、工場から一番遠い牧場でも車で15分以内の距離なのです!
牛の飼料は非遺伝子組換の豆粕や麦などを配合したものを与えています。季節によって必要な栄養分が異なってくるので、配合は時期によって様々です。
搾乳は13回行います。時間は朝の5時、昼の12時、夜の18時です。乳房の中に乳をためると毛細血管が腫れ、牛に不快感を与えます。3回の搾乳は牛にストレスを与えないことにつながります。
牛は搾乳されることが好きなようで、搾乳時間になると、自然と搾乳施設に牛が集まり、順番待ちをします。
こうして牧場で集められた生乳は工場へ運ばれ、低温で殺菌処理が行われ、【ポランの牛乳】が出来あがります。その他に、低温殺菌牛乳を使用してチーズやヨーグルトなども製造しています。
大切に育てられた牛の生乳を使った牛乳です。生乳に近い、自然なおいしさをお楽しみください。

りかちゃんママのにこにこクッキング

9月に入りました。まだまだ暑い日々ですが、季節は廻り、秋の風も少し感じる様になりました。
先日、次男の蒼太(
小3)がお誕生日を迎えました。9月9日生まれなので、小さかった頃には「きゅうきゅうしゃの日みたいだねえ」と言って覚えさせたものでした。
『語呂合わせ』の好きな私は、数字を見ると、つい、よみたくなってしまいます。これは、母親譲りなのかもしれません。
私の母も語呂合わせが大好き。中でも電話番号の語呂合わせになると力が入ります。我が家の電話番号が変わるなり、「えへへへ、こんどはね~」と言って発表してくれます。
最初に住んでいた家の時には「118808」を「いいははおや」と、よみとき、それはそれは嬉しそうでした。
その頃、3兄弟がみんな、チビッコで怪獣みたいに大変な時だったから、良い母親目指してガンバロウ!と、電話番号に励まされていたものでした。
次に引っ越した家の番号は「786890」。そちらは、「なっぱろくはきゅうじゅうえん」と。
よみといた母の顔には、ニヤニヤとたくらんだ表情が。。。。。
おかあさ~~~ん、あひるさん八百屋さんだけど、菜っ葉6把90円では売れませんから~^^;

素麺で冷麺

この夏に使った素麺、お家に眠っていませんか~?簡単で美味しい冷麺を是非お家で作ってみてください!辛いの苦手な方はコチュジャンを加減してみてね。4649!

作り方:2人分

①水(260ml)を沸騰させたら、コチュジャン(小さじ2)、味噌(小さじ1)、おろしにんにく(小さじ1)、2倍濃縮めんつゆ(大さじ2)、ごま油(大さじ2)、中華だしの素(小さじ2)を加え、よく混ぜたら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。 

②素麺(2束)を茹でる。 

③きゅうり(適量)を千切りにし、茹で卵(2個)は食べやすい大きさに切っておく。 

④②に①をかけ、キムチ(適量)、③、茹でてある鶏のささみ(適量)、白ごま(適量)をトッピングして完成!!

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※ビールが写っているのはスタッフあかしの晩酌だからです…

畑だより ―台風に襲われた百姓たちは―

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台風被害の様子をお知らせする前に、嬉しい話しから。

新米穫れました!入荷始まりました。

○栃木鹿沼・鈴木章さんakirasan

関東での豪雨のニュースでは、最近頻繁に登場する「鹿沼」。その度に電話をすると、「降ってねえよ。雨不足だよ」とそっけない章さんの田んぼでは、45度目の稲刈りが始まりました。
高温が続いたせいで、「最良!」と、謙虚な章さんにしては珍しく誇らし気でした。
25℃以下で発生するイモチ病も出ないで、この後1ヶ月かけて収穫する間に台風がこなけれりゃ最高だよ」
ということで、始まります。祝!新米(コシヒカリ・農薬・化学肥料不使用)

○長野伊那・伊藤さん

【おむすび米】として大好評のお米。「大変順調に育ちました。食味も粒も良好です」とのこと。9月下旬入荷(コシヒカリ&ミルキークイーンのブレンド米・農薬・化学肥料不使用)
お米屋さん高ちゃんからは、「九州・北海道・東北太平洋沿いの米が、台風による倒伏被害がすごく、米の値段が高騰の見込み。それ以上に、国産豆の8割を占める北海道がやられて豆の色抜けも発生し、金時豆・小豆などの色がつかないし、品質も良くないようだ。今出ている豆をキープした方がいい」という話しもありました。

