Daily Archives: 2020年12月26日

【笑月おせち2021】たくさんのご予約ありがとうございました

「今年はおせちどうしよう?」からはじまった2020年8月のチーム笑月おせち。
はたして「おせち」という気分になるのだろうか?いつものようなお正月が過ごせるのだろうか?
作り手5人もたいへんだった今年、もしかしたらチーム笑月おせち解散?不安がよぎりました。
でも、『きまぐれや』吉田さんが言ったんですよね。
「おれらのおせちでお正月をお笑月にしようぜ!」
それからがすごかった。
昨年までの考えを払拭、取り分けいらずの一人前【笑月御膳】と甘味10品×2の【つながる甘味フルコース】が決まり、作り手には新たに『ちゃんちき堂』さんと『カフェ・コトゴト』さんが加わり、『日々器』さんに【めでたい笑月小皿】を焼いてもらい、料理だけでなく盛り付けにもこだわったおせちのリーフレットを作り、【笑月おせち】専用のお重を作ってもらい、酒蔵当主に会ったり、書道家に題字を書いてもらったり……
「やる!」と決めたらとことんやるチーム笑月おせちの面々。
その甲斐あって、今年は過去最高のご予約をいただくという結果になりました。
あらためて、【笑月おせち2021】たくさんのご予約ありがとうございました。
本日をもちまして【笑月三段重】【笑月御膳】【つながる甘味フルコース】のご予約を締め切らせていただきます。明日からは作り手7人が主役となる5日間。
『きまぐれや』吉田友則、『久保田商店』佐藤和弘、『海野水産』海野和豊、『かねやま水産』伊藤隆太、『甘味ゆい』由井尚貴、今年はそれに加えて『ちゃんちき』と『カフェ・コトゴト』作り手7人の一年の集大成【笑月おせち】。
【笑月三段重】27品目【笑月御膳】21品目【つながる甘味フルコース】10品目×2、一品一品に心と技を込めて、作り手7人の年の瀬がはじまります。
12月31日のお渡しまで期待をふくらませて、もうしばらくお待ちください。きっと期待以上の【笑月おせち2021】をお届けできることと思います。
【笑月おせち2021】のお渡しは12月31日(木)午後からとなります。ご来店される予定の方はお昼過ぎから、配達希望の方は夕方6時くらいまでにはお届けできると思います。

年末恒例スタッフご挨拶Part1

やっぱり“ひと”はおもしろい!

12月初旬、来春国立で開催する福島イベントの打ち合わせのため、福島に行ってきました。
伺ったのはいわき市三春町上三坂という標高500mの村です。車で1時間の二本松から、パネラーをお願いしている仲里君と関君に来ていただきました。2人とは3時間、その後地域の世話役の区長さんのお宅で4時間、喋って聞いて食べて飲んで、延々と時を過ごしました。
移住8年目の百姓と民宿をやっている仲里君が百姓になったきっかけが、「臭いと味が感じられなくなって……」という話しも、移住15年目の関君が“食”に感心を持ったのが、小学校の時にTVで観たアフリカの子供たちの映像だったこと、農水省キャリアとして“食”に関わってきたのだけど「社会を変えるより自分が変わろう」と百姓になった話しなど、「へえ~、そうなんだ。人生ってわかんないもんだねえ」と思ったものでした。
区長のお宅へ伺うと、庭にはバーベキューセットと自家製ピザ釜に火が入っていて宴会が始まりました。
自分の生まれ育った地域をいかに誇りに思い愛着を持っているのが伝わり、古里のない私にはうらやましい話しでした。
ちなみに、村おこしに日々奮闘している区長のお手当が月1万円だということと、「議員にはならなかったの?」と尋くと「ウ~ン、かついでくれる人はたくさんいたけど、決断できなかったなあ……。というより、勇気がなかったなあ」と真情を吐露してくれました。
8時散会、寒かった!
もしかしたら2020年一番楽しい時だったと思います。
「生まれながらにして人は他人という鏡を持って生まれる」という言葉がありますが、つくづくそう思いました。
2021年、たくさんの人と気兼ねなくお喋りできる日が来ることを願うばかりです。
今年も1年本当にありがとうございました。

狩野