●北海道富良野麓郷・阪井永典さんsakaikun[1]

麓郷(ロクゴウ)はTVドラマ『北の国から』の吾郎さんの家があるところです。
9号直撃の後連絡したら、「300ミリの雨が降って、畑一面10センチメートル位の水たまりができ、ひかないんだよ」
「それよか、畑から水が噴き出してんだぜ。じゃが芋も玉ねぎもまだ土の中だから、どうなっちゃてるんだろうね」
「それよか、部落の共同水道が土砂崩れで壊れて断水して、市から給水車に来てもらってサ。その間部落総出で山に入り給水管を直したのサ。それでサ……」
2030分、合いの手を入れる間もなく話しつづけていました。
元々よく喋る奴だけど、切迫した状況なんだなということが伝わってきました。
北海道の農業は年1作なので、ここで穫れなければ収入がない、借金が残るということになってしまいます。
台風10号の後、南富良野・新得などの地域の壊滅的な状況がニュースで何度も流れました。
阪井君のところに電話をしました。女房のイッチャン(阪井君が35年前半年間あひるの家でリヤカー八百屋をやっていた時、よく遊びに来ていました。鹿児島出身)が出て、阪井君はヘッドライトを点け、まだ(夜8時)畑にいるということなので、様子をきいてみました。
「ここら辺は思ったよりも水引きがよくて、昨日今日とじゃが芋の掘り出しできたんだわ」
「ひどかったのは40キロ離れた南富良野や新得だよ。でも、山に近い、川が近い土手沿いとか、地形で被害があったみたいだよ」
「う~ん、元々春先に雨と曇りが多くて花が全然咲かなくて、今年は半作かなと思っていたので不作は覚悟していたけど、この台風で全滅かなと思ったんだ」
「だから、とれただけ良かったかなと思ってる。今年はそういう年だって」
……「出せる物があったら送って」と言って電話を終わりました。

○青森弘前・伊藤農園ito

10号が東北に上陸する前夜、連絡しました。
「防ぎようがないんですよ。りんごの実はみんななってるけど、早採りする訳にいかないし、祈るだけですね」
「今日やったのは枝と枝をはって、樹が倒れたり折れたりしないようにしました…。今年のりんごはあきらめるしかないですかね。祈るだけですよね」と、声がおもいきって沈んでいました。
10号が岩手・青森に甚大な被害をもたらし過ぎ去った頃、伊藤さんから電話がありました。
「大丈夫でしたよ。青森市内を直撃したのだけど、弘前はちょっと離れていたのでセーフでした」と、声を弾ませていました。
さっそく【さんさ】と【きおう】と【未希ライフ】のりんごを注文しました。

●神奈川愛川町・北原瞬さんkitahara

台風被害の最も大きかったのは北原君の畑でした。台風9号の雨と風は、畑の作物を全てダメにしてしまいました。
ここから北原君の話しです。

9月中旬~下旬まで出荷予定だった夏野菜(きゅうり・ピーマン・ミニトマト・オクラ・つるむらさき・白丸なす…)の全てが吹き飛ばされたり、ドロに埋まってしまいました。
まあ、これはあきらめるとして、10月~12月出芽を予定していた、芽を出し少し大きくなっていた白菜・大根・キャベツ・小松菜などが、被覆材ごと消え去っていました。「エーッ!年内収入ないじゃん」と畑で一人絶叫していました。
でもやることがたくさんあるので、気を取り直してやってます。ただ、資材に埋もれた野菜の片付け、畑の整地と気の重い作業です。
それと、土がグズグズでダメかもしれないけど、10月後半~年内、来年1月~3月の種を同時に播きはじめました。
あひるの家や40件の宅配も、しばらくお休みさせてください。野菜がないんです。
百姓5年目、毎年試練はあったけど、今年の試練はとても厳しく辛いです。
それでも種を播きます。土をつくります。あ~あ。

<その他の野菜情報>

始まりました:南瓜・冬瓜・里芋・さつま芋・れんこん・セロリ
果物は:りんご各種・ぶどう各種・梨(幸水・二十世紀・豊水)・バナナ・キウイフルーツ